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三国連太郎が熱い日中映画「未完の対局」wowow

2022-12-06 00:46:00 | 日記
やっぱりすごい熱量!
1982年公開、佐藤純彌監督が撮った。もう20歳前だけど、全然知らなかった。

日中戦争に巻き込まれて、日本で棋士(囲碁)としての将来を嘱望されていた中国の青年棋士が、憲兵に殺されてしまう。
日本の棋士の師匠を三国連太郎が、中国青年棋士の父親役(父も棋士で三国と対戦してる)を中国の三国連太郎(俳優の名前が分からない)が、熱演!
モントリオール世界映画祭で最優秀作品賞を受賞している。

と偉そうにかいたが、途中から観た。が、この映画の世界観は、人間の激情の凄まじさを戦争と囲碁を通してこれでもか!と描きだしていて、画面に釘付けになる。

しかも三国連太郎の濃すぎる存在感。師匠としてのピシッとした佇まい、一方弟子の死後、バラックで酒浸りとなりダメ男に落ちぶれた姿。戦時中、中国で一兵卒として働き、上官にドヤされ脅されてビビりながらも冷静を保つ表情。ラストシーンの老いた棋士なりの優しげなやりとりにジーンと胸熱。どこをとっても上手いっていうだけでなくセクシーさ(野生的な?)が漂う三国連太郎という稀な役者。強烈な個性にひきこまれる。

また、彼らを取り巻く役者陣のちょい役(私が見た後半では)がレジェンド揃い。青年を励ますお婆さん役に音羽信子!青年棋士の恋人、紺野美沙子を励ますしっかり者のおばさんに小川真由美!(京マチコじゃなかった。)刀が趣味で三国の相談役が大滝秀治。三国の孫役に伊藤つかさ。石田純一も出てるらしい。いや、素晴らしかったです。
でも、タイトル「未完の対局」の意味が分からない。最初から観てないから。トホ。


まったく関係ないけど、
熱いといえば、日曜日の朝の地下鉄御堂筋線が、M-1のポスターで全車両真っ赤に染まってた。壁も吊り広告も全部M-1。





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