京都の歳時記

東福寺、伏見稲荷大社等の神社仏閣と祇園の舞妓、芸妓を中心に黒柴の小ざさが京都の美しい四季を紹介する 京都の歳時記

■『祇をん・八朔』其の一

2007-08-01 23:58:59 | 祇をん

《八朔(はっさく》

八朔(はっさく):八月朔日の略で旧暦の八月一日のこと

この頃、早稲の穂が実るので、農民の間で初穂を恩人などに贈る風習が古くからあった。

このことから、田の実の節句とも言う。

この「たのみ」を「頼み」にかけ、武家や公家の間でも日ごろお世話になっている人に

その恩を感謝する意味で贈り物をするようになった。

お茶屋「松八重」のお母さん曰く。

[八朔は夏のお正月どすえ。]

黒の絽の五つ紋付で正装をして、真夏のこの日、日頃お世話になっている

お茶屋や御師匠さん、主家などに挨拶に行く特別の日である。

この日、お茶屋街の花見小路かいわいは、アマチュアカメラマンと観光客で

溢れている。

私も初めて、お茶屋「松八重」のお母さんお願いして玄関先で、

挨拶して回る芸舞妓さんの写真を撮らせていただいた。

10時前からお昼過ぎまで、芸舞妓合わせて70名以上の人が「松八重」に挨拶に

みえる。出迎えるお母さんも大変です。

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お茶屋「松八重」

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お茶屋「一力」
の前は人だかり。


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芸妓「寿々葉」さん
もいるかな。


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置屋「柴田」の
芸妓「豆千花」さん
舞妓5名。

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「豆福」さん
やっと登場しました。

とにかく、短い間に沢山の芸舞妓さんにお会いしました。