ので、次は球状星団に続くのだが、前回の富士山で薄明に紛れてもう
一つの出来だったM80に再挑戦することとした。
前回、薄明にも拘わらず中心部が明るすぎて飛び気味だったので、
露出をISO3200～1600 シャッタースピードも40秒～16秒で各10枚づつ
撮影したのだが、赤道儀の調子が今一つなのか、途中でM80の位置が
大幅にずれて、コンポジットすると、レンズの歪曲で星の位置が合わない
物が出てきて、結局使えたのは、ISO3200の32秒と40秒のコマのみと
成ってしまった。
【↑M80 さそり座の球状星団】
Vixen SuperMirror-R125S/D:130 f:720 EP:UW9mm 80倍 GPE/SkySensor2
コリメート法 Canon IXY 30S F:2.0 f=4.9mm ISO3200
S:40秒x5、32秒x6コマ ダーク減算無し 撮影場所：新潟県笹ヶ峰
撮影日：2012/4/21 03:11～03:20
jpegからRegistacsでコンポジット→FlatAideでかぶり補正
→YIMGで回転、トリミング、ガンマ補正、リサイズ
前回のM80に比べて、空が暗い分、周辺の星々まで写って、球状星団が
一回り大きく写っているし、色味も自然な感じの黄金色となり
全体としては、まずまずの写りに成った。
ただ、M80は中心部が非常に明るく、32秒だと多少中心部が飽和して
しまっている。今回、判っていたので、意識して多段階露光をした
つもりだったが、露出の少ないコマが位置ズレによるレンズ収差で
使えなかったのが悔しい。
それにこんな事になるなら、各コマ10枚でなくて、20枚づつ位
撮っておけば良かった。多少コンポジットのコマ数も少ないので、
全体的に少し荒い画像になった様な気もする。
また次回に、もう一度挑戦する必要が有りそうだ、、、、
ちなみにこの日の気温は、-2℃ほど。写真は3:30頃の物だが、
明け方までほぼ温度は変わらなかった。
新潟とはいえさすがにもう4月も終わりに近づいているので
だいぶ暖かいようだ。
2012.4.21(5/9)
