「本で床は抜けるのか」
西牟田靖 著
何といってもタイトルに惹かれた。
本は重い。
ダンボールに詰めに詰めた時の重さといったらとんでもない。
腰に気をつけなければギクッといってしまうだろう。
そんな本にどれだけ床は耐えられるのか。
興味は尽きない、というか心配だ。
年間に読む量はそれほどではないにしても、
積もり積もれば増えていくばかり。
減らすということをしなければ本の山となる。
取って置きたくなる葛藤。
ここに出てくる人たち、この著者は取材を通して解決策を模索する。
井上ひさし、草森紳一、立花隆、などなど。
とにかく蔵書の数がすごい。
そして本という形でおさまる言葉の風景。
箱におさまる言葉たち。言葉になった物語。
そして生活と本。
デジタルにすることもまた悩むこと。