ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.111
( 2024年8月15日報告)
(ベネズエラ大統領選挙とその後 要点)
・ 大統領選は、開票96.87%で、マドゥロ51.95%、2位ゴンサレス43.18%でマドゥロの勝利。投票率は59.97%。 / 米帝と極右勢力によって「不正選挙」を口実にしたクーデター策動が行われた。日本を含む国際的な大手メディアの報道は、現実とは大きくかけ離れている。
・ 極右・米帝は、100%開票の結果発表が行われていないことを、「不正選挙」の大きな理由のひとつとしているが、それは、極右勢力の暴力行動、投票所などを含む破壊行為によって、一部が失われたためである。 / 「不正選挙」攻撃の理由にするために意図的に攻撃して破損させたものと思われる。だが、マドゥロ政権と選挙当局の防衛によって大半は失われなかった。
・ 95か国から910人の国際監視員がベネズエラの投票所を訪れ、投票プロセスの信頼性を証明した。その中には「全米弁護士組合」の代表団も含まれていて、選挙システムへの攻撃と、民主主義プロセスを損ねる米国の役割を強く非難した。 / また「全米法律家協会」も、米国とその同盟諸国が不正選挙疑惑のシナリオを構築して介入的な行動をとったことを非難し、その他に米国の30以上の組織がベネズエラの選挙の信用を失墜させるメディア・キャンペーンを批判する公開書簡を出した。 / 世界中で、多くの社会組織がマドゥロを支持し、米国と極右の策動を非難・糾弾している。
・ 投票日直後から極右と米帝のクーデター策動が本格化した。「グアイド2.0」と呼ばれている。だが、マドゥロ政権と人民による防衛が勝り、2~3日のうちに基本的に抑え込んだ。 / マドゥロ政権の側は、苦境を乗り越えて経済回復を実現し、力を増強させてきた。それに対し、極右と米帝の方は勢力の弱体化が進んでいた。米帝に追随する国も、かつてのグアイドのときに比べてずっと少なくなり、マドゥロを支持する国のほうが大きくまさっている。 / 2014年以降のいくつもの反革命策動を撃退し乗り越えてきた経験が生かされたことも指摘されている。
・ 極右と米帝は、何ひとつ証拠を示すことができないにもかかわらず、「不正選挙」「ゴンサレス勝利」を大々的に主張し続けている。だがそれは「絶望の表れ」だとする指摘も出ている。 / ベネズエラ国内では、人民の街頭行動が連日行われている。世界中で、ベネズエラ人民に連帯するキャンペーンが行われている。
・ マドゥロは、最高裁判所に訴え、選挙管理委員会とすべての候補者が選挙資料を提出しなければならないようにすることで、事態の解決を図ろうとしている。 / ゴンサレスのみが資料提出を拒否し、公聴会にも出席しなかった。その後、検察によるゴンサレスとマチャドの捜査が開始された。
・ クーデター策動に失敗した米帝は、国務省報道官マシュー・ミラーが、バイデン政権はゴンサレスをまだ大統領として認めてはいないと軌道修正し曖昧化している。【しばらく前から、石油の交易をめぐってベネズエラと話し合うことになっていた。ウクライナ戦争でロシアからの石油が途絶して石油不足が深刻化しつつある中で、米国の方から望んだ。それに対して、すべて公開することを条件にベネズエラが応じた。そのことが背景にあるものと思われる。】
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(ベネズエラ大統領選挙とその後)
Orinoco Tribune August 10, 2024
US’s Unproven Claim that There Is Overwhelming Evidence of a Victory by Venezuela’s Far-Right Opposition is a Sign of Desperation
(ベネズエラの極右野党の勝利を示す圧倒的な証拠があるという米国の証明されていない主張は絶望の表れである)
【タイトルに内容が凝縮されている。本文省略。】
Venezuelanalysis August 10, 2024 Andreína Chávez Alava
Venezuela: Presidential Candidates and Political Parties Submit Electoral Evidence to Supreme Court, Far-Right Opposition Rejects Request
(大統領候補と諸政党が最高裁に選挙資料を提出、極右野党は要求を拒否)
最高裁は、大統領選挙の結果を明らかにするため、選挙当局と諸政党が提出した情報を検討する。 / 8月7日から9日にかけて、大統領選に立候補した10人中9人の候補者と彼らを支援する政治組織の代表がカラカスの最高裁判所本部で開かれた公聴会に出席し、証言し、投票記録を含む選挙証拠を提出した。 / 極右野党は、ゴンサレス候補の勝利を主張し、それを裏付けるデータを持っていると主張しているにもかかわらず、ゴンサレス候補は選挙運動チームが所持している物理的な投票記録の提出を求める司法命令に従わなかった。 / ゴンサレスを支持した3つの政党の代表者は、水曜日(8/7)に裁判所に出廷したが、投票結果を提示しなかった。 / 強硬派野党が物的証拠の提出を拒否し、候補者が姿を現さなかったことは、他の元大統領候補から批判を浴びた。
Peoples Dispatch August 09, 2024 by Peoples Dispatch
People’s movements across the world launch campaign of solidarity with Venezuela
(世界中の人民運動がベネズエラとの連帯キャンペーンを開始)
世界中の社会運動と労働運動が、大統領選挙後の一連の攻撃に直面するベネズエラ人民と連帯するキャンペーンを開始した。 / 8月9日、南北アメリカ大陸とカリブ海諸国の社会・政治運動のプラットフォームであるALBA運動(ALBA Movimientos)、国際人民議会(International Peoples’ Assembly)、シモン・ボリバル研究所(Simon Bolivar Institute)、カリブ諸国民議会(Assembly of Caribbean Peoples)は、「民主主義と主権のために:ベネズエラに手を出すな!」と題したキャンペーンを開始した。このキャンペーンは、右翼の政治関係者や、主流メディア、米国とその同盟諸国からの攻撃の波を受けて始まった。 / 開始文書には、ベネズエラの選挙の正当性を疑問視するメディアキャンペーンが数か月間展開されてきたと記されている。「覇権的メディアは、政治的および外交的戦略を用いて、最近のベネズエラの選挙プロセスの非合法性という考えを植え付けようとしてきた」と声明は述べている。
Peoples Dispatch August 09, 2024 by Peoples Dispatch
Venezuelan lawyer Olga Álvarez: “Whoever alleges fraud has to prove it”
(ベネズエラの弁護士オルガ・アルバレス: 「不正を主張する者はそれを証明しなければならない」)
米国、ペルー、エクアドル、コスタリカ、ウルグアイ、パナマは、「グアイド 2.0」と呼ばれる戦略でゴンサレスを大統領として承認した。 / メディアの茶番劇は、部分的な情報や、場合によっては未確認の情報、米国を拠点とする民間企業が実施した出口調査、そして公認の国家機関であるCNEが発表した公式情報と矛盾する右翼野党の声明に基づいている。 / しかし、なぜか米国、ペルー、エクアドル、コスタリカ、ウルグアイ、パナマは、最終結果が発表される前に、すでにエドムンド・ゴンサレスを同国の大統領として承認しており、ベネズエラ政府は、これを「グアイド2.0」と名付けた。この承認は、外部監査も真実の保証もないまま野党が発表した数字に基づいている。 / Peoples Dispatchは、他の独立系人民メディアとともに、10年以上の経験を持つ憲法と選挙制度の専門家であるベネズエラの弁護士オルガ・アルバレスに話を聞いた。 / ベネズエラの選挙制度 「ベネズエラでは、2004年以降、選挙制度に関連するすべてのシステム、特に投票に関連するすべてのシステムが100%自動化されていることを強調することが重要です」と、オルガ・アルバレスは語る。【以下、詳細は省略。サイバー攻撃を受けていることの指摘は重要。そのことで完全な結果の公表が困難になり、それが「不正」の重要な根拠にされている。】 / 不正があった可能性はあるか? 「不正を主張する者は、選挙訴訟においてそれを証明しなければならない。」【以下略】
teleSUR August 8, 2024
Over 300 Intellectuals, Politicians, Activists, Journalists and Leaders Condemn Fascist Violence Against Venezuela
(300人以上の知識人、政治家、活動家、ジャーナリスト、指導者たちが、ベネズエラに対するファシストの暴力を非難)
署名者には、ボリビアの元大統領エボ・モラレス、アルゼンチンのノーベル平和賞受賞者アドルフォ・ペレス・エスキベル、ホンジュラスの元大統領マヌエル・セラヤなど、多数が名を連ねている。 / 木曜日(8/8)、300人以上の著名な知識人、作家、ジャーナリスト、政治指導者、活動家がベネズエラのファシストのクーデターを拒否し、ニコラス・マドゥロ大統領の選挙勝利を承認した。 / 書簡の中で、知識人たちはニコラス・マドゥロに対する暴力行為とメディア操作を非難し、「帝国主義の不安定化作戦は選挙前、選挙中、選挙後に計画され実行された」と指摘した。
Venezuelanalysis August 7, 2024 Clodovaldo Hernández
Maduro, an Expert in Defense and Counterattack
(マドゥロ、防衛と反撃のエキスパート)
