オヤジのひとり言

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月食は、肉眼でも十分観察できる天文現象です。

2011年12月06日 | オヤジのひとり言

月食は、肉眼でも十分観察できる天文現象です。

東の空から昇ってくる月を肉眼で探してみよう。

すでに月食が始まっていて、欠けているように見える。

早い時間帯から観察するには、

東の方向(東北東から東南東)がよく開けていて、

地平線近くまで見渡すことのできる場所がおすすめです。


月がどのような様子で観察されるのか、ぜひその目で確かめてください。

双眼鏡や望遠鏡を持っている方は、ぜひそれらを使って月を見てみよう。

特に部分月食のときには、

地球の影が月面を移動していく様子が、わかりやすいでしょう。


なお皆既月食中は、肉眼で見たイメージと多少違って、

明るく見えたり、逆に暗く見えたりすることがあります。

ぜひ、見比べてみましょう。

 

影の中に入っている月の色を観察してみましょう。 

月の色は、月食ごとにも違いますし、

一度の月食の中でも時刻によって変わって見えます。

 

皆既月食は、ただ眺めているのも楽しいと思いますが、

それだけですと、月がいつどのような状態だったのか、

すぐにわからなくなってしまいます。

どのようにして月食が進行したのか、

文字に書くなどして残しておくと、

後で月食の様子を振り返ることができ、

楽しみも増すのではないでしょうか。

→ 記録用紙はこちら(pdf形式)。ダウンロードし印刷してお使いください。

皆既月食は、肉眼でも手軽に観察できる現象ですから、

ぜひスケッチをとって記録を残してみましょう。

部分月食のときには、

月面のどこまで影が入り込んだかを、

月の模様と比べて記録するとよいでしょう。

皆既月食のときには、月がどのような色に見えたか、

色鉛筆やクレヨンなどで色を付けてみるとよいでしょう。

あとで、今回の月食がどんな風に見えたのかを振り返ることのできる、

よい記録になることでしょう。

→ スケッチ用紙はこちら(pdf形式)。ダウンロードし印刷してお使いください。

最近は、ビデオカメラやデジタルカメラの性能が良くなり、

暗い天体も写しやすくなってきました。

そこで、ぜひ月食中の月を撮影してみては。


撮影する際には、

ズーム機能をなるべく望遠側にして、撮影してみましょう。

このとき、三脚などに固定すると、

手ブレを防ぐことができます。

なおデジタルズームは画質が劣化するので、

あまりおすすめできません。

 

写った像が明る過ぎたり、

逆に暗くて月が写らなかったりする場合は、

シャッタースピードや絞りを調節してみよう。

部分月食中の月は比較的明るいので、

シャッタースピードを速めにしたり、

絞りの値を大きく設定するとよいでしょう。

皆既月食中の月はかなり暗いので、

絞りの値を小さくしたり、

スローシャッターモードや夜景モードなどを試してみるとよいようです。

またピントですが、

設定することができるカメラでは「無限遠」に合わせましょう。

無い場合には

「遠景モード」などをお試しいただくのもよいかもしれません。

望遠鏡を使うことができる場合は、

接眼部に、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話を当てて撮影すると、

月を大きく写すことができます。

カメラの位置を接眼部の良い位置に合わせるのが、

少々手間取りますが、ぜひお試し下さい。

このほか、一眼レフデジタルカメラなどの場合には、

望遠鏡に直接取り付けて撮影することも可能です。

このような専門的な撮影方法については、

専門書などをご参照ください。

フィルム式カメラでも、撮影することはもちろん可能です。

しかしシャッタースピードや絞りの値を決めるのが少々難しいので、注意が必要です。

この点からいうと、

撮影してすぐ確認できるデジタルカメラを使って色々と試した方が、

良い写真(画像)を得られやすい。

あくまで個人的所見ですので・あらかじめご了承ください。

苦情は受け付けておりませんので悪しからず。

もう一点、

寒い時期ですからくれぐれもお体に気をつけてくださいね。・・・

 


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