同質の
空間として
ありながら
きのうとは違う
ぼくやきみや
「サキの忘れ物」
津村記久子 著
津村記久子の作品は身近に、とても身近に感じる。
どこか、経験したことはないであろうことも、
経験したかのように寄り添う、そういう短編集。
この本にはゲームブックがのっている。
すごくなつかしい。
中学生の頃?いや高校?か、
記憶がよみがえり振り向いていた。
「アルマジロの手」
宇能鴻一郎 著
会いたさ、そして抱きたさ。
ふたつの思いが交差する短編集。
アイロニーの色濃く、月はカタチを変えていく。
そよぐ
ひとつの花に
恋をして
石のうしろに
書いた名前また夢
ひと粒の
種を落として
わすれてて
大地を鳴らす
恋したものは