Venezuelanalysisのコラムニスト、クロドバルド・エルナンデスが、大統領選挙後の極右野党の攻撃に対するマドゥロの対応を検証する。 / 四半世紀以上にわたり、組織的にますます激しく包囲されてきた国であることの数少ない利点のひとつは、その指導者が防衛と反撃にますます熟達していることである。 / これは、まだ進行中の7月28日のベネズエラ大統領選挙後の出来事から引き出せる結論のひとつである。ボリバル革命の敵対者が取った行動は、再選されたニコラス・マドゥロ大統領にとって有利な方向で、ひとつずつ反撃されてきた。 / 並行政府戦略 【ブリンケン国務長官がゴンサレスを勝者と認定し、グアイドの時と同様の「並行政府」をつくろうとしたが、うまくいっていない。勢力バランスは大きく変化している。】重要な策略のひとつは、アントニー・ブリンケン国務長官の声明で、野党候補のエドムンド・ゴンサレス・ウルティアを選挙の勝者と認定したことであり、この問題に関して唯一の権限を持つ機関である全国選挙評議会(CNE)がマドゥロを勝者と宣言した公式結果と公然と矛盾するものだった。 / 前議員フアン・グアイドの暫定政権の繰り返しと見られる事態に直面したマドゥロは、帝国の喫水線に〝魚雷を発射″した。米国がマドゥロの勝利を認めなければ、米国企業に与えられたエネルギー契約は、ベネズエラが近く参加することを望んでいるBRICSグループの企業に引き渡されることになる、と。 / その直後、国務省のマシュー・ミラー報道官は、米国はゴンサレスを選挙の勝者とみなしているが、ベネズエラの大統領としては認めていないと、〝頭の体操″を駆使して説明した。 / これは、マドゥロ政権がこのような介入主義戦略から身を守る術を学んだことを示しているだけでなく、わずか数年で地政学的な勢力バランスがいかに変化したかを示している。米国がグアイドを承認したとき、多くの国がそれに続いた。今回は、重大な問題を抱えた世界、政治的にバランスのとれたラテンアメリカの状況、そして深刻な経済難に直面している米国、これらによって、マドゥロは攻撃にしっかりと対抗することができた。 / 米州機構(OAS)常設理事会の決議を通じて選挙の正当性を否定する大陸的なコンセンサスを得ようとした最初の試みは失敗した。AMLO、ルーラ・ダ・シルバ、グスタボ・ペトロの政府の共同の努力により、最初の試みは打ち砕かれた。 / リマ・グループの復活 【「リマ・グループ」を復活させようという構想が進行中だが、うまくいっていないことが指摘されている。】 / 街頭抗議活動の激化 ベネズエラ政府が武力と迅速性の両面で対応能力を大幅に向上させたもうひとつの分野は、街頭暴力への対処である。 / この専門知識は、2017年に4カ月に及んだ「グアリンバ」などで、警察や軍隊が暴力的なデモ参加者との長期にわたる対立に関与した、過去数回の騒乱の波から生まれた。 / 今回は、政府は諜報活動と潜入活動を通じて数時間以内に制御を取り戻すことができた。7月31日までに、状況は沈静化した。政府は当初懸念されていたよりも被害を少なく抑えて、暴動の発生をなんとか抑えることができた。
teleSUR August 7, 2024
Venezuelan Far-Right Opposition Does Not Deliver Electoral Records to Supreme Court
(ベネズエラ極右野党、最高裁に選挙記録を提出せず)
元候補者のゴンサレスは、判事の命令に背き、所持していると主張した書類を提出しなかった。 / 水曜日(8/7)、「民主統一プラットフォーム(PUD)」の候補者だったエドムンド・ゴンサレスは、7月28日に行われた大統領選挙の投票記録を提出する予定だった最高裁判所の選挙法廷での審理に出席しなかった。
junge Welt 2024.8.7 Von Volker Hermsdorf (ドイツ語・機械翻訳)
Ermittlungen gegen Machado
(マチャドに対する捜査)
ベネズエラの選挙をめぐる紛争は次のラウンドに入っている。全国選挙管理委員会(CNE)が週初めに7月28日の大統領選挙の開票リストを最高裁判所に引き渡した後、最高裁判所は、水曜日(8/7)から金曜日(8/9)まで候補者と政党代表者の聴聞を行う予定である。 / 右翼野党の代表者らは、軍や警察に対し命令を拒否するよう求め、再び紛争を煽っている。このため検察庁は、月曜日(8/5)、野党政治家のマリア・コリーナ・マシャドとエジムド・ゴンサレスに対する犯罪捜査を開始した。
Venezuelanalysis August 6, 2024 José Luis Granados Ceja
Venezuela: CNE Turns Over Electoral Data to Supreme Court, US Walks Back González Recognition
(ベネズエラ: CNEが選挙データを最高裁に提出、米国はゴンサレス承認を撤回)
国務省は、米国はゴンザレス大統領を大統領として承認していないと述べた。これは、ブリンケン国務長官が以前に担っていた立場からの転換である。 / ベネズエラの全国選挙評議会 (CNE) のエルビス・アモローソ議長は、同国の最高裁判所 (TSJ) が要求した詳細な投票記録や投票総数を含む選挙証拠を提出した。 / CNEのデータを受け取ってから、TSJは、データを確認し、プロセスに関与した関係者に質問するために15日間の期間を設けると発表した。10人の候補者全員と、投票用紙に載った37の政党の法定代理人は、今後数日中に裁判所に出頭するよう召喚され、裁判所長のカリスリア・ロドリゲスは、出頭しない場合は法的措置を取ると警告している。 / 強硬派の野党陣営は、TSJの最新の展開についてコメントしていないが、ゴンサレスは金曜(8/2)の法廷開廷時には出廷しなかった。 / その代わりに、ゴンサレスとマチャドは月曜(8/5)に声明を発表し、ゴンサレスを「次期大統領」と一方的に宣言し、警察と軍隊に彼の命令に従うよう求めた。 / 米国務省報道官のマシュー・ミラーは、質問に対して、バイデン政権はゴンサレスを大統領として認めていないと述べたが、これは、ゴンサレスを選挙の「勝者」と宣言したアントニー・ブリンケン国務長官の立場とは一線を画している。ミラーは、メキシコ、ブラジル、コロンビアによる進行中の調停努力を指摘した。 / 左派のルラ・ダ・シルバ大統領(ブラジル)、ペトロ大統領(コロンビア)、ロペス・オブラドール大統領(メキシコ)は、外国の干渉を拒否し、ベネズエラの主権を強調するとともに、すべての当事者がベネズエラ主導の紛争解決を追求する必要性を強調した。 / ゴンサレスとマチャドの声明を受けて、タレク・ウィリアム・サーブ検事総長は、公務の横領や反乱の扇動などの容疑で両氏に対する刑事捜査を開始したと述べた。 / ウラジミール・パドリーノ国防相とレミヒオ・セバージョス内務相も、火曜日(8/6)の午後、米国が支援する野党からの「必死で扇動的な」呼びかけを拒否する共同声明を発表した。軍と警察の指導者らは平和維持を誓い、国の諸機関への支援を再確認した。 / ベネズエラの街には平穏が戻り、他の選挙戦の後によく見られた暴力的な「グアリンバ」抗議デモが再び起こるのではないかという懸念が払拭されたようだ。
Peoples Dispatch August 06, 2024 by Pablo Meriguet
The streets have become the key battleground between chavismo and the far-right opposition
(路上はチャベス主義と極右野党の主要な戦場となっている)
ベネズエラの極右野党は、自分たちの詐欺物語に力を与えるために路上で動員しようとしてきた。一方、チャベス主義者は連日何万人もの動員を続けている。 / マリア・コリーナ・マチャドは、迫害されていると非難したが、数百人の支持者の前で(in front of hundreds of supporters)演説し、野党の抗議活動は市民的で平和的であり、決して暴力的ではないと宣言した。もちろん、この宣言は、野党活動家が教育機関、警察署、病院、薬局、ベネズエラ統一社会党の事務所、全国選挙管理委員会のほぼ12の事務所を襲撃した前日の現実とはまったく対照的である。
Orinoco Tribune August 4, 2024
Venezuelan VP Highlights Low Turnout in Opposition Demonstration in Caracas
(ベネズエラ副大統領、カラカスでの野党デモの参加者数の少なさを強調)
デルシー・ロドリゲス副大統領は、マリア・コリーナ・マチャド率いる極右派が土曜日(8/3)にカラカス東部のラス・メルセデス地区で開催した集会の参加者数の少なさを指摘した。 / 8月3日、極右政治家マリア・コリーナ・マチャドが呼びかけたデモが、裕福なラス・メルセデス地区で行われた。 / ドローンによる複数の映像によると、反対派デモの参加者数はマチャドが主張する投票数のレベルに一致していない。
Misión Verdad 3 Ago 2024(スペイン語・機械翻訳)
Se confirma el fraude de las "actas" divulgadas por la oposición
(野党が公開した「議事録」の不正が判明)
昨日(8/2)、国民議会(AN)議長で「ベネズエラ・ヌエストラ」キャンペーン司令部長のホルヘ・ロドリゲスは、エドムンド・ゴンサレスとマリア・コリーナ・マチャドを中心とするベネズエラ野党が提出した「議事録」で発見されたことについての最初の調査結果を発表した。7月28日(日)に前PUD候補の「勝利」を証明するとされる「議事録」についてである。 / 極右野党が、「グアイド2.0」戦略と思われるものによって、大統領選挙を非合法化し、エドムンド・ゴンサレスを「次期大統領」として違法に宣言するために、並列の全国選挙評議会(CNE)を構築していると、ロドリゲスは非難した。 / 記者会見では、大統領とともに、ここ数日野党指導者らによって公表された「議事録」の偽造と目に見える不正の兆候を示す一連の詳細が発表された。 / ロドリゲスは、野党のウェブサイトで入手可能な「議事録」の合計は9,468件で、これは各選挙センターが作成する30,026分のうちの31%に相当すると指摘した。 / 公開されたビデオの中で、野党指導者たちは、自分たちが主張する投票所の数について矛盾している。 / 極右野党が開示した「データ」は、各組織の永久選挙人登録簿(REP)の歪曲された数値に基づいており、恣意的に各候補者の得票率を決定するために、「結果」を各候補者の得票数で割り振ったものである。 / その結果、野党が公表した選挙地図は、国内の23の州と335の地方自治体において、もはや類似ではなく同一の「結果」を示しており、ロドリゲスは、領土的、文化的、人口統計的、選挙史的な現実からすれば、「数学的に不可能な」パターンだと断言した。 / 野党の「並行CNE」で提示された「議事録」には、投票所のメンバー、証人、機械オペレーターの署名がない。
teleSUR August 3, 2024 Hour: 9:45 pm
More Than 40 Countries Recognize the Legitimacy of Nicolás Maduro as President
(40カ国以上がニコラス・マドゥロの大統領としての正当性を承認)
