ほかの誰も、何も、そこには
割り込んでくることはできな
い。
今日限り 今日限り
ふるえる覚悟はできている
雨音におどろかされ
とまどった砂の上
足跡もないくらい
波音がこだまして
ほほえんでうつむいた
後れ毛に目がくらむ
覚悟の恋
割り込んでくることはできな
い。
今日限り 今日限り
ふるえる覚悟はできている
雨音におどろかされ
とまどった砂の上
足跡もないくらい
波音がこだまして
ほほえんでうつむいた
後れ毛に目がくらむ
覚悟の恋
楽器にはそれぞれ、これを
奏でる道具がある。
ピアノは指で、バイオリンは
弓で、三味線はバチで、
管楽器は口で・・・・・。
人生の楽器は何で弾くのか?
”心”で、弾くにちがいない。
人生の曲は、心という無形の
もので奏でられるのである。
その心が明るければ、澄んで
いれば、美しいい調べが奏で
られる。
心が暗く、にごっていると、いい
音は出ない。仕事や対人関係
におけるハーモニーも、ひとえに
心によってつくりだされる。
タエなる調べか、ミョウな音か、
どちらを出すかは、心ひとつが
決めること。
”これから私は幸福を求めない”
私自身が幸福だ。
私はもはやくよくよしない、
ためらわない。
何ものも必要とせず、
剛健に満ち足りて、
大道を旅する。
奏でる道具がある。
ピアノは指で、バイオリンは
弓で、三味線はバチで、
管楽器は口で・・・・・。
人生の楽器は何で弾くのか?
”心”で、弾くにちがいない。
人生の曲は、心という無形の
もので奏でられるのである。
その心が明るければ、澄んで
いれば、美しいい調べが奏で
られる。
心が暗く、にごっていると、いい
音は出ない。仕事や対人関係
におけるハーモニーも、ひとえに
心によってつくりだされる。
タエなる調べか、ミョウな音か、
どちらを出すかは、心ひとつが
決めること。
”これから私は幸福を求めない”
私自身が幸福だ。
私はもはやくよくよしない、
ためらわない。
何ものも必要とせず、
剛健に満ち足りて、
大道を旅する。
あなたの笑顔の一瞬や
あなたの憂いの一瞬と
出会えた時
写真のようにこの感じを
忘れないように胸に刻む
思い出すために すこしでも強く
思い出すために すこしでも長く
悲しくもこの恋が純粋であるように
心をこめて
またあなたを思い出すために
あなたの憂いの一瞬と
出会えた時
写真のようにこの感じを
忘れないように胸に刻む
思い出すために すこしでも強く
思い出すために すこしでも長く
悲しくもこの恋が純粋であるように
心をこめて
またあなたを思い出すために
もしも、あなたが夜道を歩い
ている時、あるいは夜遅く、
家路を急いでいる時、
ふと見上げたアパート
メントのいくつかの部屋の
明かりのなかに、
たったひとつだけ、ほかと
は違った緑色の明かりが
灯っているのが見えたなら
―――
覚えておいて。
その部屋には、私と同じ
ような、ひとりぼっちの蛾が
暮らしているの。
孤独を抱えて。
幸福の一部である不幸を
抱いて。
ている時、あるいは夜遅く、
家路を急いでいる時、
ふと見上げたアパート
メントのいくつかの部屋の
明かりのなかに、
たったひとつだけ、ほかと
は違った緑色の明かりが
灯っているのが見えたなら
―――
覚えておいて。
その部屋には、私と同じ
ような、ひとりぼっちの蛾が
暮らしているの。
孤独を抱えて。
幸福の一部である不幸を
抱いて。
自由が恋しくて
窓から外を見ていた
自由が恋しくて
移動中も あたたかい部屋の
中でもずっと
にがい思いをのみこんでた
自由がなければダメだ
どんな幸福もありえない
愛情にとらえられても
自由が恋しくて
夜中にそっと外へ出た
窓から外を見ていた
自由が恋しくて
移動中も あたたかい部屋の
中でもずっと
にがい思いをのみこんでた
自由がなければダメだ
どんな幸福もありえない
愛情にとらえられても
自由が恋しくて
夜中にそっと外へ出た
携帯電話が発明されて
LINEが発明されて
人間たちは 携帯電話の鳴
らない LINEの着信しない
さみしさ を 発明してしま
ったんだね
すこしまえ 留守番電話が発
明されて 用件のない日の
さみしさ が発明されたよう
に 郵便さえ 手紙の届かな
い さみしさ の発明だった
かもしれない
だから むかしがよかった
というのではなく こうして
この駅で君と待ち合わせて
いることが ぼくは好きだ
それはきっと 変わらない
誰だって こうして 現れる
ひとを待つことは 現れる
ひとのいることは ただ
むかしなら 10分でも
20分でも へいきだった
いまは 携帯電話のつなが
らない 心配 も 発明され
てしまったから どうしたの
かな まだ電車のなか なのだ
ろう と思いつつ 待っている
変わらない たとえ何が発明さ
れたって もうすぐ 現れる君
を待っている この人ごみに
君を捜す リアルな時間が僕
は好きだ ちょっと遅れて
ちょっと心配して でも現れる
きっとすぐに駆けてくる その
確かさが 手をのばせば さわ
れる君の 手をとって あるき
だす
あれこれ迷う 君の買いもの
君の気にいる そのシャツの
そのてざわりや えりの
かたち そういうことの
ひとつひとつが かけがえの
ない 消去されない まいに
ちになる 目の前にある
てざわりのある 時間の ひと
こまひとこまが 誰だって 欲
しいんだ
ほんんとうは だから こうして
この駅で
(・・・それにしても 遅いな)
LINEが発明されて
人間たちは 携帯電話の鳴
らない LINEの着信しない
さみしさ を 発明してしま
ったんだね
すこしまえ 留守番電話が発
明されて 用件のない日の
さみしさ が発明されたよう
に 郵便さえ 手紙の届かな
い さみしさ の発明だった
かもしれない
だから むかしがよかった
というのではなく こうして
この駅で君と待ち合わせて
いることが ぼくは好きだ
それはきっと 変わらない
誰だって こうして 現れる
ひとを待つことは 現れる
ひとのいることは ただ
むかしなら 10分でも
20分でも へいきだった
いまは 携帯電話のつなが
らない 心配 も 発明され
てしまったから どうしたの
かな まだ電車のなか なのだ
ろう と思いつつ 待っている
変わらない たとえ何が発明さ
れたって もうすぐ 現れる君
を待っている この人ごみに
君を捜す リアルな時間が僕
は好きだ ちょっと遅れて
ちょっと心配して でも現れる
きっとすぐに駆けてくる その
確かさが 手をのばせば さわ
れる君の 手をとって あるき
だす
あれこれ迷う 君の買いもの
君の気にいる そのシャツの
そのてざわりや えりの
かたち そういうことの
ひとつひとつが かけがえの
ない 消去されない まいに
ちになる 目の前にある
てざわりのある 時間の ひと
こまひとこまが 誰だって 欲
しいんだ
ほんんとうは だから こうして
この駅で
(・・・それにしても 遅いな)