二代目モニカの日々・・・ときどき俳句

【日々のいろいろ、十七文字の世界】二代目モニカです✨日々の出来事やときどき俳句も🐰

歳時記

2020年08月07日 | 俳句
皆さんはどんな歳時記をお使いですか?

私は3冊持っていますが

普段使っているのはほぼ写真右の

現代俳句協会のものです


この歳時記の大きな特徴は

太陽暦を基準にしていることです

現代の生活実感に合わせているのですね

だから雛祭りは三月

七夕は七月

広島の原爆忌も長崎の原爆忌もともに夏

(陰暦だと長崎は秋)

終戦記念日も夏休みも

秋ではなく夏の章に記載されています

現代を生きている私にはそちらの方がしっくりとするので

専ら歳時記は太陽暦の現代俳句協会のものを参考にしています

例句も感性を刺激してくれるとのが多くて  

とても使いやすいのです



左が現代俳句協会のもの

春の月の設定がひと月違っていますね


以前

「暦の上では秋なので、向日葵という季語は使ってはいけませんか?」

と聞かれたことがありました

「目の前に咲いていて、それに心を動かされて書きたいのだからいいのでは?」

と答えたことがあります

ちょっと自信がなかったので

当時の山崎主宰に確認してみました

案の定

「関係ない。現に咲いてるんだから。歳時記なんて関係ない」

らしいお答えでした




歳時記はひとつの読み物としても楽しいものです

金科玉条とせずに

季語は自分で作るくらいの気概で…

と、

「シマフクロウによろしく」でも

山崎名誉主宰は言っています




今日は立秋

暦の上では秋ですが

むしろこれからが夏の本番です

蝉も鳴いています

夾竹桃も絶好調

熱中症に気をつけて

暑い夏の句を作っていきましょう

(とは言え、これは私の所属する結社での考え方ですので、それぞれの先生のお考えに添って下さいね)




追記)

現代俳句協会版のあとがきを読んでいたら

編集委員のお名前の記載がありました

委員長 津根元潮
委員  安西篤 宇多喜代子 大坪重治
    金井明 倉橋羊村 筑紫盤井
    鳴戸奈菜 村井和一 山崎聰


おおお!

我が名誉主宰、編集者でしたか

知らずに今まで使っていました