余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

恋なんて

2025-03-16 00:17:04 | トムトムキキル(短歌)
恋なんて
忘れて歩く
青空で
早鐘は打つ
三角耳で
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蝶々の纏足

2025-03-16 00:08:26 | マイブック(や~わ)
「蝶々の纏足・風葬の教室」
      山田詠美 著

纏足、中国にあった風習。
女性の小さい足が好まれる中で無理やりに足をきつく縛り、
成長を止めようとする行為。そのために歩くことすら困難となる。
このような残酷さは何も足だけとは限らない。
現代にも探せばこのような縛りはあるのだろう。
例えば心、たとえば精神、たとえば、と。
自我の芽生えから生まれる世界。
その世界は風によってまた自身の動きによって吹かれていく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いっせいに

2025-03-11 23:12:50 | トムトムキキル(短歌)
いっせいに
目覚め始める
春よ ねえ
肌に触れてて
風の謳歌
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歌う声

2025-03-11 23:11:10 | トムトムキキル(短歌)
歌う声
心もとない
短歌の時間
美しきさがは
取り零さずに
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニッポンの小説

2025-03-11 23:09:36 | マイブック(た)
「ニッポンの小説」
      高橋源一郎 著

小説とは何なのだろうか。
様々な芸術があるなかで小説とはなんなのだろうか。
詩があり、俳句があり短歌があり、エッセイがあり等々。
なにを表現しているのだろうか。なにが表現されているのだろうか。
死と恋愛が多数を占める小説。
それなら恋愛とはなんだろう。そして死とはなんであろうか。
絡み合うことの政治や世界。
文学とは、そして言葉とは。
考えること、そこから見える対話の遍歴。
詩や小説からみた日本というもの。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする