到着した時は、晴れていたので、やった！ラッキーと思いつつ機材を展開した物の、次第に曇り始めて、やがてかなりの範囲が雲に覆われる形になった。
機材設置の途中で、SUV？らしき四駆車？が、スポーツマフラーの音を響かせて登ってきた。
第３駐車場を過ぎて、直ぐ上の第２駐車場に止まったが、私のいる第３駐車場前を通過時にヘッドライトを消したので、同業者かな？と思った。
案の定、車を停めてこちらに来て話しかけられた。なんでも長野市の隣のとなり、中野市から来た人らしい。ここより少し下の所で観望会をやって、終わって上に来たとの事。
ちょうど曇り始めた所に来たので、その人は機材展開を思案中で、暫く色々とお話をした。
割とここには良く来るらしく、風が有れば雲もすぐなくなるんだけど、とか、先日ここで熊に吠えられたとか、冬場も吹雪の日以外は、概ねここも除雪されていて使う事が出来るとか、菅平の色々と有益な情報を教えて貰った。
結局、３０分以上お話していたが、相変わらずの曇り模様なので、その方は、12時過ぎに引き上げていった。
それから、かろうじて見えている北極星で極軸を合わせて、雲間から覘いた月でピントを合わせをして、雲の晴れるのを待つ。
結局、１時半ごろになるとだいぶ晴れてきたので、撮影を開始した。残りは１時間半。
まだ、１時半ごろは、時折雲が来て、対象に薄くかかる時も有ったが、２時を過ぎる頃には、概ね晴れ空に成った。
ここは、南から北まで比較的低く周りが見渡せる場所で、さそり座の尻尾から立ち上る天の川が、北に登ってきたカシオペアまで続く景色を見ることが出来た。
また、北天を見ると、沈みかけの北斗七星と昇りはじめたカシオペアが、北極星を中心に低い位置に並んでいる。北が低くまで見渡せるところでの撮影はあまりないので、ちょっと楽しい星景が見られて得した気分である。
最終的に、薄明を少し過ぎた3時過ぎに撤収を開始。4時過ぎに帰り着いて、布団にもぐりこんだ。
2016.5.14（5/17）
