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『おいしいごはんが食べられますように』再読して

2022-08-25 17:49:00 | 日記
文藝春秋9月号読んで、1週間後に図書館から順番が回ってきたので、もう一度読んでみた。もう1週間我慢したら良かったか?






でも写真もとれたし、選評も作者インタビューも読めたしよし。

支店長がお昼にそばを食べたいといいだし、「みんなで食いに行くぞ」と言う場面からはじまる。冒頭から引き込まれました。と受賞者インタビューで記者が言っている。たしかに、昭和の会社あるあるだわ。絶対上司なんかとランチまで一緒にいたくないもんね。それにしても令和になってもそんな話通じるのかね。と、陳腐な感じもした。
残業したくない、は許される世の中になってきたけど、上司に、ランチはご一緒したくない!とは、今も言いにくいらしい。

また、初読の時は押尾を中心に感想をかいたけど、今回二谷についていうと、本当に男(二谷は特に)って、女性を選ぶ基準は顔なんだな、とあきれる。彼はモテるのか、転勤してすぐに社内のアイドル的存在の芦川さんと付き合い始める。(ところで芦川さんが出てくると、どうしても渋谷凪咲ちゃんの顔が浮かんで仕方ない、凪咲ちゃんは、お笑いがしっかりデキルアイドルだけど、声とかはりついたような笑顔の表情がどうしても凪咲ちゃんででてくるのだ。)
で、凪咲じゃなく、芦川さんと食事の回を重ねるごとに、どんどん気持ちが重くなっていく二谷なのに、最後の最後まで芦川さんとの結婚を考え、家族にも多分結婚すると思う。と答えてる。しかし、本当に彼女を選べるのかどうか…

あと、押尾はとてもフェアな人なのだと改めて感心した。たしかにおかしないじわるというか、度を越した仕返しを始めるけど、それも教育的であるとも考えられる。

とにかく、このストーリーについては、いくつも語りたくなってくる。そこが面白いところだと思う。


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