【(マドゥロ大統領承認)15+14+11=40か国:(ゴンサレス大統領承認)6ヵ国】 世界中の40カ国以上がニコラス・マドゥーロ氏の当選を祝福した。 / アフリカでは、アルジェリア、アンゴラ、ブルキナファソ、ジブチ、赤道ギニア、エリトリア、ガボン、リビア、マダガスカル、マリ、ナミビア、ナイジェリア、コンゴ共和国、西サハラ、ジンバブエなどの10か国以上がマドゥロ大統領の選出と政府を歓迎した。 / アジアとヨーロッパでは、中国、インドネシア、イラク、イラン、ラオス、北朝鮮、パレスチナ、カタール、サウジアラビア、シリア、トルコ、アラブ首長国連邦、ベトナム、ミャンマーが、7月28日の選挙プロセスを歓迎し、ボリバル指導者の勝利を歓迎した。 / アメリカ大陸では、アンティグア・バーブーダ、ボリビア、キューバ、ドミニカ、グレナダ、ホンジュラス、ニカラグア、セントクリストファー・ネイビス、エルサルバドル、セントルシア、セントビンセント・グレナディーン諸島の諸政府が支持している。 / アルゼンチン、コスタリカ、ペルー、エクアドル、ウルグアイ、米国のみが、マリア・コリーナ・マチャド率いる極右のレトリックを支持している。
Plensa Latina August 3, 2024
Pres. Maduro gives full account of violent crimes
(マドゥロ大統領、暴力犯罪の全容を説明)
ニコラス・マドゥロ大統領は、この月曜日(7/29)からカラカスと国内23州で極右が犯している破壊行為とテロ行為の全容を説明した。 / 大統領は、まず、犯罪集団が破壊または焼き払った行為を列挙した。大学の建物12棟、高校7校、警察署250か所、病院3か所、総合診断センター6か所、ハイテク医療センター1か所、外来センター30か所、コミュニティ・ラジオ局1か所、最近復旧したカラカス地下鉄駅11か所、電車1台、バス38台。 / ファシスト極右の傀儡が、シモン・ボリバルとウゴ・チャベスの記念碑や像 27 基を破壊したことにも言及した。 / 破壊者たちは、人が中にいるにもかかわらず、ベネズエラ社会主義統一党 (PSUV) の本部10か所、下水処理場、北部アラグア州のサン・ハシント兵舎に放火した。 / 全国選挙評議会 (CNE) の地方本部 10 か所が炎上し、極右の暴漢たちがカラカスにある評議会の本部を破壊しようとした。 / 別名「小さなコマンド」という犯罪組織がミラフローレス宮殿を襲撃するために2回の一斉射撃を行い、公共広場を破壊した。 / これらの暴力的で犯罪的な攻撃の結果、多くの通行人が殺害され、120人の警察官が負傷し、2人の兵士が犯罪的かつ残忍に殺害された。 / 大統領は、ここ数日間にテロ犯罪に関与したとして逮捕された者たちの70%はテキサスで訓練を受け、米国との合意の一環としてベネズエラに送還された移民であると語った。
Peoples Dispatch August 02, 2024 by Zoe Alexandra
Without evidence, the US declares Edmundo González winner of Venezuela’s presidential elections
(米国は証拠もなくベネズエラ大統領選挙でエドムンド・ゴンサレスが勝利したと宣言)
米国とベネズエラの関係では歴史が繰り返されている。8月1日、米国務長官アントニー・ブリンケンは「ベネズエラ大統領選挙の結果の評価」という声明を発表し、「米国にとって、そして最も重要なベネズエラの人々にとって、7月28日のベネズエラ大統領選挙でエドムンド・ゴンサレス・ウルティアが最多票を獲得したことは明らかである」と宣言した。 / この声明は、さまざまな政府、政治アナリスト、社会運動から厳しく批判されている。それらの批判は、米国が再び失敗した「グアイド計画」を実行しようとしていると非難している。 / この声明は、ベネズエラの現実とはまったく対照的である。 / マドゥーロは、結果を検証し不正の疑いを否定するために、最高裁判所に対して結果と各党の投票集計を監査するよう求めた。候補者らは、金曜(8/2)午後の会議に出席するよう裁判所から要請された。極右野党はこの監査を否定している。 / 世界はベネズエラを支持する 米国と極右野党は選挙結果を認めないと主張しているが、国際社会は彼らの姿勢を受け入れていない。8月2日の時点で、中国、ロシア、イラン、キューバ、ブルキナファソ、マリ、ボリビア、ベトナム、シリア、ジンバブエなど、数十か国がマドゥロの勝利を認めている。 / 7月31日、米州機構(OAS)は、ベネズエラの状況に対処するため緊急会議を開催したが、ベネズエラを非難する決議を可決できなかった。特にメキシコは会議への出席を拒否し、ベネズエラの政治問題に干渉しようとするOASの取り組みを非難した。 / 世界中のさまざまな社会運動も、米国政府が発表した声明に警告を発し、ベネズエラへの米国の干渉の停止を求めた。
【「ラテンアメリカの革命的大衆闘争」(2024.08.03 Saturday)に全訳あり】
teleSUR August 2, 2024: 6:12 pm
Supreme Court of Venezuela Calls Political Parties to Comply With the Electoral Ruling
(ベネズエラ最高裁判所、諸政党に選挙判決に従うよう要請)
ベネズエラ最高裁判所 (TSJ) のカリスリア・ベアトリス・ロドリゲス長官は、今週金曜日(8/2)、同国の政治的目的を持つ諸組織に対し、7月28日の大統領選挙に関連して最高裁の選挙法廷が下した判決に従うよう要請した。 / ベネズエラのニコラス・マドゥーロ大統領が起こした選挙訴訟に対し、裁判官は「すべての国民、候補者、政党、その他の関係者は、この事件に内在する判決に従い、尊重するよう強く要請される」と述べた。 / 【10人のうち9人が出席】。TSJに出頭する法的義務があるにもかかわらず、民主プラットフォーム(極右)の候補者エドムンド・ゴンサレスは出席しなかった。 / 出席した候補者は、協力し、調査結果の評価のための証拠および証明書として必要な収集物を提出することを書面で約束した。この誓約書にエンリケ・マルケス候補は署名していない。
teleSUR August 2, 2024 Hour: 2:44 pm
Electoral Council Publishes 2nd Bulletin of the Venezuelan Elections Results
(選挙管理委員会がベネズエラ選挙結果の第2報を発表)
金曜日(8/2)、全国選挙管理委員会(CNE)は、7月28日(日)に行われたベネズエラ大統領選挙の結果の第2報を発表した。 / 送信されたデータの96.87%で、結果によると、「大祖国極Great Patriotic Pole」の候補者ニコラス・マドゥロ大統領は6,408,844票つまり51.95%の票を獲得した。 / 2位は極右「統一プラットフォーム」の候補者エドムンド・ゴンサレスで、5,326,104票つまり43.18%の票を獲得した。 / CNEのエルビス・アモロソ委員長は、世界各地から同組織の技術インフラに対して行われた大規模なサイバー攻撃により、投票結果表の送信が遅れたと指摘した。 / 遅延は、ここ数日に起きた都市部での暴力行為の結果によるものだと、彼は非難し、これらのテロ行為には地方選挙事務所、投票所、緊急送信センターの放火が含まれると指摘した。 / CNEは、選挙法やその他の規則を遵守し、記録の大部分を送信することに成功したとアモロソは述べ、国民の参加率は59.97%に達したと付け加えた。【逆に言えば、暴力行為によって一部は失われて、100%公表が不可能になったということ。それが不正の根拠とされている!】
Peoples Dispatch August 01, 2024 by Susana Velásquez
Venezuelan working class mobilized in support of Nicolás Maduro
(ベネズエラの労働者階級がニコラス・マドゥロ大統領の支持に結集)
7月31日のデモは、右翼が選挙結果を認めないと発表した後、2度目の呼びかけであり、野党の過激派によって乱された「平和、平穏、正常を共同で回復する」というマドゥロ大統領の呼びかけに応じたものだった。 / 労働者階級との会合で、大統領は、この新たなクーデターの試みは阻止されたと述べ、極右によって組織されマリア・コリーナ・マチャドが率いる犯罪集団「コマンディトス、犯罪者、暴力者」が侵害した平和を強化していると確言した。 / 大統領は、実施された調査の結果、これらの犯罪集団、別名「コマンディートス」と関係のある1,000人以上の犯罪者が逮捕されたと伝えた。
Peoples Dispatch August 01, 2024 by Pablo Meriguet
The time of the Lima Group is over: Latin American right’s attack on Venezuela loses wind
(リマ・グループの時代は終わった: ラ米右翼によるベネズエラへの攻撃は勢いを失っている)
大統領選挙でニコラス・マドゥーロが勝利したとの選挙評議会の宣言を受けて、ベネズエラ国内で複数の紛争の戦線が開かれた。極右野党は選挙結果を認めず、自らの候補者エドムンド・ゴンサレスが選挙の正当な勝者であると宣言した。極右野党は、すでに、自らの候補者が勝利しなければ選挙結果を尊重しないと発表していたため、このシナリオは予想されていた。 / 国際的な覇権メディアも、また、マドゥロが選挙に勝利した場合に選挙結果の正当性を否定するキャンペーンを、数か月前に開始した。選挙プロセスの正当性を否定するというこの中期および長期の選挙戦略に、ベネズエラ社会主義統一党(PSUV)政府の勝利を否定するよう国際社会に圧力をかけようとするベネズエラ国外での一連の行動が加わった。 / しかし、過去数年とは異なり、この地域の右翼指導者たちによるこの協調的な試みは、目的を達成するために必要なコンセンサスを喚起することができなかった。この地域の反応は、2017年にベネズエラの民主主義や選挙プロセスに対する協調的な攻撃と圧力キャンペーンを実行し、ベネズエラが現在も直面している厳しい制裁キャンペーンを奨励することができた「リマ・グループ」の時代とは大きく異なっている。 【以下、小見出しのみ】 ラテンアメリカのいくつかの右翼政権の反対 / 米州機構とその反ベネズエラ運動の挫折 / マドゥロに対する国際的支持 / マドゥロ大統領、選挙プロセスに関する疑念を払拭するため監査を要求
teleSUR 30 de julio de 2024 Hora: 18:56 (スペイン語)
Movilización popular en respaldo al presidente reelecto Nicolás Maduro
(再選されたニコラス・マドゥロ大統領を支持する大衆動員)
