消壺【@anonymous】

夏休みは萩に行きました。
かみさんの実家は、築１００年の古い家でして、つぶさに観察して見ると至るところに先人の知恵がちりばめられていたりします。そんなモノをご紹介したいと思います。ミニマム 【minimum】萩編です。蓋のついた蛸ツボではありません。消壺(けしつぼ)といいまして、中をあけますと使用済みの炭が入っております→。真赤に焼けている状態でそのまま入れますが、蓋を閉じると空気がなくなり消えてしまうのです。田舎では当たり前のモノなんでしょうが、庭でバーベQをやったときに見せてもらいちょっと感動したんですよ。バーベQはたまにやりますが、使用した炭は捨てちゃいますよね。考えてみたら何度も使用できるモノなので、こうして壺に入れておくと去年の炭がまだ余裕で使えちゃうんです。新品に比べて多少着火し難いものの、火力はまったく遜色ありません。使えるものは最後まで使いきる、先人の発想には脱帽しましたねぇ。