M108の撮影を終えると、鏡筒を少しずらせて、ひしゃくの頭から3番目の星、おおぐま座のγ星フェクダの近くのM109を撮影して見た。
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【↑M109 おおぐま座の棒渦巻き銀河】
Vixen SuperMirror R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍 GPE赤道儀+AL90
SkySencer2 PowerShot S90+CHDK F:2.0 f=6mm コリメート法
35mm版換算2240mm相当 合成F3.7 ISO:3200 S:128秒x9枚
撮影日:2014/2/1 00:52-02:12 撮影場所:山梨県北杜市
Registaxでコンポジット→FlatAideで補正→Gimpで44%トリミング
トーンカーブ/サイズ調整→NeatImageでノイズフィルタリング
前回の撮影は、昨年の5月の富士山五合目からの撮影であるが、光学系、露出条件はほぼ同じで、違いは、撮影場所とスタック枚数の違い、後は画像処理の違いとなる。
バーティノフマスクの効果が出ている様で前回よりピントはシャープになっているが、残念ながら、左半分の周辺収差が少し大きくなっている。この辺りは、光軸の微妙なずれと、対象の中心からのずれが効いているかもしれない。
全体としては、前回の画像処理がかなり背景を明るくなるまで強調しているのに対して、今回は、少し背景を暗めに仕上げたので、銀河の腕の淡い所が少し見えずらいかもしれない。また前回は16枚のスタック枚数に対して、今回はどうも極軸がずれているのか、バランスが悪かったのか、いつもより失敗が多く、枚数が少し少なかった事も影響しているようだ。
ここの所、追尾の成功率は7~8割程度で良かったのだが、この日は少しバランスが悪かったのか、極軸がずれていたのか、成功率が5割程度に落ちている。パソコンを忘れたせいで、極軸を初めの一回しか合わせてない事も影響したのだろう。
なかなかノータッチガイドだと安定した結果を残すのが大変である。
2014.2.1(3/5)