くっしーの徒然日記

今日はバランスが悪いか?(M109)

1月末の週末の金曜日、31日の夜はパソコンを忘れたので、目標天体は北斗七星周りの対象を選んで撮影した。

M108の撮影を終えると、鏡筒を少しずらせて、ひしゃくの頭から3番目の星、おおぐま座のγ星フェクダの近くのM109を撮影して見た。


【↑M109 おおぐま座の棒渦巻き銀河】
Vixen SuperMirror R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍 GPE赤道儀+AL90
SkySencer2 PowerShot S90+CHDK F:2.0 f=6mm コリメート法
35mm版換算2240mm相当 合成F3.7 ISO:3200 S:128秒x9枚
撮影日:2014/2/1 00:52-02:12 撮影場所:山梨県北杜市
Registaxでコンポジット→FlatAideで補正→Gimpで44%トリミング
トーンカーブ/サイズ調整→NeatImageでノイズフィルタリング

前回の撮影は、昨年の5月の富士山五合目からの撮影であるが、光学系、露出条件はほぼ同じで、違いは、撮影場所とスタック枚数の違い、後は画像処理の違いとなる。

バーティノフマスクの効果が出ている様で前回よりピントはシャープになっているが、残念ながら、左半分の周辺収差が少し大きくなっている。この辺りは、光軸の微妙なずれと、対象の中心からのずれが効いているかもしれない。

全体としては、前回の画像処理がかなり背景を明るくなるまで強調しているのに対して、今回は、少し背景を暗めに仕上げたので、銀河の腕の淡い所が少し見えずらいかもしれない。また前回は16枚のスタック枚数に対して、今回はどうも極軸がずれているのか、バランスが悪かったのか、いつもより失敗が多く、枚数が少し少なかった事も影響しているようだ。

ここの所、追尾の成功率は7~8割程度で良かったのだが、この日は少しバランスが悪かったのか、極軸がずれていたのか、成功率が5割程度に落ちている。パソコンを忘れたせいで、極軸を初めの一回しか合わせてない事も影響したのだろう。

なかなかノータッチガイドだと安定した結果を残すのが大変である。

2014.2.1(3/5)

コメント一覧

くっしー
kameさん、こんばんわ。

コリメートは比較的手軽に撮れますが、なるべく綺麗な画像にしようと思うと色々と細かい所が影響してきて、毎度安定した絵を撮るのが難しいかなって気がしています。Nikon8cmさんや、ひらいさんの様な、光軸のずれないアダプタを使えば一つは問題が解決するんでしょうけど、、、、
kame
スカイコンディションや画像処理の影響もあるかと思いますが、やはり枚数を重ねるって大事ですね。
細部を映し出すには一枚の露光時間が大切なんだろうと思ってましたが、今回の9コマと前回の16コマの細部の写り込みを見ると、たしかに前回のほうがよく写ってますね。

それからコリメートでバーティノフマスクを使っておられるんですね!?
コンデジの感度だけでなく、光軸やアイピース収差の問題で、コリメートでは使いこなしが難しいと思われ、私は撃沈しました。。。OTZ
さすがですね。(^^

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「天体観望・撮影(遠征地)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事