ニコラス・マドゥロ大統領は、民主主義と7月28日の選挙結果を擁護するため、自身がいるミラフローレス宮殿を含む国内各地でベネズエラ人民が壮大な行進で結集していることを強調した。 / 「我々は犯罪的ファシズムから国民を守る」と大統領は言い、「祖国の兵士たち」に敬意を表し、「今日、多くの感動があり、多くの力がある」と述べた。 / 「団結した人民は決して敗北しない」とミラフローレスに到着した人々は口ずさんだ。マドゥロ大統領は、「チャベスは生きている、戦いは続く」と人民に語り、チャベスの銅像を倒した犯罪者は投獄されていて、あらゆる厳格な正義と法律で処罰されるだろうと伝えた。 / 「街路は人民のものでなければならない。私たちが平和を回復するまで、平和を定着させるまで、私たちが行う行動は2つある。それは、ベネズエラ全都市における軍と警察のパトロール、そして、平和と正常を回復するために人々が毎日街頭に動員されることである」と述べた。 / 「我々は平和と憲法の道を通じて再び勝利するだろう」と述べ、平和戦線が達成されたことを確認した。そして、「これは計画的なクーデターだ。彼らはCNEを承認しないと言った」と述べた。 / マドゥロ大統領は、「人民軍のさらなる団結が必要だ」と述べ、平和維持軍の働きも評価した。人民の完璧な連合。ボリバル軍と警察が領土内で連携している。 / 「国民の防衛に失敗するわけにはいかない」と大統領が強調する一方、結集した人民は「マドゥロは去らない」「マドゥロ、友よ、人民はあなたとともにある」と叫んだ。
Venezuelanalysis July 30, 2024 Ricardo Vaz
Venezuela: Gov’t, Hardline Opposition Call for Mobilizations in Tense Election Aftermath
(ベネズエラ: 政府と強硬派野党が選挙後の緊迫した状況で動員を呼びかけ)
野党グループは、月曜日(7/29)、カラカスの複数の場所でバリケードを設置し、治安部隊と衝突した。 / ベネズエラの選挙後の情勢は、反政府運動と治安部隊との対立で特徴づけられている。 / 日曜遅くから、さまざまな都市で路上バリケードが張られ、主要道路・幹線道路が焼けたタイヤやその他の残骸で封鎖されたとの報告が複数あった。 / ベネズエラ大統領は、極右勢力がクーデター未遂に関与しており、2014年と2017年にこの南米の国を揺るがし、数十人の死者を出した暴力的な「グアリンバ」抗議運動を再現しようとしていると警告した。マドゥロ大統領とチャベス派高官らは、火曜日(7/30)の午後、政府支持者らに平和と反ファシズムのデモ行進を行うよう呼びかけた。【既にとらえている内容は省略】【「ラテンアメリカの革命的大衆闘争」(2024.07.31 Wednesday)に全訳あり】
Struggle la Lucha July 29, 2024
National Lawyers Guild electoral observers praise Venezuelan election process
(「全米弁護士組合」の選挙監視団がベネズエラの選挙プロセスを称賛)
「全米弁護士組合 (NLG)」の選挙監視員5名からなる代表団が、2024年7月28日に行われたベネズエラの大統領選挙を監視した。代表団は、正当性、投票へのアクセス、多元性に細心の注意を払いながら、透明で公正な投票プロセスを観察した。 / 選挙プロセスが健全であったにもかかわらず、米国が支援する野党は反マドゥロ派の西側メディアの支援を受け、選挙結果の受け入れを拒否し、ベネズエラの民主主義の安定性を損なっている。全国選挙委員会(CNE)のエルビス・アモロソ委員長は、司法長官に対し、選挙中継システムへの攻撃を調査するよう要請した。代表団は、選挙システムへの攻撃と、民主主義プロセスを損ねる米国の役割を強く非難する。 / 代表団は、95カ国と多くの組織から集まった910人の選挙監視員とメモや情報を共有した。 / 選挙制度は透明性が高く、円滑に運営されている。ベネズエラの投票制度は、ジミー・カーター元米国大統領によって「世界最高」と称され、投票所へのアクセスと投票者の明確な識別の両方を保証し、ベネズエラ国民の信頼を呼ぶ安全なシステムを推進している。代表団が訪問した各投票所では機械と選挙プロセスが適切に機能していた。 / 代表団は、米国が支援する野党、リマ・グループを含む地域の右翼勢力、アントニー・ブリンケン国務長官を含む米国当局者、および西側メディアによって流布されている不正の主張を、全面的に拒否することを強調した。 / 「全国弁護士組合」は、弁護士、法曹関係者、刑務所の弁護士、法科大学院生などを会員とし、憲法、人権、公民権の保護を提唱する米国初の人種差別のない弁護士会として1937年に結成された。
teleSUR July 29, 2024 Hour: 9:17 pm
Venezuelan Government Withdraws the Diplomatic Personnel from Seven Latin American Nations
(ベネズエラ政府、ラテンアメリカ7カ国から外交官を引き揚げ)
ベネズエラ政府は、月曜日(7/29)、アルゼンチン、チリ、コスタリカ、ペルー、パナマ、ドミニカ共和国、ウルグアイの外交官全員に撤退を命じ、これらの国の代表者のベネズエラからの即時追放を要求した。7月28日の選挙でニコラス・マドゥーロ大統領の勝利をこれらの国が受け入れなかったためである。 / ベネズエラ外務省の公式声明には、次のように書かれている。「ワシントンに従属し、国際ファシズムの最も卑劣なイデオロギー的命題に公然とコミットし、失敗し敗北したリマ・グループの復活を企てている右翼政府グループの干渉的な行動と発言を、ベネズエラは断固として拒否する」と。 / イヴァン・ヒル外相は、Xで放送された別のメッセージで、「地球上のすべての大陸から100以上の社会・政治組織が7月28日に行われた民主的な選挙プロセスを祝福し、選挙裁定者(electoral arbiter)の働きとこの組織が出した結果を認め、ベネズエラの極右、国際的および帝国主義的勢力が促進し生み出した暴力を非難するよう求めている」と述べた。
【チリのボリッチ政権は、外交では当初から米帝ににじり寄っていたが、いっそう反動化した。】
Venezuelanalysis July 29, 2024 Andreína Chávez Alava
Venezuela: Electoral Authority Formally Declares Maduro Victory
(ベネズエラ: 選挙管理委員会がマドゥロの勝利を正式に宣言)
全国選挙管理委員会(CNE)は、日曜日(7/28)の大統領選挙でニコラス・マドゥロが勝利したと正式に宣言した。 / アモロソ会長は、選挙結果が出るまでの長い待ち時間は、データ送信システムへの攻撃によってプロセスが遅れたためであると述べた。翌日月曜日、タレク・ウィリアム・サーブ司法長官は、ハッキング疑惑の調査を発表し、暴力的な計画には警告を発した。 / 米国が支援する野党は公式結果に異議を唱え、ゴンサレスの勝利を宣言した。CNEの報道を受けて行われた記者会見で、極右指導者のマリア・コリーナ・マチャドは、ゴンサレスが70%の得票率で選挙に勝利したと述べた。 / 米国務長官のアントニー・ブリンケンは、選挙結果がベネズエラ国民の意思や投票を反映していないことに米国は「深刻な懸念」を抱いていると述べた。 / ソーシャルメディアの報道によると、デモ参加者がタイヤを燃やして大通りや幹線道路を封鎖しており、カラカス・ラ・グアイラ幹線道路で大きな事件が起きた。しかし、政府軍は状況を鎮静化させており、大きな衝突は記録されていない。 / 日曜日の選挙では、95か国から910人の国際監視員がベネズエラの投票所を訪れ、投票プロセスの信頼性を証明した。
teleSUR July 29, 2024 Hour: 12:30 am
Nicolás Maduro Wins in Venezuelan Presidential Elections with 51,20% of the Votes
(ニコラス・マドゥロ、ベネズエラ大統領選挙で51.20%の得票率で勝利)
平和的な雰囲気の中で行われた選挙で、「大祖国極シモン・ボリバル」の候補者ニコラス・マドゥロが51%超の得票率で再選された。全国選挙管理委員会 (CNE) が報告した。 / 選挙管理委員会のエルビス・アモロソ委員長は、選挙当日に1,100万票以上が有効だったと詳細を述べた。 / 何事もなく行われ、投票率59%で、ニコラス・マドゥーロ候補は515万票(51.2%)を獲得して再選された。 / 2番目に投票数が多かったのはエドムンド・ゴンサレスで、444万5,978票、得票率44.2%。
Orinoco Tribune July 28, 2024
American Association of Jurists Condemn US Interventionism in Venezuela’s Presidential Elections
(全米法律家協会、ベネズエラ大統領選挙への米国の介入を非難)
「全米法律家協会(AAJ)」は、7月28日に行われたベネズエラ大統領選挙に対し、米国とその同盟諸国が、覇権主義的なメディアやソーシャルメディアを使って不正選挙疑惑のシナリオを構築し、介入的な行動をとったことを非難した。 / AAJは、7月26日に発表した声明で、ベネズエラ内政への米国の干渉は「米国や同盟諸国の政府関係者が野党に投票するよう公然と呼びかけた広範なメディアキャンペーンから始まった」と述べた。 / 「ここ数日、おそらく前述のキャンペーンが期待された結果を生まなかったことを認識したため、不正選挙の可能性というシナリオを作り始めた」とAAJの声明は続けた。さらに「いくつかの声明の中で、彼らは国民に野党に投票するよう求め、ニコラス・マドゥロ率いる政府による選挙結果の改ざん疑惑の証拠を持っていると虚偽の主張をしている」と。 / 声明では、この策略は、2019年にボリビアの元大統領エボ・モラレスに対するクーデターにつながった策略と非常によく似ており、米国国際開発庁(USAID)、米州機構(OAS)、欧州連合が関与していたことが証明されていると付け加えた。 / さらに、AAJは、「ベネズエラ・ボリバル共和国の7月28日の選挙プロセスに同行する国際監視員を認定した」「我々は、これまでの選挙と同様に、この選挙が全国選挙評議会によってのみ管理される、最も包括的で安全な選挙制度の一つであることを確認した」と述べている。 / この点に関して、声明は、技術面ではベネズエラの選挙システムはさまざまな面で16回の監査を経ており、これらの監査は選挙に参加するすべての政治団体によって検討され、認証されている、と付け加えた。
Peoples Dispatch July 27, 2024 by Peoples Dispatch
Dozens of US-based organizations condemn media campaign against Venezuela
(米国に拠点を置く数十の組織がベネズエラに対するメディアのキャンペーンを非難)
