心の赴くままに…

夫婦二人でのんびり、気楽に~

勝手だけど…

2017-04-02 23:52:43 | 日記

夕食を作りながら…
背中でみーちゃんの鳴き声がする。
悲しげな鳴き声。
昨日お昼に牛乳を少し飲んだきり…
全部吐いた。
それっきり、何度も嘔吐。
吐くものは何もないはずなのに、ねっとりした薄褐色の水のようなものを。
水を飲みに行く。
カリカリの傍にいつも置いている。
お昼に入れたのに全然減っていなかった。
場所が気にくわないのかとお風呂場にもいっぱい入れた。
傍まで口は持って行くのに舌が出ない。
ペロペロしない。しようとするけどできない。
水を飲みたいのに飲めない。何とかしようと前足でかき寄せるような仕草をする。
二度ほど遣って諦める。
蛇口から直で飲むのが好きなので少しずつ出してやる。口先が濡れただけ…
何とか水を飲まないと脱水症状になると、吸い飲みで口まで持って行く。
猫は元々強制されると抵抗が激しい。
当然みーちゃんも嫌がって頑として口を開けようとしない。それでも何とか含ませた。
少しだったのに…暫くしてまた吐いた。
今度は指先に付けて口の周りを湿らせた。
老猫が最もかかる病気が腎不全。腎疾患予防のカリカリを獣医師の勧めで遣っていた。

嘔吐が始まる前、数ヶ月かな~それより前か…
「みーちゃんはよく水を飲むね~」と言うと夫は「ストーブの傍に寝るから喉が渇くんじゃない?」と言っていたけど…
ひょっとしてこの頃から始まっていたんだろうか?
おしっこも以前よりは回数が多くなっていたけど「あれだけ飲むんだから出るよね~」なんて…
症状を観ていると腎不全だと思う。
病院には連れて行っていない。
打てる手はあるかもしれないけど、可哀想で入院はさせたくないし
前回旅行に行く時、預かってもらおうとしたら老齢だからと断られた。
病院嫌いで行けば、肉球に汗を一杯かくみーちゃんに寂しい思いや恐怖を与えたくない。
飼い主の私たちの勝手かもしれない。

ずっと背中にみーちゃんを感じながら涙を堪えていた。
我慢しきれずに「涙が止まらない」と夫に訴えた。
少しだけ気が楽になった。
午後、「○○にも言っておかないとね~」と夫。
夜になって「どうしようか~言わない方がいい?」と…
「言った方がいいんじゃない?もっと重篤になってからじゃ聞く方も辛いよ。どうして教えてくれなかった?って」
そうだよね~と夫が息子に電話。息子が連れてきた猫ちゃんだから…
いつかは来ることだけど辛いね。
私と代わってから泣いていた。「飼わなきゃ良かった…」
「それは違うよ。○○が連れて来たからみーちゃんは今まで生きたし、可愛がられて幸せだったて思うよ。もし連れてこなかったらあの時死んでいたよ。○○も一人っ子だから兄妹みたいでよかったんじゃない?」
「うん、うん」と言いながら答える声が震えていた。
「○○が帰ってくるのを待っているかもね~」と言うと
「今会うのは辛い。写真送って…」
すぐに送ると
「痩せたね~不機嫌そう・・・・」
具合、悪いから仕方ない。痩せた。背中を撫でると背骨がごつごつ…
避妊手術をした時「3Kg以上にならないように気を付けてください」と言われたけど食べてもそんなに太らなかった。
今は2㎏あるのかな?
「今すぐどうなるっていうわけじゃないから~」と慰める。
私が涙声でしゃべるので慰めにもならなかったけど…
いつどうなるかは分からない。
少しでも水が飲めると良いんだけど…
昼全く眠れなかったので、今は時々寝ては起き、起きては鳴きしている。

明日、少し持ち直してくれると良いけど…