余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

またひとつ

2023-02-25 02:03:18 | レターの膜(短歌)
またひとつ
私になった
膝組んで
向きあう瞳
背もたれて秋
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本日は、お日柄もよく

2023-02-25 02:00:17 | マイブック(は)
「本日は、お日柄もよく」
      原田マハ 著

この小説にでてくる人たちの個性がいい。
主人公のこと葉はOL。
ある日幼なじみの厚志の結婚式に出席する。
そこで眠いスピーチのあとの、ある女性のスピーチに目が覚める。
あの女性は誰?
その後、結婚式のスピーチを頼まれてしまうことに。
人前で話すことの苦手なこと葉はあの女性を探して・・・。
スピーチライターという職業があることを知る。
今日はおもに政治家が使う原稿としてしられるであろう、
言葉をつかう職業のひとつ。
言葉の持つちから、言葉のゆらぎ、心を使って言葉にしていく。
言葉を使い心を表し、渡し、伝え、広がり、満ちる。
その時の場所の必要性。
巡る思いに言葉は追随する。
”困難に向かい合ったとき、もうだめだと、思ったとき、想像してみるといい。”からつづく言葉がとてもいい。
そしてタイトルにもなっている本日は、お日柄もよくという言葉。
この小説を読んだ後では、この言葉の印象はがらりと変わる。
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やきもちの

2023-02-24 02:02:08 | レターの膜(短歌)
やきもちの
イタチごっこを
しているよ
星空のように
見目麗しく
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見え隠れ

2023-02-23 02:00:49 | レターの膜(短歌)
見え隠れ
しているものを
恋という
口は言葉に
慣れるだろうか
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愛がいない部屋

2023-02-17 23:35:50 | マイブック(あ)
「愛がいない部屋」
      石田衣良 著

タワーマンションの住人、
またそこに入る、入ろうとする人たち。
その人達のゆくえ。
その階に、その部屋に、しつらえていく私の空間。
生活をして、生活があり、そこにある愛のある、
または愛のさ迷うくるまれた空間。
窓の一つ。
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