今日はアジア連帯会議の3日目。午前中に議論して、今後の行動計画をまとめました。台湾語と日本語と韓国語と英語と、いろんな言葉が行き交う議論は、慣れない人には混乱します。
それを仕切る人は本当に大変だったと思います。やっとの事でまとめ上げた行動計画で一つだけ報告したいことがあります。8月14日を記念日にすることに決めました。名称はこれから決めることになりますが、金学順Dayになるか、日本軍「慰安婦」Dayになるかか、戦時性暴力根絶Dayになるか……(私は最後のを推奨します)。言うまでもなく8月14日は金学順さんが名乗り出た日です。いずれにせよ来年はこの8月14日の意義を周囲に認知させ、運動を前に進めることになりました。さあ、がんばるぞ!
その後、日本国財団法人交流協会(日本と台湾とは国交がないので、実質的には大使館)に行き、大使館職員に午前中議論した文書を手渡しました。職員は何かコメントをするわけでもなく、名前を問われても名乗ることなく、ソソクサと立ち去りました。台湾のアマとフィリピンのロラと、そして大勢の日本人がいるというのに、……ふざけるな!
午後から日帝が建設した刑務所を訪れました。今そこでアマたちのパネルなどを展示していました。これには涙を禁じ得ませんでした。何故って?鄭陳桃アマの証言原稿が展示されていました。それは日本語で書かれていました。文字が涙でにじんでいます。そしてその文章の最後は、こういう言葉でしめられていました。
「私は若い時からひとりぼっちでがんばっていた。それが台湾人のおとなしいところ。」
なぜ、どうして、なにが彼女をここまで言わせるのでしょうか?アマが悪いわけではないのに……。
本当に……たまりません!
その後2・28祈念館へ行きましたが、これは割愛。またの機会に。
最後に台湾の国会議員に会いに行きました。弁護士出身の若い民進党の女性議員です。
台湾は日本と国交がありません。それでもなお外圧に頼らざるを得ない、情けない日本の事情があります。女性議員は、日本軍「慰安婦」問題を解決するための幾つかの方策を提示してくれました。
馬総統もそうですが、日本でも政治家像と随分違って見えました。再三再四、情けない!
アジア連帯会議は、基本的に今日で終わりです。とても充実した日々で、とても一言ではまとめられません。
明日は終戦平和記念館?に行きます。オプショナルツアーです。たくさんのことを学んで、大阪に持ち帰りたいいと思います。
(写真は日本国財団法人交流協会の申し入れです。) )
(からん)