(同居に戻った40歳代、男性から)
同居3ヶ月で気づいたこと①
3歳の娘から教えてもらったことがある。
何かふざけてはいけない時にいつまでもふざけてて、娘が母親に怒られた。
その場は「はい」とかで終わったが、
1時間くらいして娘が「お母さん、さっきはふざけててごめんね」と母親に謝った。
母親は「いーよ」と笑顔で返していた。
これは横から見ていてとても新鮮で、謝り方として自分もやってみようと思った。
一緒に生活していく上で摩擦は必ず起きる。
その時にどう対応するかで、消化して気持ちよくその後過ごせるかが変わってくると思う。
リエゾンでは、加害者プログラムに加えて、様々な理論や、実践を学びます。
男性たちの気づきは、目を見張るものがあります。
本当にこのささやかな幸せに気づける人になってくれたんだな、とか、ここに気が付くなんて
すごい!とか、日々、うれしく思う事ばかり。このプログラムを始めて1年9か月、ご夫婦が
修復に向かうことが多くなりました。
妻たちには「夫の対する評価表」を書いてもらいます。もう怖くないか、
夫が傍にいても緊張しないかなどの質問表です。
同居に戻っても、妻たちは半信半疑、でも、間もなく妻たちは、本当に安心できるんだと
気づくでしょう。
この記事の男性は、子どもが最初に母親から怒られたとき
自然に子どもを受けとめてあげていました。その受けとめがあってこそ
お母さんにごめんなさいと言えたのです。それを、自然にできるなんて
彼はすごいなって思います。
修復にならず、離婚の道になる方ももちろんいます。それでも、彼らが腐らずに前向きになれるのは
交流分析の力だと私は思います。
学ぶということは、自分の思考、感情、行動、未来を変える力があるんだな、としみじみ思います。