Lilac-Garden

写真で綴る日々の記録 & クラギ練習帳

クリスマスの夜は。

2006年12月25日 | レコード特集


昨日の記事で紹介したアカペラのクリスマスソングは「THE SINGERS UNLIMITED」。きよしこの夜、もろびとこぞりてなども入ったロマンチックハーモニーのクリスマス曲。このアルバムはクリスマスに限り聴く、とっておきの一枚です。別に深い意味はない。聖夜ムードがたっぷり過ぎて、クリスマス以外にはどうもピンと来ないだけ。1年に一度、腹にズシンと響くような甘いハーモニーを味わって、今年も無事で良かったなと。。そんなところです。何年聴いても、何度聴いても、今夜もまた感動の一枚でしたよ。


クリスマスの夜、アカペラを聴いた後の選曲はちょっと難しい。サイモン&ガーファンクルなんてどうでしょう。「サウンドオブサイレンス」はご存知ですか?映画「卒業」でおなじみです。実はこの「サウンドオブサイレンス」、この「水曜の朝、午前3時」に収録されたものが原曲らしく、一躍ヒットチャートを駆け上がった、あの有名な曲は、なんとレコード会社がエレキギターとドラムなどを加えてアレンジし、勝手にシングルカットしたそうです。当のS&Gご両人は大ヒットされた後で知ったのだとか。なーんて事がこのアルバムに書かれていました。そんなこんなを読みながら、私は素朴な原曲が良いなーと。。1963年リリースです。このアルバムにはボブディランやPPMで馴染みの曲もあり、素朴なハーモニーはアカペラに負けぬ選択だったなあと、我ながら。。

興味のある方は「サウンドオブサイレンス」の聞き比べなどいかがでしょうか。
「サウンドオブサイレンス」オリジナル曲
聞き覚えあるよね!懐かしのアレンジ曲


イブの夜も更けて、ただ今12時20分。
そろそろ
サンタさんが君の家にもやってくる頃かな。。



永遠の嘘をついてくれ

2006年11月29日 | レコード特集




中島みゆきと言えば「わかれうた」でしたよね。若い日の記憶にありませんか?「途に倒れて誰かの名を 呼び続けたことがありますか 他人事に言うほどたそがれは 優しい人好しじゃありません」ドカーンと乙女の私心を揺さぶりましたっけ。(笑)あれから時代は過ぎ、お互いに年をとりましたけど、彼女はとっても「いい女」になりました。よいですねー。。いつまでも輝ける女でいたいものだと思います。


「永遠の嘘をついてくれ」 かもめが空を羽ばたくように、大空にゆるやかなカーブを描いて…そんな感じで歌うのがとても気持ちのよい一曲です。先日の「吉田拓郎&かぐや姫・つま恋2006」で、中島みゆきは吉田拓郎と共に歌いました。これがまた特に良くてね、何度も聴きましたよ。…ふふ、これ、私の癖みたい。写真は香川・詫間からの夕景です。


こちらもどうぞ。レコード特集

昨日良かった歌。「幼い日に」

2006年11月18日 | レコード特集


昨日、一番良かった歌です。南こうせつの「幼い日に」という歌。一枚の絵を見ているように、ほっとしてきます。いいんですよー、この歌は。あまり有名ではないかな?かぐや姫「神田川」とか「妹よ」、少し新しいのでは「愛する人よ 眠ろう~♪」なんか歌った人です。若い頃は、まあるいめがねかけて髪くしゃくしゃにして、ちょっと歯が出てたかな?(笑)のんびりゆっくりでね。きっとおばさんはやさしい人なんでしょうね。南こうせつさんも、あったかくて、とてもいい人のように思えます。

  

あった、あった。探してみればありました。視聴サービスだからちょっとしか聴けませんけど、懐かしい曲もいっぱいでしたよ。
よかったらお試しに。→→→No.15「幼い日に」

イメージの詩、今もここに。

2006年11月11日 | レコード特集

最近、昔のフォークソングがやたらと聞きたくなる。
世の中には暗い歌が流行り、一方ではそこから脱出しようとする若者たちが
声を荒げて叫んでいた。そんな歌が今、妙にスーっと入ってくる。

最近の若者たちは・・・と思う年齢になってしまったなーとは思うけど、
パワーハラスメントなどと、言葉にもしたくない理不尽が見逃されている現代。
ストレスのはけ口は弱い者、小さな命へと掃き溜められていく。

せめて、自分を守る術を、と親心は思うのです。
我が子が、まだ見ぬ孫が、社会のゆがみに押しつぶされないように・・・。
願わくば、昔のようなメッセージソングが世に流行り、
若者たちを力づけてくれたらなーなどと思うのです。

長いけど、昔よく聞いたこんな歌。

ちょっとひねた私だったかな。当時はありのままでスゴイと思ったけど、
今は静かに、坦々と、“ことば”が私の心に流れてく。
伝えてあげたい、息子たちに。
闘えなくてもいい、ちょっとだけ気持ちを出そうよって、ね。

新しい船を動かすのは古い水夫…
今は古い水夫も必要かもしれない、なんて思ったよ。
31年前のつま恋よ!永遠に!


