昼食を摂っている時に、ドメちゃんが急に「そういえば、ローマ時代は一年は10か月しか無かったのはなんでだろう、全世界的には、12カ月だったろうに」みたいな話をしてきたので、
そういえば、一年は3月から始まるから9月はセプテンバー。でも、セプテンバーって「第7の」、って言う意味だし、10月のオクトーバーは「第8の」って意味なんだよなー。って思い出して。でも、8月のオーガストは6って言う意味なのか?でも、ぜんぜん6の雰囲気無いなー。なんて思っていたら、
「7月はジュリアスシーザーのジュライ。そして8月はアウグストゥスのオーガストだよ」って言うのでびっくり。
えー。何それ!全く知らなかったー。と驚いていたら、「えー!知らないの?常識だよ」って言われた。びっくり。みんな知ってた?
そもそもセプテンバーが「7」の意味だなーって気が付いたのも最近だよ。あたし。
英語だとあまり気が付かなかったんだけど、スペイン語をやるようになって気が付いた。
スペイン語では
7はsieteシエテ 第7はséptimoセプティモ 9月は septiembreセプティエンブレ
8はochoオーチョ 第8はoctavoオクタボ 10月は octubreオクトゥブレ
9はnueveヌエべ 第9はnovenoノベノ 11月は noviembreノビエンブレ
10はdiezディエス 第10はdécimoデシモ 12月は diciembreディシエンブレ
なので、9月は第7って言うのと似ているんだ?あれ、10月は第8に似ている!!みたいな感じで気が付いたわけですけれども。8月以前は違うなーとは思っていました。
なるほどねー。ジュリアスとアウグストゥスだから7月と8月は第5の、や第6の、ってのとは関係ないのねー。
それにしても彼らはだいぶえばっていたのねー。まあ、2000年経っても有名な皇帝達ですから月の名前を自分の名前に変えちゃうくらいするかもねー。
ほんじゃ3月4月5月6月はどういう意味があるのかしらー。と思って調べました。
まず、1月2月について。
やはり月の満ち欠けでひと月を決めていたので、感覚としては?1月2月は存在しましたが、農業中心の時代において1,2月の農閑期はもう、一つにまとめちゃって、しかも名前も付けなくていいや、という乱暴な扱い。
3月(マーチ)「ローマ神話の戦争の神であり、農業の守り神でもある マールス」農業がここから始まります!それが一年の最初です!って言う感じですかね。
4月(エイプリル)「愛と美の女神アプロディーテ(アフロディーテ)」春も本番になってすべてがキラキラ美しい、美の女神が喜んでいるわー、って感じかしら。
5月(メイ)「豊穣の女神マイア」作物もだんだん出来て来て、豊穣を頼んだり祝ったり。
6月(ジューン)「結婚生活を守護する女神ユーノー」ジューンブライドもココ由来かしら?
という訳で6月までは名前に希望が込められています。
しかし7月はジュリアスになる前は「第5番目の」という名前だったので、7月からは数の名前になっているのです。
へー。なるほどねー。
最初は思いを込めてるけど、だんだん、もう順番をそのまま名前にすればいいや、って事になっている?
実はわたしの父は10人兄弟なんですけど。
上から5人まではそれぞれ父親の一文字をもらったり、と工夫されていますが、6人目から9人目は名前にその順番の数字が入っています。もうこんだけ多いと名前付けるのも大変。番号プラス一文字でいいよ。みたいなアイデア。
幸い、うちの父は末っ子なので、「もう数字の名前はいいだろう」って思ったか思わないか、長男が数字とは関係ない名前を付けてくれたそう。
そういうところも後に1月と2月を作った時にまた順番じゃなくて特別な名前を付けたというのと似ているなあ。
人々の考えなんて何千年経ってもたいして変わらないのかしらー。と。
何千年と積み重ねて来た人々の歴史と我が家の小さな歴史との共通点に心が華やぎました。
わたしたち日本人は月の名前はもう数字の順番でしかないけれど、(一応、睦月、如月、弥生、というのも知っているけれど、知識として知っているだけで実用していないので素肌感が無いというか)横文字文化圏?月の呼び方がこれらの影響を受けている人々は9月が来たら7番目の月だなー、って感じるのかしら?
ジュリアスの月が終わって、アウグストゥスの月がやってきましたね。
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