国内の新たな感染者は5653人、感染者の累計は35万2689人
国内では21日、新たに5653人の感染が確認されました。
これで国内の感染者は35万1977人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は35万2689人になりました。
大分県の33人は、1日の感染者としては過去最多を更新しました。
また、新たに確認された死亡者は94人で、死亡者の累計は4886人になりました。
重傷患者は前日と同じ1014人で過去最多でした。
1か月前の先月21日と比較すると、入院治療等を要する感染者は2.47倍に、重症患者は1.68倍に増加し、死亡者数を勘案すると感染急増都府県の医療提供体制はすでに崩壊しています。
専門病床の使用率が高い東京都などでは、入院先を調整中に容態が急変して死亡するケースが増えていますので、感染したら命の保証がなくなってきています。
都内の新たな感染者は1471人、感染者の累計は9万659人
東京都では21日、新たに1471人の感染が確認されました。
これで都内の感染者の累計は9万659人となりました。
このうち、10歳未満から30代が667人で全体のおよそ45%、重症化しやすい60代以上の感染者はおよそ26%の386人です。
また、経路不明の感染者は815人でおよそ55%です。
なお、新たに確認された死亡者は7人で、死亡者の累計は761人になりました。
新規感染者数の動向
患者と死亡者の動向
国内事例・空港検疫の合計
患者と死亡者の動向
国内事例・空港検疫の合計
「緊急事態宣言」11都府県に拡大
政府は13日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて対策本部の会合を開き、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」の発令を、栃木県、大阪府、兵庫県、京都府、愛知県、岐阜県、福岡県の11都府県に拡大することを決定しました。
追加指定の府県の期間は13日から2月7日までの約1カ月間。経済活動を大幅に制限した前回の宣言とは異なり、感染リスクが高いとされる飲食店を中心に午後8時までの営業時間短縮の要請、午後8時以降不要不急の外出の自粛など対象を限定しました。
1都3県の実効再生産数は1.22、大阪府・兵庫県・京都府は1.12となっており、感染拡大は依然としてハイペースで進んでいます。
新型コロナウイルス感染症の病床はひっ迫し、感染しても入院治療を受けることができず、自宅待機中に重篤化するケースが増え続けています。
政府の限定した不十分な対応では、1ヶ月でステージ3に引き下げることは不可能です。
「年末になぜ出さなかったか!爆発中に出しても手遅れだ」「午後8時までに限定することなく不要不急の外出は全面自粛すべきだ!」「やるなら実効ある強い要請に、休業要請には十分な補償を!」
実効性のある対策を打ち出さないと感染爆発は全国に拡大します。
私は11月中に「Go Toトラベル」「Go Toイート」を停止し、12月初旬に「緊急事態宣言」を再発令していれば、今日のような感染爆発や医療崩壊には至らなかったと思います。
菅首相はじめ政治家は責任を重く受け止め、報酬の半分を返上して、これ以上感染を拡大させない決意で全力で取り組んで欲しいと思いますが、それだけの覚悟はないんでしょうね。
医療は崩壊から壊滅へ-日本医師会中川会長
日本医師会が13日会見を開き、中川会長が冒頭、全国の医療提供体制の現状について言及しました。
「全国的に医療崩壊は既に進行している」としたうえで「このままでは医療崩壊から医療壊滅へ」とするフリップを掲げ、新型コロナウイルスの感染者数増加に歯止めがかからない中で、医療提供体制に対して強い危機感を示し、警鐘を鳴らしました。
感染爆発が全国に波及すれば、国民の命だけでなく終息後の経済を立て直すことすら不可能になります。
ワクチン接種が一般的なものとなり、感染拡大を抑え込むまでは、人と人の接触を8割減らすより強い対策を講じ、抑え込んでから経済再生に総力で取り組むことが、経済の再生に有効なことが多数の経済の専門家により分析されています。
最前線で新型コロナと戦う医療関係者支援で、私たちにできることは、「感染しないこと」「感染させないこと」です。
「私たちはもう感染している」と認識して、「不要不急の外出はしないこと」「人と接触しないこと」で、これ以上の感染拡大に歯止めをかけましょう。
最前線で戦っている医療従事者に感謝して、不要不急の外出を自粛しおうちで過ごしましょう。
国内の感染状況
緊急事態宣言発令中の1都2府8県の実効再生産数
1人の感染者から何人に感染が広がるかを示す「実効再生産数」を専門家に監修を受けた簡易な方法でNHKが計算した数値から、11都府県すべてで感染が拡大に向かうことを示す「1」を上回っていて、拡大のペースが上がっている地域も見られます。
11都府県の実効再生産数
世界の感染者9711万人超え、死亡者は208万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間22日午前3時の時点で9711万6661人となりました。
また、死亡者は208万1489人となりました。
国別の感染者は、アメリカが2447万5210人と最も多く、インドが1061万883人、ブラジルが863万8249人、ロシアが361万6680人、イギリスが355万3727人などとなっています。
また、死亡者も、アメリカが40万7111人と最も多く、ブラジルが21万2831人、インドが15万2869人、メキシコが14万4371人、イギリスが9万4759人どとなっています。
主な国・地域の感染状況