イメージの詩
吉田 拓郎

これこそはと信じれるものが
この世にあるだろうか
信じるものがあったとしても
信じないそぶり
悲しい涙を流している人は
きれいなものでしょうネ
涙をこらえて笑っている人は
きれいなものでしょうネ
 
    ・
    ・
    ・

いいかげんな奴らと口をあわせて
おれは歩いていたい
いいかげんな奴らも口をあわせて
おれと歩くだろう
 
たたかい続ける人の心を
誰もがわかってるなら
たたかい続ける人の心は
あんなには燃えないだろう
傷つけあうのがこわかった昔は
遠い過去のこと
人には人を傷つける力があったんだろう 
 
    ・
    ・
    ・

長い長い坂を登って
うしろを見てごらん 誰もいないだろう
長い長い坂をおりて
うしろを見てごらん 皆が上で手を振るサ
きどったしぐさがしたかったアンタ
鏡を見てごらん
きどったアンタが映ってるじゃないか
アンタは立派な人さ
 
    ・
    ・
    ・

古い船には新しい水夫が
乗り込んで行くだろう
古い船をいま 動かせるのは
古い水夫じゃないだろう
なぜなら古い船も 新しい船のように
新しい海へ出る
古い水夫は知っているのサ
新しい海のこわさを
 
いったい おれ達の魂のふるさとってのは
どこにあるんだろか
自然に帰れっていうことは
どういうことなんだろうか
誰かが行ってたぜ
おれは人間として 自然に生きてるんだと
自然に生きてるって わかるなんて
何て不自然なんだろう
 
    ・
    ・
    ・

それでも いつかは
いつものように 慰めあっている

1996年「LIFE」より。



秋の夜長にレコードを。

2006年10月24日 | レコード特集

十月は黄昏の国 「愛は雨に」       加川 良

秋になれば 僕は幸せになれるだろうか
僕はコーヒー豆を挽きながら 考える
十月になれば君と結婚できるだろうかと
夏はあまりにもまぶしく輝いている

そう、秋になれば僕の手製のグライダーが
小さな夢を海の向こうまで運んでくれるに違いない
涙ぐみながらぼくは
やはりちっぽけな希望を捨て切れないのだと思う

自由や愛などが僕の心の中で 蛍のように光っている
10月は黄昏の国
そこでぼくは幸せになれるだろうか

だけどぼくの愛はいつも雨に打たれていたようだ
雨に濡れて 過ぎ行く青春に立ちすくむ時

僕はもう一つの時の中の 愛を 思っているのだ

この時代では幸せに満ちた
すべてのものが黄昏ていくような気がする

恋よ友情よ さようならを言うには
夕日があまりにもまぶしく光を放っている。




十月、秋も深まって
たまにはレコードを引っ張り出して
聞いてみたくなりました。

「十月は黄昏の国」 加川 良
詩の朗読になっているこの曲が
何故か今
心の中に すっと溶け込んで
何度も 何度も 繰り返し聞きました。

もうずいぶん昔の歌です。
混沌とした迷いに悩む青年
そのひたむきさが 私の胸を叩きます。
おまえは くたびれてしまったのかと…

秋の夜長、夕食後のひと時でした。

      

写真:さぬきの風景「高松空港」・「アベリア」


10月31日までは、与島へのUターンが半額だそうです。
オータムイベントもいいですね。
情報はfuifuiさんが提供してくれました。

「レコード特集」その3

2006年05月02日 | レコード特集

最終日もまたまた散らかしたLP盤。それにしてもブルーススプリングスティ-ンのお尻、かっこいいわよね~。ハリのある声が魅力なウイリーネルソンにも圧倒されちゃう。ちなみに私がなけなしのおこづかいで買った初めてのLPは、よしだたくろう「元気です」。「馬が笑ってるてるてる~」が相当ショックだったのは、かわいい中学生の頃でした。

ところで、明日5月3日深夜3:05からWOWOWで「エリック・クラプトン&フレンズ ライブ BAND DU LAC」がある。楽しみなんだ!

というわけで今回のレコード特集はおしまい。同じのあった?また気が向いたらやってみるね!

「レコード特集」その2

2006年05月01日 | レコード特集

今日はかなり古びたEP盤。しかし節操ないよねえ、この趣味。泉谷しげる「春夏秋冬」これはいいよ。今の円熟ド迫力もすごいけど、これもなんか一生懸命で良かった。「前略おふくろ」なんて懐かしいでしょ。ショーケンの顔が写ってなくってごめんね。そうそう、スナックの“ジュークボックス”からは「ルビーの指輪」が必ずかかってたよね!若かりし頃かな?

明日はもう一回LP盤するね。お好きな1枚あったかしら?


「レコード特集」その1

2006年04月30日 | レコード特集

連休初日の昨日、うちの旦那さん、何やらレコードの整理を始めた。私の期待に対するデモンストレーション?まあ、いいか。ちとカビ臭かったりもするんだけど、出てくる、出てくる懐かしのLP盤。これもいいんじゃない?好きな音楽聴きながら過ごしてみる。余裕の初日だね。そう言えば、昔「ロレッタリンストーリー」という映画を観た。あれは良かったよな。

というわけで今日から3日間レコード特集やってみようと思います。お好きな1枚が出るかな?