3月4日の遠征の後、まともに撮影できたのは、GW初日の4月29日の木祖村でのM83南の回転花火銀河である。
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【↑M83 うみへび座の棒渦巻銀河】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPD赤道儀+HAL110+SkySenser2
UW9mm 80倍 35mm換算2240mm相当 PowerShotS90+CHDK ISO:3200
F:2.0 f=6mm コリメート法 合成F=3.7 S:128秒x6コマ Noise減算:ON
撮影場所:長野県木祖村 撮影日:2016/4/29 21:22-22:15
Regstaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→PSCS2でトーンカーブ・
73%トリミング・リサイズ NeatImageで50%フィルタリング
前回の撮影は2014年のGWで約2年前の撮影になる。この時は須走口5合目からの撮影で多少下界の光害の影響を受けていたが、スタック枚数は9枚であった。
今回は、初めての木祖村からの撮影で比較的南の低空は暗かったのであるが、この日は月の出が12時半と早い為、21時過ぎに撮影を始めた為、最初の方のカットは少し全体に空が明るい感じであった。
本当は初めの30分程度の画像は捨てるつもりで撮っていたのだが、この日、後半気温が大きく変わって、後半の画像はみんなピンボケとなってしまった。
そんな訳で、少し背景の明るい画像も無理やり使って、それでも6枚しか使える画像が無かった。
そんな訳で、前回の富士山からの撮影画像と比べると、ちょっと画像が荒れてしまった様な感じである。
トーンカーブを少し持ち上げすぎたかもしれない。また、極軸合わせが少し甘かった為、画像が少しづつズレて行った為、スタックすると、端の方の星像が大きく伸びてしまった。
ただ。解像度的には、トーンカーブを前回より持ち上げているせいか、少しはっきり見える様な感じもする。
今回の画像は南中前の画像を6枚スタックであるが、南中高度が23度位と低い天体なので、もう少し南中の前後で枚数を重ねられれば良かったかもしれないが、南中以降の画像は気温変化によるピントのズレで使えなかったで残念な所である。
次回は、もう少し早い時期で南中前後が真っ暗なタイミングで撮りたいものだが、なかなか4月の晴天率は高くないので難しいかもしれない。
2016.4.29 (2017/10/20Up)