今日のお楽しみ。

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

「私の履歴書」6月17日 感想

2022-06-17 17:22:00 | 日記
日経新聞朝刊の「私の履歴書」を毎朝読むのが楽しみ。
きっかけになったのは、数年前のファンケル社長の記事だ。ファンケル社長は、一カ月間、取引先それも大企業のグチを書きまくっていた。まあ、あの会社、この会社、実名で悪口がポンポン出てきて、ほんと面白かった。普通は、こういう記事って、もう引退した会長とかが、経営の指南、苦労話、自慢話などを書いてるのかと思ってた。けど、人の悪口を嫌味なくほんとに、困らされたんです!という低姿勢で書いておられるのが面白かった。
その後も戦争の描写が鮮烈だったしっかり者の岸恵子さん、脚本家(世の中に物申すため)になるためならどんな苦労もおしまぬ意志の強い橋田寿賀子さん、そしてさまざまな大企業の会長さんたち。先月は、漫画家の里中満知子さん。子供時代から本好き歴史好きでそこから想像を広げて順風満帆なお仕事ぶり。とても優等生で漫画界の学級委員長というイメージだった。

そして、今月からは住友林業最高顧問、矢野龍(りょう)氏だ。日本を代表する大企業
の最高顧問!どんな企業人生なのかしら?

矢野氏は、一昨日までの記事では、(読んでない日もまたにあるが)生まれてから、住友林業入社後も順風満帆でやってこられた。いい調子だなあ、文章も読みやすいし。でもまだ若いからかもしれないが重みに欠けるかななんて思っていたら、昨日から、赴任先シアトルで「ちっぽけな木こりvs日本の大会社の戦い」が勃発した。
そして今日の見出しが「心労で毛髪抜け腹据わる」である。
そう、赴任していたシアトルで訴訟を起こされたのだ。しかも会社は全く支援する姿勢を見せない。で、矢野氏がとった行動が凄い。
親戚中から1億円かき集めて、自分で裁判で争うことにしたのだ。それにしても、お母様に相談したら、「ふうん、それぐらいならなんとかなるんじゃないの」と動じない母の肝っ玉たら。
やっぱり庶民とは、ちがうね。しかし、お金だけの問題ではない。矢野氏は、弁護士だけに頼っておられないと、毎日、自ら図書館で判例集を片っ端から読み込み、夜遅く家に帰ってシャワーを浴びたら、ごっそり髪の毛が抜けた。矢野氏が40代早くから禿げてしまったのは、これが原因だそうです。
このことがあって、人間味のない住友林業、ことなかれ主義の住友林業、こんな冷たい会社にはいたくない。シアトルでの任期が終われば、辞めるつもりで日本に戻った。
と、今日のあらすじはここまで。明日はどうなるのかな?




最新の画像もっと見る

コメントを投稿