人柄がなぜ変わらないのか、それは気質の部分にあたるからだと
推測できます。
実際、交流分析で、理論上はエゴグラムが変わるということは、
性格の変容、つまりパーソナリティの変容が起きたことになります。
しかし、来所当時に、落ち着いた静かな印象、明るい印象、子どもっぽい印象、
様々な印象をそれぞれの方に感じるわけですが、エゴグラムが変わっても、その男性の
印象は同じままなんです。
これはどう説明がつけられるかというと、もって生まれた気質というものがあります。
それは6タイプに分けられます。
クレッチマーのタイプにも相当するものですが、人格適応論にそれが説明されています。
人格適応論は、今日本で注目されてきている理論です。
会った時の印象が変わらないのは、気質から感じる部分なのでしょう。
6つのタイプは
想像型、行動型、思考型、信念型、反応型、感情型の六つになります。
人はもって生まれたものもあるのです。