くっしーの徒然日記

薄明までにもう一つ(M104)

さて、1月の新月期、1月12日夜の撮影もそろそろ薄明が近づいてきた。NGC3521を撮影し終わった時には、時計の針は4時を回っていた。あと一天体撮れるかどうかと言った微妙な時間だ。

あまり、鏡筒をあちこち振り回している余裕はないのと、未撮影天体を探して撮るのも難しそうだったので、しし座に続いて登ってきたからす座のM104に鏡筒を向けてみた。


【↑M104 ソンブレロ銀河 からす座のエッジオン銀河】
Vixen SM-R125S D:130 f:720 UW9mm 80倍 35mm版換算2240mm相当
LPS-P2使用 SP赤道儀+AL90+SkySenser2 コリメート法 合成F=3.7
PowerShotS90+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=6mm S:101秒x8 Noise減算:ON
撮影場所:山梨県鳴沢村 撮影日:2013/1/13 04:35-05:34
Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーンカーブ
・5040mm相当にトリミング(44%)・サイズ調整

明るくなるまで全部で22枚撮影したが、18枚目以降は薄明の影響で使えなかった。
長秒での撮影をするようになってM104を遠征先で撮影するのは、昨年の1月の撮影に続き2度目になる。

前回の撮影画像は、64秒の露出画像で出来るだけ銀河の淡い部分を出そうとちょっと強調処理が強過ぎた感じで、M104ソンブレロ銀河のその名前の由来のソンブレロハットと言うよりは、中央部分が丸く膨らんでしまい、まるでUFOの様になってしまっていた。

今回は、できるだけソンブレロハットに見える様に、あまり強調処理を強くしなかった。そんな訳で、中央を横切る暗黒帯の下側の銀河の明るい部分はそれほど大きく写っていないが、上側の部分は余り丸くならず、横長のソンブレロハットの雰囲気を少し残すことが出来たのではないかと思うがいかがだろうか?それでもやっぱり、ソンブレロハットよりはUFOの方が似ている気がするが、、、、

2013.1.13(2/15)

コメント一覧

くっしー
kameさん、ありがとうございます。

確かに、小さい対象は、合成焦点距離を稼いでも短時間露光で済むコリメートには結構向いているかもしれませんね。ガイドしながらのコリメートならかなりの焦点距離でも行けるかも!
ソンブレロハット、まあ見えるような見えないようなですね。この手のものはちょっとでも似ていると強引に名前を付けている様な気がしないでもないですが、、、、
kame
やっぱりくっしー様のソンブレロ銀河もよく写ってますね。。。

ネットで他の写真も見てみると、赤道儀不調による星像の流れはあるものの、私の直焦点よりは明らかに綺麗に写ってますね。(^^;
てかネットで他のデジ一直焦点の画像と比べても、それほど遜色なく写っているように見えます。

M104のような小さめの対象は、合成焦点距離が稼ぎやすいコリメートの格好の対象かもしれませんね。


・・・しかし私にも、コレがソンブレロハットには見えて来ません。。。(^^;

星座を見て「昔の人は想像力が豊かだな~」と感心する声を時々耳にしますが、今の人も結構想像力豊かな気がしてきますね。(^^
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「天体観望・撮影(遠征地)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事