何十年ぶりかの野田秀樹の芝居を観た。
大阪でもコロナ感染者数がうなぎのぼりの7月15日、夜。新歌舞伎座に急いだ。
50代の重症者が増えてる、と言われてるその50代の私(ワクチン未接種)。80代でワクチン接種が一回しか打ててない母にやや白い目でみられながら、家を出た。
だいたい、朝からイライラしてた。というのも、世の中の都合で初めて電子チケットなるものを体験させられた。これが、ホントややこしい。携帯の画面にチケットを表示するとこが全くできない。
NODA・MAP やら、e+やらに電話してわからず、チケプラは電話対応なし。また、NODA・MAPに電話して。すると自分が勘違いしてたことをやんわり指摘され、やっとチケット表示に成功するという手間。あー、疲れた。だいたい、チケプラから来た桁数の多い確認番号も一番必要な番号なんだから、もっと大きく表示してよ!初老にはまったくつらい。
というわけで、何でこんな第5波の入り口に来て呑気な芝居観劇してんねやろ?しかも、けったいな電子チケットに手間取らされて。ほんま面白いんか?訳わかんのやろか?なんで観る気になったんや?などなど、疑問に苛まれながら、新歌舞伎座に突入。
すると、今度はすし詰め状態の客席に嫌気がさした。この時期に満杯いれてるんや…。
さらにショックなのが、奮発してS席とったのに、二階席。しかも4列目。中央ではあるが…。思わず、隣の人に、あなたもS席ですか?って聞きたくなった。電子チケット、もっと早く開いてたら、いい席だったんやろか?電話の対応でイライラしてたから、悪い席まわされたか?もう、妄想が悪い方へ悪い方へ。
そんなこんなで、やがて、幕は上がった。
結果的に
何もかも予想以上に良かった。橋爪功と高橋一生のシェークスピアが観られるなんて。そして、あんなに励まされるなんて!
もしコロナにかかっても、この芝居は観たんだから、観ることができたんだから、悔いなし。いやいや、感染してないことを祈る。
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