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彷徨う普代村民

普代村の一村民、
彷徨う村からの貧民の呻き声

右肩が重い

2021年04月20日 | Weblog

 肩こりではありません。

 20、30代の頃は「日本は一流の国」と思って疑いませんでした。

ほとんどの人の気持ちも「右肩上がり」、経済も「右肩上がり」ではなかったかと。

今は、「もしかして、日本はかなり遅れた国かも?」という状況が多くなりました。

きっとあの頃は、勘違いしていたのでしょう。

カネがあれば偉い、という勘違いです。(確かに発言力あり、お金持ちにはかないません。)

「今だけ、カネだけ、自分だけ」


 あるボランティア活動をしていた時の会話です。

「生活保護も視野に入れてみてはどうですか?」と言いました。

「人様の税金をもらうのはどうも?」と言います。受け入れなかったことに驚きました。

《生活保護捕捉率(生活保護を利用する資格のある人のうち現に利用している人の割合)で見ると日本は15.3~18%、ドイツが64.6%、フランスが91.6%、イギリスが47~90%、スウェーデンが82%となっている。》というデータがあります。

日本は困窮者が委縮して、生活保護は悪であるかのような空気が出来上がっています。

ワクチンでも、マスク不足でも、建築資材不足でも国内で作れるものは少なく、他国に依存。

明らかに「後進国」並みです。

日本は「後進国」なんだと言うことが、次々とコロナ禍で証明されています。


 地方の議員として行政に要望するとき、むなしく思うことがあります。

ほとんど財政が絡みますので、首長が「県の方から聞いてみて・・・」という答弁が少なからずあります。

国の基本スタンスが、「財政の緊縮」を前提にしていますのでさもありなんですが、

村民のためなら予算を引っ張ってくるというような意気込みも期待したい。

が、元締めが緊縮であるため、どうにもならないことも理解できるが、力が入らない。

かくして、我々地方の田舎議員の声は、「犬の遠吠え」にしかならない。


 国民年金加入の関東にいる友人から先日電話があった。

その夫婦の会話。「俺たちはマグロと同じで、トシいっても全速で泳いでないと、仕事辞めたとたんに死ぬよな。って話してるよ。」と言っていた。

この様な状態は本当は政治の問題です。

しかし、自己責任と思っている人も多い。「自分が悪いんだ」と。

麻生さんなら口を曲げながら「あんたの責任でしょ」と言いそう。

だから生活保護捕捉率も低い。

国民年金で暮らせない国日本。安心して年も取れない三流国家です。

 地方財政は国から資金が出ないことにはどうにもなりません。

「日本の財政はきびしい」と国民ほとんどが思っているような感じです。

消費税が10%に上がるとき、村のある議員が「財政厳しいからしかたないよなぁ」と言っていたのを聞いて、「ここでもか」と思った。

本当にそうなのかどうかも分からない。

「国民の借金」という言葉の萎縮効果はすごいと思う。

テレビ、新聞がしつこいくらい落ち込み報道をします。国民はもっと肩を落とせと言わんばかりに。

「発展から脱落した落下国、日本」づくりのための報道効果です。


下の動画は46分もあり、長いです。

日本国民の実情に興味ある方はどうぞ。

24分あたりで道路の話もちょっとだけしています。

まさに三陸沿岸道が片側一車線の対面通行です。

予算削減策の高速道路です。大きな事故につながりやすいと聞いたことがあります。

「命の道路」とか言いますが、もはや「命がけの道路」です。

便利ですが、「命よりカネ」の考え方で作られた道路です。

安全運転でいきましょう。



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