これらの組織は、選挙が不正であると主張しようとする西側メディアのキャンペーンを非難する公開書簡に署名した。 / ベネズエラの人々が次期大統領を選ぶために投票所に向かう前日(7/27)、米国の30以上の組織が「ベネズエラの選挙の信用を失墜させ政権交代を企てる試みに警戒せよ」という公開書簡に署名した。 / 「平和のための黒人同盟」、「ANSWER連合」、「パレスチナ青年運動」、「人民フォーラム」、「DSA国際委員会」、「CODEPINK」、「Nodutdol」など数十の団体は、次のように警告している。「選挙が必然的に不正なものであるかのように西側メディアの物語は既に紡がれており、投票箱で右翼反対派が勝利しない場合に、新たな政権交代作戦への道ならしをしている」と。 / また、厳しい経済制裁を課し、極右野党が主導する不安定化キャンペーンを支援する、米国主導のキャンペーンを厳しく糾弾している。 / この書簡は、また、現在のメディアの報道が、左翼が勝利した場合に選挙後に起こり得る暴力的な抗議行動を正当化していると警告している。 【以下、書簡の全文あり。略。最後に35の組織名あり。】
teleSUR July 27, 2024
Venezuela: Debt Holders Expect Restructuring In Light Of Maduro’s Imminent Victory
(ベネズエラ: マドゥロの差し迫った勝利を踏まえ、債権者は債務再編を期待)
ベネズエラ債務の保有者(債権者)は、7月28日に行われる大統領選挙でニコラス・マドゥロ大統領が勝利を収める見通しであることから、中期的な債務再編について楽観視している。 / ロイター通信によると、米国最大の銀行であり、世界有数の金融企業であるJPモルガンは、ベネズエラとその国営石油会社の債券を引き続き市場ウェイトに据え置くよう顧客に推奨している。 / 2017年以来債務不履行に陥っているにもかかわらず、投資家心理を最もよく表すベネズエラの債券価格は、昨年10月に米国が取引禁止を解除したことにより、1年前の2倍以上となっている。
【米経済界の動きはウソをつかないだろう!】
Orinoco Tribune JULY 25, 2024 By Misión Verdad – Jul 24, 2024
Far-Right Unitary Platform Threatens to Reject Election Results: Five Signs
(極右「統一プラットフォーム」が選挙結果を拒否すると脅迫:5つの兆候)
ここ数週間は、マリア・コリーナ・マチャドと「統一プラットフォーム(PUD)」が率いるベネズエラ野党の過激派セクターからの一連の声明と行動が目立っている。これらの行動は、私たちが警告してきた危険なシナリオを示している。つまり、投票が集計される前であっても、選挙結果を早期に拒否し、不正を非難することである。 / この野党は7月28日に全国選挙評議会(CNE)によって予定されている選挙の結果を拒否し、選挙プロセスの正当性を失わせようとする準備をしているが、その野党の意図を示す慎重に分析された5つの警告サインがある。 / 1. CNEの選挙結果承認協定への署名拒否 選挙結果承認協定への署名拒否は、2014年や2017年などの過去の選挙ですでに見られたパターンに従い、この野党セクターが国を不安定化させる手段として不正の告発に訴える意図を明らかにしている。 / 2. 選挙世論調査の操作 スポークスパーソンや関連メディアを通じて、エドムンド・ゴンサレスが選挙に勝つと主張する世論調査を広め、チャベス主義の勝利の本当の可能性を不明瞭にしてきた。 / 3. 「統一プラットフォーム(PUD)」のスポークスパーソンの声明 PUDは、選挙当日にPUDの立会人が作成した投票議事録しか認めないと発表したが、これは明らかな選挙規則違反であり、公式記録を発行する独占的権限を持つCNEに対する冒涜である。 / 4. 不正を告発するための米国マイアミでのコンピューティング・センターの設立 このセンターは、極右政党「Vente Venezuela」の戦略計画マネージャーであるMagalli Medaの親族によって設立され、7 月 28 日に予定されている大統領選挙当日に不正の声明を出すことを目指している。 / 5. 国際メディアの影響 7月28日の選挙報道について、外国のメディアが投票日の正午から、出口調査に基づく予測を放送し始める。 / ブルームバーグやロイターなどの主流メディアネットワークは、マリア・コリーナ・マチャドやエドムンド・ゴンザレスなどの野党の人物を、逆境の中でチャベス主義に立ち向かう英雄として紹介すると予想される。
( 2024年8月15日報告)
(ベネズエラ大統領選挙とその後 要点)
・ 大統領選は、開票96.87%で、マドゥロ51.95%、2位ゴンサレス43.18%でマドゥロの勝利。投票率は59.97%。 / 米帝と極右勢力によって「不正選挙」を口実にしたクーデター策動が行われた。日本を含む国際的な大手メディアの報道は、現実とは大きくかけ離れている。
・ 極右・米帝は、100%開票の結果発表が行われていないことを、「不正選挙」の大きな理由のひとつとしているが、それは、極右勢力の暴力行動、投票所などを含む破壊行為によって、一部が失われたためである。 / 「不正選挙」攻撃の理由にするために意図的に攻撃して破損させたものと思われる。だが、マドゥロ政権と選挙当局の防衛によって大半は失われなかった。
・ 95か国から910人の国際監視員がベネズエラの投票所を訪れ、投票プロセスの信頼性を証明した。その中には「全米弁護士組合」の代表団も含まれていて、選挙システムへの攻撃と、民主主義プロセスを損ねる米国の役割を強く非難した。 / また「全米法律家協会」も、米国とその同盟諸国が不正選挙疑惑のシナリオを構築して介入的な行動をとったことを非難し、その他に米国の30以上の組織がベネズエラの選挙の信用を失墜させるメディア・キャンペーンを批判する公開書簡を出した。 / 世界中で、多くの社会組織がマドゥロを支持し、米国と極右の策動を非難・糾弾している。
・ 投票日直後から極右と米帝のクーデター策動が本格化した。「グアイド2.0」と呼ばれている。だが、マドゥロ政権と人民による防衛が勝り、2~3日のうちに基本的に抑え込んだ。 / マドゥロ政権の側は、苦境を乗り越えて経済回復を実現し、力を増強させてきた。それに対し、極右と米帝の方は勢力の弱体化が進んでいた。米帝に追随する国も、かつてのグアイドのときに比べてずっと少なくなり、マドゥロを支持する国のほうが大きくまさっている。 / 2014年以降のいくつもの反革命策動を撃退し乗り越えてきた経験が生かされたことも指摘されている。
・ 極右と米帝は、何ひとつ証拠を示すことができないにもかかわらず、「不正選挙」「ゴンサレス勝利」を大々的に主張し続けている。だがそれは「絶望の表れ」だとする指摘も出ている。 / ベネズエラ国内では、人民の街頭行動が連日行われている。世界中で、ベネズエラ人民に連帯するキャンペーンが行われている。
・ マドゥロは、最高裁判所に訴え、選挙管理委員会とすべての候補者が選挙資料を提出しなければならないようにすることで、事態の解決を図ろうとしている。 / ゴンサレスのみが資料提出を拒否し、公聴会にも出席しなかった。その後、検察によるゴンサレスとマチャドの捜査が開始された。
・ クーデター策動に失敗した米帝は、国務省報道官マシュー・ミラーが、バイデン政権はゴンサレスをまだ大統領として認めてはいないと軌道修正し曖昧化している。【しばらく前から、石油の交易をめぐってベネズエラと話し合うことになっていた。ウクライナ戦争でロシアからの石油が途絶して石油不足が深刻化しつつある中で、米国の方から望んだ。それに対して、すべて公開することを条件にベネズエラが応じた。そのことが背景にあるものと思われる。】
―― ―― ―― ―― ――
(ベネズエラ大統領選挙とその後)
Orinoco Tribune August 10, 2024
US’s Unproven Claim that There Is Overwhelming Evidence of a Victory by Venezuela’s Far-Right Opposition is a Sign of Desperation
(ベネズエラの極右野党の勝利を示す圧倒的な証拠があるという米国の証明されていない主張は絶望の表れである)
【タイトルに内容が凝縮されている。本文省略。】
Venezuelanalysis August 10, 2024 Andreína Chávez Alava
Venezuela: Presidential Candidates and Political Parties Submit Electoral Evidence to Supreme Court, Far-Right Opposition Rejects Request
(大統領候補と諸政党が最高裁に選挙資料を提出、極右野党は要求を拒否)
最高裁は、大統領選挙の結果を明らかにするため、選挙当局と諸政党が提出した情報を検討する。 / 8月7日から9日にかけて、大統領選に立候補した10人中9人の候補者と彼らを支援する政治組織の代表がカラカスの最高裁判所本部で開かれた公聴会に出席し、証言し、投票記録を含む選挙証拠を提出した。 / 極右野党は、ゴンサレス候補の勝利を主張し、それを裏付けるデータを持っていると主張しているにもかかわらず、ゴンサレス候補は選挙運動チームが所持している物理的な投票記録の提出を求める司法命令に従わなかった。 / ゴンサレスを支持した3つの政党の代表者は、水曜日(8/7)に裁判所に出廷したが、投票結果を提示しなかった。 / 強硬派野党が物的証拠の提出を拒否し、候補者が姿を現さなかったことは、他の元大統領候補から批判を浴びた。
Peoples Dispatch August 09, 2024 by Peoples Dispatch
People’s movements across the world launch campaign of solidarity with Venezuela
(世界中の人民運動がベネズエラとの連帯キャンペーンを開始)
世界中の社会運動と労働運動が、大統領選挙後の一連の攻撃に直面するベネズエラ人民と連帯するキャンペーンを開始した。 / 8月9日、南北アメリカ大陸とカリブ海諸国の社会・政治運動のプラットフォームであるALBA運動(ALBA Movimientos)、国際人民議会(International Peoples’ Assembly)、シモン・ボリバル研究所(Simon Bolivar Institute)、カリブ諸国民議会(Assembly of Caribbean Peoples)は、「民主主義と主権のために:ベネズエラに手を出すな!」と題したキャンペーンを開始した。このキャンペーンは、右翼の政治関係者や、主流メディア、米国とその同盟諸国からの攻撃の波を受けて始まった。 / 開始文書には、ベネズエラの選挙の正当性を疑問視するメディアキャンペーンが数か月間展開されてきたと記されている。「覇権的メディアは、政治的および外交的戦略を用いて、最近のベネズエラの選挙プロセスの非合法性という考えを植え付けようとしてきた」と声明は述べている。
Peoples Dispatch August 09, 2024 by Peoples Dispatch
