2017年にブログで早稲田大学マニフェスト研究所の自治体ランキングを載せました。
その後どうなっているのか調べてみました。
分野別ランキングとして、
⓵情報共有 ②住民参画 ③議会機能強化
の項目でそれぞれランキングし、総合ランキングも出しています。
⓵⓶は、住民とのあり方を問う詰問が多いです。
「会議資料を住民も入手できるか?」
「住民が議会参画する場はあるか?」など。
当然と言えば当然で、住民接点なくして議会はあり得ません。
住民とどう接点を持つかと言うのが最大の議会の役目であるという事でしょう。
③は、「議長選挙にあたって、志願者が所信やマニフェストを表明する機会がありますか?」
など、議会内部の資質向上策に関するもの。
という事で、普代村のランキングは?
の前に久慈市議会の健闘ぶりに驚きました。
2017年は、アンケート参加議会が少なかったように思います。
こんなアンケート調査がされていることすら分からない議員も多いかも知れない。
2021年は県と市町村の議会1,788の内、1,355の自治体議会が参加でした。
分野別の⓵情報共有に、65位に(2020は51位)久慈市議会!
②住民参画には、97位(2020は70位)!
③議会機能強化は、92位(2020は59位)!
凄いもんですね。全国1355議会回答の中でのランクです。
総合では、68位です。(2020は41位)
詰問は3分野の合計で53問あります。
議会としてやるべきではあるが、しかし自分の経験からは厳しい詰問が多い。
その中でのランキングです。
議会努力というのか住民への責任温度の証でしょうか。
それでも住民には中々伝わっていないとも思います。
意外と有権者というのは無関心ですから。
久慈市議会は、東北6件710議会の内、回答673のランキングでは10位に位置しています。
町村ランキングですが、30位以内に岩手県の町村議会はありません。
今回は町村議会926の内、回答議会は531。
2017年とは議会参加規模も内容の濃さもケタ違いです。
調査結果報告書抜粋より
<調査の目的>
早稲田大学マニフェスト研究所では、2009年に議会改革調査部会を発足し、
議会改革の取組状況や傾向を把握することを目的に調査を行っています。
さらに、次のような考えで調査の分析を進めています。
・取組を数値化することにより、各議会が取組向上を図
る際の客観的指標を示す
・上位ランキングの公表により、地方議会に善政競争を
促し、二元代表制の一翼を担う議会を強化したい
・議会改革の方向性を定め、次なる課題・ステージを提
示する
<調査における評価軸>
2010年の調査開始以来、各地で議会改革が活発になり、
さまざまな取組が生まれました。
こうした取組に対応し、設問が増えた経緯があります。
しかし、議会改革の取組が進んでも、地域課題の解決や住民か
らの評価には繋がっていない議会があることも事実です。
住民の問題意識や地域の課題解決と議会とが繋がっていないことが
要因であると考えられます。
そこで、「住民の意見を集めて調査し・議論し・決める」とい
う議会本来のプロセスに照らし、設問の再構築を進めてきまし
た。(2018年:76問 ⇒ 2021年:53問)
これにより、議会が目指すべき「地域経営を実現しようとする
議会」を評価する調査となってきています。
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