大阪市の公立中学校に勤めている知人からこんな話を聞きました。本人の許可を得て掲載します。(鈴)
今、話し合われている中学校の選択制っていうのは、希望すれば誰でもどの学校にでも行けるというものでは決してない。
例えばA中学校が教室の関係で200人まで人数が入れるとする。そこにB小学校100人、C小学校90人が、卒業後A中学校に来る計算で、差の10人を他の学区から募集するような形になる。応募人数が多ければ抽選になり、外れれば本来行くべき学区の学校に行かなければならないし、応募にかなえば通わなければならない義務が発生し、早々に転校を繰り返すなどということもできない。(そもそも常識的に考えれば転校自体が簡単に出来ないと思う。)
というようなことを校長先生が言ってたよ。
世間でのイメージ的には「全員が選択出来て好きなところに行ける」というものだと思うが、それとはかけ離れている。かなり独り歩きしてる気がする。一種のペテンのようなものだろうか。