Venezuelan lawyer Olga Álvarez: “Whoever alleges fraud has to prove it”
(ベネズエラの弁護士オルガ・アルバレス: 「不正を主張する者はそれを証明しなければならない」)
米国、ペルー、エクアドル、コスタリカ、ウルグアイ、パナマは、「グアイド 2.0」と呼ばれる戦略でゴンサレスを大統領として承認した。 / メディアの茶番劇は、部分的な情報や、場合によっては未確認の情報、米国を拠点とする民間企業が実施した出口調査、そして公認の国家機関であるCNEが発表した公式情報と矛盾する右翼野党の声明に基づいている。 / しかし、なぜか米国、ペルー、エクアドル、コスタリカ、ウルグアイ、パナマは、最終結果が発表される前に、すでにエドムンド・ゴンサレスを同国の大統領として承認しており、ベネズエラ政府は、これを「グアイド2.0」と名付けた。この承認は、外部監査も真実の保証もないまま野党が発表した数字に基づいている。 / Peoples Dispatchは、他の独立系人民メディアとともに、10年以上の経験を持つ憲法と選挙制度の専門家であるベネズエラの弁護士オルガ・アルバレスに話を聞いた。 / ベネズエラの選挙制度 「ベネズエラでは、2004年以降、選挙制度に関連するすべてのシステム、特に投票に関連するすべてのシステムが100%自動化されていることを強調することが重要です」と、オルガ・アルバレスは語る。【以下、詳細は省略。サイバー攻撃を受けていることの指摘は重要。そのことで完全な結果の公表が困難になり、それが「不正」の重要な根拠にされている。】 / 不正があった可能性はあるか? 「不正を主張する者は、選挙訴訟においてそれを証明しなければならない。」【以下略】
teleSUR August 8, 2024
Over 300 Intellectuals, Politicians, Activists, Journalists and Leaders Condemn Fascist Violence Against Venezuela
(300人以上の知識人、政治家、活動家、ジャーナリスト、指導者たちが、ベネズエラに対するファシストの暴力を非難)
署名者には、ボリビアの元大統領エボ・モラレス、アルゼンチンのノーベル平和賞受賞者アドルフォ・ペレス・エスキベル、ホンジュラスの元大統領マヌエル・セラヤなど、多数が名を連ねている。 / 木曜日(8/8)、300人以上の著名な知識人、作家、ジャーナリスト、政治指導者、活動家がベネズエラのファシストのクーデターを拒否し、ニコラス・マドゥロ大統領の選挙勝利を承認した。 / 書簡の中で、知識人たちはニコラス・マドゥロに対する暴力行為とメディア操作を非難し、「帝国主義の不安定化作戦は選挙前、選挙中、選挙後に計画され実行された」と指摘した。
Venezuelanalysis August 7, 2024 Clodovaldo Hernández
Maduro, an Expert in Defense and Counterattack
(マドゥロ、防衛と反撃のエキスパート)
Venezuelanalysisのコラムニスト、クロドバルド・エルナンデスが、大統領選挙後の極右野党の攻撃に対するマドゥロの対応を検証する。 / 四半世紀以上にわたり、組織的にますます激しく包囲されてきた国であることの数少ない利点のひとつは、その指導者が防衛と反撃にますます熟達していることである。 / これは、まだ進行中の7月28日のベネズエラ大統領選挙後の出来事から引き出せる結論のひとつである。ボリバル革命の敵対者が取った行動は、再選されたニコラス・マドゥロ大統領にとって有利な方向で、ひとつずつ反撃されてきた。 / 並行政府戦略 【ブリンケン国務長官がゴンサレスを勝者と認定し、グアイドの時と同様の「並行政府」をつくろうとしたが、うまくいっていない。勢力バランスは大きく変化している。】重要な策略のひとつは、アントニー・ブリンケン国務長官の声明で、野党候補のエドムンド・ゴンサレス・ウルティアを選挙の勝者と認定したことであり、この問題に関して唯一の権限を持つ機関である全国選挙評議会(CNE)がマドゥロを勝者と宣言した公式結果と公然と矛盾するものだった。 / 前議員フアン・グアイドの暫定政権の繰り返しと見られる事態に直面したマドゥロは、帝国の喫水線に〝魚雷を発射″した。米国がマドゥロの勝利を認めなければ、米国企業に与えられたエネルギー契約は、ベネズエラが近く参加することを望んでいるBRICSグループの企業に引き渡されることになる、と。 / その直後、国務省のマシュー・ミラー報道官は、米国はゴンサレスを選挙の勝者とみなしているが、ベネズエラの大統領としては認めていないと、〝頭の体操″を駆使して説明した。 / これは、マドゥロ政権がこのような介入主義戦略から身を守る術を学んだことを示しているだけでなく、わずか数年で地政学的な勢力バランスがいかに変化したかを示している。米国がグアイドを承認したとき、多くの国がそれに続いた。今回は、重大な問題を抱えた世界、政治的にバランスのとれたラテンアメリカの状況、そして深刻な経済難に直面している米国、これらによって、マドゥロは攻撃にしっかりと対抗することができた。 / 米州機構(OAS)常設理事会の決議を通じて選挙の正当性を否定する大陸的なコンセンサスを得ようとした最初の試みは失敗した。AMLO、ルーラ・ダ・シルバ、グスタボ・ペトロの政府の共同の努力により、最初の試みは打ち砕かれた。 / リマ・グループの復活 【「リマ・グループ」を復活させようという構想が進行中だが、うまくいっていないことが指摘されている。】 / 街頭抗議活動の激化 ベネズエラ政府が武力と迅速性の両面で対応能力を大幅に向上させたもうひとつの分野は、街頭暴力への対処である。 / この専門知識は、2017年に4カ月に及んだ「グアリンバ」などで、警察や軍隊が暴力的なデモ参加者との長期にわたる対立に関与した、過去数回の騒乱の波から生まれた。 / 今回は、政府は諜報活動と潜入活動を通じて数時間以内に制御を取り戻すことができた。7月31日までに、状況は沈静化した。政府は当初懸念されていたよりも被害を少なく抑えて、暴動の発生をなんとか抑えることができた。
teleSUR August 7, 2024
Venezuelan Far-Right Opposition Does Not Deliver Electoral Records to Supreme Court
(ベネズエラ極右野党、最高裁に選挙記録を提出せず)
元候補者のゴンサレスは、判事の命令に背き、所持していると主張した書類を提出しなかった。 / 水曜日(8/7)、「民主統一プラットフォーム(PUD)」の候補者だったエドムンド・ゴンサレスは、7月28日に行われた大統領選挙の投票記録を提出する予定だった最高裁判所の選挙法廷での審理に出席しなかった。
junge Welt 2024.8.7 Von Volker Hermsdorf (ドイツ語・機械翻訳)
Ermittlungen gegen Machado
(マチャドに対する捜査)
ベネズエラの選挙をめぐる紛争は次のラウンドに入っている。全国選挙管理委員会(CNE)が週初めに7月28日の大統領選挙の開票リストを最高裁判所に引き渡した後、最高裁判所は、水曜日(8/7)から金曜日(8/9)まで候補者と政党代表者の聴聞を行う予定である。 / 右翼野党の代表者らは、軍や警察に対し命令を拒否するよう求め、再び紛争を煽っている。このため検察庁は、月曜日(8/5)、野党政治家のマリア・コリーナ・マシャドとエジムド・ゴンサレスに対する犯罪捜査を開始した。
Venezuelanalysis August 6, 2024 José Luis Granados Ceja
Venezuela: CNE Turns Over Electoral Data to Supreme Court, US Walks Back González Recognition
(ベネズエラ: CNEが選挙データを最高裁に提出、米国はゴンサレス承認を撤回)
国務省は、米国はゴンザレス大統領を大統領として承認していないと述べた。これは、ブリンケン国務長官が以前に担っていた立場からの転換である。 / ベネズエラの全国選挙評議会 (CNE) のエルビス・アモローソ議長は、同国の最高裁判所 (TSJ) が要求した詳細な投票記録や投票総数を含む選挙証拠を提出した。 / CNEのデータを受け取ってから、TSJは、データを確認し、プロセスに関与した関係者に質問するために15日間の期間を設けると発表した。10人の候補者全員と、投票用紙に載った37の政党の法定代理人は、今後数日中に裁判所に出頭するよう召喚され、裁判所長のカリスリア・ロドリゲスは、出頭しない場合は法的措置を取ると警告している。 / 強硬派の野党陣営は、TSJの最新の展開についてコメントしていないが、ゴンサレスは金曜(8/2)の法廷開廷時には出廷しなかった。 / その代わりに、ゴンサレスとマチャドは月曜(8/5)に声明を発表し、ゴンサレスを「次期大統領」と一方的に宣言し、警察と軍隊に彼の命令に従うよう求めた。 / 米国務省報道官のマシュー・ミラーは、質問に対して、バイデン政権はゴンサレスを大統領として認めていないと述べたが、これは、ゴンサレスを選挙の「勝者」と宣言したアントニー・ブリンケン国務長官の立場とは一線を画している。ミラーは、メキシコ、ブラジル、コロンビアによる進行中の調停努力を指摘した。 / 左派のルラ・ダ・シルバ大統領(ブラジル)、ペトロ大統領(コロンビア)、ロペス・オブラドール大統領(メキシコ)は、外国の干渉を拒否し、ベネズエラの主権を強調するとともに、すべての当事者がベネズエラ主導の紛争解決を追求する必要性を強調した。 / ゴンサレスとマチャドの声明を受けて、タレク・ウィリアム・サーブ検事総長は、公務の横領や反乱の扇動などの容疑で両氏に対する刑事捜査を開始したと述べた。 / ウラジミール・パドリーノ国防相とレミヒオ・セバージョス内務相も、火曜日(8/6)の午後、米国が支援する野党からの「必死で扇動的な」呼びかけを拒否する共同声明を発表した。軍と警察の指導者らは平和維持を誓い、国の諸機関への支援を再確認した。 / ベネズエラの街には平穏が戻り、他の選挙戦の後によく見られた暴力的な「グアリンバ」抗議デモが再び起こるのではないかという懸念が払拭されたようだ。
Peoples Dispatch August 06, 2024 by Pablo Meriguet
The streets have become the key battleground between chavismo and the far-right opposition
(路上はチャベス主義と極右野党の主要な戦場となっている)
ベネズエラの極右野党は、自分たちの詐欺物語に力を与えるために路上で動員しようとしてきた。一方、チャベス主義者は連日何万人もの動員を続けている。 / マリア・コリーナ・マチャドは、迫害されていると非難したが、数百人の支持者の前で(in front of hundreds of supporters)演説し、野党の抗議活動は市民的で平和的であり、決して暴力的ではないと宣言した。もちろん、この宣言は、野党活動家が教育機関、警察署、病院、薬局、ベネズエラ統一社会党の事務所、全国選挙管理委員会のほぼ12の事務所を襲撃した前日の現実とはまったく対照的である。
Orinoco Tribune August 4, 2024
Venezuelan VP Highlights Low Turnout in Opposition Demonstration in Caracas
(ベネズエラ副大統領、カラカスでの野党デモの参加者数の少なさを強調)
デルシー・ロドリゲス副大統領は、マリア・コリーナ・マチャド率いる極右派が土曜日(8/3)にカラカス東部のラス・メルセデス地区で開催した集会の参加者数の少なさを指摘した。 / 8月3日、極右政治家マリア・コリーナ・マチャドが呼びかけたデモが、裕福なラス・メルセデス地区で行われた。 / ドローンによる複数の映像によると、反対派デモの参加者数はマチャドが主張する投票数のレベルに一致していない。
Misión Verdad 3 Ago 2024(スペイン語・機械翻訳)
Se confirma el fraude de las "actas" divulgadas por la oposición
(野党が公開した「議事録」の不正が判明)
昨日(8/2)、国民議会(AN)議長で「ベネズエラ・ヌエストラ」キャンペーン司令部長のホルヘ・ロドリゲスは、エドムンド・ゴンサレスとマリア・コリーナ・マチャドを中心とするベネズエラ野党が提出した「議事録」で発見されたことについての最初の調査結果を発表した。7月28日(日)に前PUD候補の「勝利」を証明するとされる「議事録」についてである。 / 極右野党が、「グアイド2.0」戦略と思われるものによって、大統領選挙を非合法化し、エドムンド・ゴンサレスを「次期大統領」として違法に宣言するために、並列の全国選挙評議会(CNE)を構築していると、ロドリゲスは非難した。 / 記者会見では、大統領とともに、ここ数日野党指導者らによって公表された「議事録」の偽造と目に見える不正の兆候を示す一連の詳細が発表された。 / ロドリゲスは、野党のウェブサイトで入手可能な「議事録」の合計は9,468件で、これは各選挙センターが作成する30,026分のうちの31%に相当すると指摘した。 / 公開されたビデオの中で、野党指導者たちは、自分たちが主張する投票所の数について矛盾している。 / 極右野党が開示した「データ」は、各組織の永久選挙人登録簿(REP)の歪曲された数値に基づいており、恣意的に各候補者の得票率を決定するために、「結果」を各候補者の得票数で割り振ったものである。 / その結果、野党が公表した選挙地図は、国内の23の州と335の地方自治体において、もはや類似ではなく同一の「結果」を示しており、ロドリゲスは、領土的、文化的、人口統計的、選挙史的な現実からすれば、「数学的に不可能な」パターンだと断言した。 / 野党の「並行CNE」で提示された「議事録」には、投票所のメンバー、証人、機械オペレーターの署名がない。
teleSUR August 3, 2024 Hour: 9:45 pm
More Than 40 Countries Recognize the Legitimacy of Nicolás Maduro as President
(40カ国以上がニコラス・マドゥロの大統領としての正当性を承認)
【(マドゥロ大統領承認)15+14+11=40か国:(ゴンサレス大統領承認)6ヵ国】 世界中の40カ国以上がニコラス・マドゥーロ氏の当選を祝福した。 / アフリカでは、アルジェリア、アンゴラ、ブルキナファソ、ジブチ、赤道ギニア、エリトリア、ガボン、リビア、マダガスカル、マリ、ナミビア、ナイジェリア、コンゴ共和国、西サハラ、ジンバブエなどの10か国以上がマドゥロ大統領の選出と政府を歓迎した。 / アジアとヨーロッパでは、中国、インドネシア、イラク、イラン、ラオス、北朝鮮、パレスチナ、カタール、サウジアラビア、シリア、トルコ、アラブ首長国連邦、ベトナム、ミャンマーが、7月28日の選挙プロセスを歓迎し、ボリバル指導者の勝利を歓迎した。 / アメリカ大陸では、アンティグア・バーブーダ、ボリビア、キューバ、ドミニカ、グレナダ、ホンジュラス、ニカラグア、セントクリストファー・ネイビス、エルサルバドル、セントルシア、セントビンセント・グレナディーン諸島の諸政府が支持している。 / アルゼンチン、コスタリカ、ペルー、エクアドル、ウルグアイ、米国のみが、マリア・コリーナ・マチャド率いる極右のレトリックを支持している。
Plensa Latina August 3, 2024
Pres. Maduro gives full account of violent crimes
(マドゥロ大統領、暴力犯罪の全容を説明)
ニコラス・マドゥロ大統領は、この月曜日(7/29)からカラカスと国内23州で極右が犯している破壊行為とテロ行為の全容を説明した。 / 大統領は、まず、犯罪集団が破壊または焼き払った行為を列挙した。大学の建物12棟、高校7校、警察署250か所、病院3か所、総合診断センター6か所、ハイテク医療センター1か所、外来センター30か所、コミュニティ・ラジオ局1か所、最近復旧したカラカス地下鉄駅11か所、電車1台、バス38台。 / ファシスト極右の傀儡が、シモン・ボリバルとウゴ・チャベスの記念碑や像 27 基を破壊したことにも言及した。 / 破壊者たちは、人が中にいるにもかかわらず、ベネズエラ社会主義統一党 (PSUV) の本部10か所、下水処理場、北部アラグア州のサン・ハシント兵舎に放火した。 / 全国選挙評議会 (CNE) の地方本部 10 か所が炎上し、極右の暴漢たちがカラカスにある評議会の本部を破壊しようとした。 / 別名「小さなコマンド」という犯罪組織がミラフローレス宮殿を襲撃するために2回の一斉射撃を行い、公共広場を破壊した。 / これらの暴力的で犯罪的な攻撃の結果、多くの通行人が殺害され、120人の警察官が負傷し、2人の兵士が犯罪的かつ残忍に殺害された。 / 大統領は、ここ数日間にテロ犯罪に関与したとして逮捕された者たちの70%はテキサスで訓練を受け、米国との合意の一環としてベネズエラに送還された移民であると語った。
Peoples Dispatch August 02, 2024 by Zoe Alexandra
Without evidence, the US declares Edmundo González winner of Venezuela’s presidential elections
(米国は証拠もなくベネズエラ大統領選挙でエドムンド・ゴンサレスが勝利したと宣言)
米国とベネズエラの関係では歴史が繰り返されている。8月1日、米国務長官アントニー・ブリンケンは「ベネズエラ大統領選挙の結果の評価」という声明を発表し、「米国にとって、そして最も重要なベネズエラの人々にとって、7月28日のベネズエラ大統領選挙でエドムンド・ゴンサレス・ウルティアが最多票を獲得したことは明らかである」と宣言した。 / この声明は、さまざまな政府、政治アナリスト、社会運動から厳しく批判されている。それらの批判は、米国が再び失敗した「グアイド計画」を実行しようとしていると非難している。 / この声明は、ベネズエラの現実とはまったく対照的である。 / マドゥーロは、結果を検証し不正の疑いを否定するために、最高裁判所に対して結果と各党の投票集計を監査するよう求めた。候補者らは、金曜(8/2)午後の会議に出席するよう裁判所から要請された。極右野党はこの監査を否定している。 / 世界はベネズエラを支持する 米国と極右野党は選挙結果を認めないと主張しているが、国際社会は彼らの姿勢を受け入れていない。8月2日の時点で、中国、ロシア、イラン、キューバ、ブルキナファソ、マリ、ボリビア、ベトナム、シリア、ジンバブエなど、数十か国がマドゥロの勝利を認めている。 / 7月31日、米州機構(OAS)は、ベネズエラの状況に対処するため緊急会議を開催したが、ベネズエラを非難する決議を可決できなかった。特にメキシコは会議への出席を拒否し、ベネズエラの政治問題に干渉しようとするOASの取り組みを非難した。 / 世界中のさまざまな社会運動も、米国政府が発表した声明に警告を発し、ベネズエラへの米国の干渉の停止を求めた。
【「ラテンアメリカの革命的大衆闘争」(2024.08.03 Saturday)に全訳あり】
teleSUR August 2, 2024: 6:12 pm
Supreme Court of Venezuela Calls Political Parties to Comply With the Electoral Ruling
(ベネズエラ最高裁判所、諸政党に選挙判決に従うよう要請)
ベネズエラ最高裁判所 (TSJ) のカリスリア・ベアトリス・ロドリゲス長官は、今週金曜日(8/2)、同国の政治的目的を持つ諸組織に対し、7月28日の大統領選挙に関連して最高裁の選挙法廷が下した判決に従うよう要請した。 / ベネズエラのニコラス・マドゥーロ大統領が起こした選挙訴訟に対し、裁判官は「すべての国民、候補者、政党、その他の関係者は、この事件に内在する判決に従い、尊重するよう強く要請される」と述べた。 / 【10人のうち9人が出席】。TSJに出頭する法的義務があるにもかかわらず、民主プラットフォーム(極右)の候補者エドムンド・ゴンサレスは出席しなかった。 / 出席した候補者は、協力し、調査結果の評価のための証拠および証明書として必要な収集物を提出することを書面で約束した。この誓約書にエンリケ・マルケス候補は署名していない。
teleSUR August 2, 2024 Hour: 2:44 pm
Electoral Council Publishes 2nd Bulletin of the Venezuelan Elections Results
(選挙管理委員会がベネズエラ選挙結果の第2報を発表)
金曜日(8/2)、全国選挙管理委員会(CNE)は、7月28日(日)に行われたベネズエラ大統領選挙の結果の第2報を発表した。 / 送信されたデータの96.87%で、結果によると、「大祖国極Great Patriotic Pole」の候補者ニコラス・マドゥロ大統領は6,408,844票つまり51.95%の票を獲得した。 / 2位は極右「統一プラットフォーム」の候補者エドムンド・ゴンサレスで、5,326,104票つまり43.18%の票を獲得した。 / CNEのエルビス・アモロソ委員長は、世界各地から同組織の技術インフラに対して行われた大規模なサイバー攻撃により、投票結果表の送信が遅れたと指摘した。 / 遅延は、ここ数日に起きた都市部での暴力行為の結果によるものだと、彼は非難し、これらのテロ行為には地方選挙事務所、投票所、緊急送信センターの放火が含まれると指摘した。 / CNEは、選挙法やその他の規則を遵守し、記録の大部分を送信することに成功したとアモロソは述べ、国民の参加率は59.97%に達したと付け加えた。【逆に言えば、暴力行為によって一部は失われて、100%公表が不可能になったということ。それが不正の根拠とされている!】
Peoples Dispatch August 01, 2024 by Susana Velásquez
Venezuelan working class mobilized in support of Nicolás Maduro
(ベネズエラの労働者階級がニコラス・マドゥロ大統領の支持に結集)
7月31日のデモは、右翼が選挙結果を認めないと発表した後、2度目の呼びかけであり、野党の過激派によって乱された「平和、平穏、正常を共同で回復する」というマドゥロ大統領の呼びかけに応じたものだった。 / 労働者階級との会合で、大統領は、この新たなクーデターの試みは阻止されたと述べ、極右によって組織されマリア・コリーナ・マチャドが率いる犯罪集団「コマンディトス、犯罪者、暴力者」が侵害した平和を強化していると確言した。 / 大統領は、実施された調査の結果、これらの犯罪集団、別名「コマンディートス」と関係のある1,000人以上の犯罪者が逮捕されたと伝えた。
Peoples Dispatch August 01, 2024 by Pablo Meriguet
The time of the Lima Group is over: Latin American right’s attack on Venezuela loses wind
(リマ・グループの時代は終わった: ラ米右翼によるベネズエラへの攻撃は勢いを失っている)
大統領選挙でニコラス・マドゥーロが勝利したとの選挙評議会の宣言を受けて、ベネズエラ国内で複数の紛争の戦線が開かれた。極右野党は選挙結果を認めず、自らの候補者エドムンド・ゴンサレスが選挙の正当な勝者であると宣言した。極右野党は、すでに、自らの候補者が勝利しなければ選挙結果を尊重しないと発表していたため、このシナリオは予想されていた。 / 国際的な覇権メディアも、また、マドゥロが選挙に勝利した場合に選挙結果の正当性を否定するキャンペーンを、数か月前に開始した。選挙プロセスの正当性を否定するというこの中期および長期の選挙戦略に、ベネズエラ社会主義統一党(PSUV)政府の勝利を否定するよう国際社会に圧力をかけようとするベネズエラ国外での一連の行動が加わった。 / しかし、過去数年とは異なり、この地域の右翼指導者たちによるこの協調的な試みは、目的を達成するために必要なコンセンサスを喚起することができなかった。この地域の反応は、2017年にベネズエラの民主主義や選挙プロセスに対する協調的な攻撃と圧力キャンペーンを実行し、ベネズエラが現在も直面している厳しい制裁キャンペーンを奨励することができた「リマ・グループ」の時代とは大きく異なっている。 【以下、小見出しのみ】 ラテンアメリカのいくつかの右翼政権の反対 / 米州機構とその反ベネズエラ運動の挫折 / マドゥロに対する国際的支持 / マドゥロ大統領、選挙プロセスに関する疑念を払拭するため監査を要求
teleSUR 30 de julio de 2024 Hora: 18:56 (スペイン語)
Movilización popular en respaldo al presidente reelecto Nicolás Maduro
(再選されたニコラス・マドゥロ大統領を支持する大衆動員)
ニコラス・マドゥロ大統領は、民主主義と7月28日の選挙結果を擁護するため、自身がいるミラフローレス宮殿を含む国内各地でベネズエラ人民が壮大な行進で結集していることを強調した。 / 「我々は犯罪的ファシズムから国民を守る」と大統領は言い、「祖国の兵士たち」に敬意を表し、「今日、多くの感動があり、多くの力がある」と述べた。 / 「団結した人民は決して敗北しない」とミラフローレスに到着した人々は口ずさんだ。マドゥロ大統領は、「チャベスは生きている、戦いは続く」と人民に語り、チャベスの銅像を倒した犯罪者は投獄されていて、あらゆる厳格な正義と法律で処罰されるだろうと伝えた。 / 「街路は人民のものでなければならない。私たちが平和を回復するまで、平和を定着させるまで、私たちが行う行動は2つある。それは、ベネズエラ全都市における軍と警察のパトロール、そして、平和と正常を回復するために人々が毎日街頭に動員されることである」と述べた。 / 「我々は平和と憲法の道を通じて再び勝利するだろう」と述べ、平和戦線が達成されたことを確認した。そして、「これは計画的なクーデターだ。彼らはCNEを承認しないと言った」と述べた。 / マドゥロ大統領は、「人民軍のさらなる団結が必要だ」と述べ、平和維持軍の働きも評価した。人民の完璧な連合。ボリバル軍と警察が領土内で連携している。 / 「国民の防衛に失敗するわけにはいかない」と大統領が強調する一方、結集した人民は「マドゥロは去らない」「マドゥロ、友よ、人民はあなたとともにある」と叫んだ。
Venezuelanalysis July 30, 2024 Ricardo Vaz
Venezuela: Gov’t, Hardline Opposition Call for Mobilizations in Tense Election Aftermath
(ベネズエラ: 政府と強硬派野党が選挙後の緊迫した状況で動員を呼びかけ)
野党グループは、月曜日(7/29)、カラカスの複数の場所でバリケードを設置し、治安部隊と衝突した。 / ベネズエラの選挙後の情勢は、反政府運動と治安部隊との対立で特徴づけられている。 / 日曜遅くから、さまざまな都市で路上バリケードが張られ、主要道路・幹線道路が焼けたタイヤやその他の残骸で封鎖されたとの報告が複数あった。 / ベネズエラ大統領は、極右勢力がクーデター未遂に関与しており、2014年と2017年にこの南米の国を揺るがし、数十人の死者を出した暴力的な「グアリンバ」抗議運動を再現しようとしていると警告した。マドゥロ大統領とチャベス派高官らは、火曜日(7/30)の午後、政府支持者らに平和と反ファシズムのデモ行進を行うよう呼びかけた。【既にとらえている内容は省略】【「ラテンアメリカの革命的大衆闘争」(2024.07.31 Wednesday)に全訳あり】
Struggle la Lucha July 29, 2024
National Lawyers Guild electoral observers praise Venezuelan election process
(「全米弁護士組合」の選挙監視団がベネズエラの選挙プロセスを称賛)
「全米弁護士組合 (NLG)」の選挙監視員5名からなる代表団が、2024年7月28日に行われたベネズエラの大統領選挙を監視した。代表団は、正当性、投票へのアクセス、多元性に細心の注意を払いながら、透明で公正な投票プロセスを観察した。 / 選挙プロセスが健全であったにもかかわらず、米国が支援する野党は反マドゥロ派の西側メディアの支援を受け、選挙結果の受け入れを拒否し、ベネズエラの民主主義の安定性を損なっている。全国選挙委員会(CNE)のエルビス・アモロソ委員長は、司法長官に対し、選挙中継システムへの攻撃を調査するよう要請した。代表団は、選挙システムへの攻撃と、民主主義プロセスを損ねる米国の役割を強く非難する。 / 代表団は、95カ国と多くの組織から集まった910人の選挙監視員とメモや情報を共有した。 / 選挙制度は透明性が高く、円滑に運営されている。ベネズエラの投票制度は、ジミー・カーター元米国大統領によって「世界最高」と称され、投票所へのアクセスと投票者の明確な識別の両方を保証し、ベネズエラ国民の信頼を呼ぶ安全なシステムを推進している。代表団が訪問した各投票所では機械と選挙プロセスが適切に機能していた。 / 代表団は、米国が支援する野党、リマ・グループを含む地域の右翼勢力、アントニー・ブリンケン国務長官を含む米国当局者、および西側メディアによって流布されている不正の主張を、全面的に拒否することを強調した。 / 「全国弁護士組合」は、弁護士、法曹関係者、刑務所の弁護士、法科大学院生などを会員とし、憲法、人権、公民権の保護を提唱する米国初の人種差別のない弁護士会として1937年に結成された。
teleSUR July 29, 2024 Hour: 9:17 pm
Venezuelan Government Withdraws the Diplomatic Personnel from Seven Latin American Nations
(ベネズエラ政府、ラテンアメリカ7カ国から外交官を引き揚げ)
ベネズエラ政府は、月曜日(7/29)、アルゼンチン、チリ、コスタリカ、ペルー、パナマ、ドミニカ共和国、ウルグアイの外交官全員に撤退を命じ、これらの国の代表者のベネズエラからの即時追放を要求した。7月28日の選挙でニコラス・マドゥーロ大統領の勝利をこれらの国が受け入れなかったためである。 / ベネズエラ外務省の公式声明には、次のように書かれている。「ワシントンに従属し、国際ファシズムの最も卑劣なイデオロギー的命題に公然とコミットし、失敗し敗北したリマ・グループの復活を企てている右翼政府グループの干渉的な行動と発言を、ベネズエラは断固として拒否する」と。 / イヴァン・ヒル外相は、Xで放送された別のメッセージで、「地球上のすべての大陸から100以上の社会・政治組織が7月28日に行われた民主的な選挙プロセスを祝福し、選挙裁定者(electoral arbiter)の働きとこの組織が出した結果を認め、ベネズエラの極右、国際的および帝国主義的勢力が促進し生み出した暴力を非難するよう求めている」と述べた。
【チリのボリッチ政権は、外交では当初から米帝ににじり寄っていたが、いっそう反動化した。】
Venezuelanalysis July 29, 2024 Andreína Chávez Alava
Venezuela: Electoral Authority Formally Declares Maduro Victory
(ベネズエラ: 選挙管理委員会がマドゥロの勝利を正式に宣言)
全国選挙管理委員会(CNE)は、日曜日(7/28)の大統領選挙でニコラス・マドゥロが勝利したと正式に宣言した。 / アモロソ会長は、選挙結果が出るまでの長い待ち時間は、データ送信システムへの攻撃によってプロセスが遅れたためであると述べた。翌日月曜日、タレク・ウィリアム・サーブ司法長官は、ハッキング疑惑の調査を発表し、暴力的な計画には警告を発した。 / 米国が支援する野党は公式結果に異議を唱え、ゴンサレスの勝利を宣言した。CNEの報道を受けて行われた記者会見で、極右指導者のマリア・コリーナ・マチャドは、ゴンサレスが70%の得票率で選挙に勝利したと述べた。 / 米国務長官のアントニー・ブリンケンは、選挙結果がベネズエラ国民の意思や投票を反映していないことに米国は「深刻な懸念」を抱いていると述べた。 / ソーシャルメディアの報道によると、デモ参加者がタイヤを燃やして大通りや幹線道路を封鎖しており、カラカス・ラ・グアイラ幹線道路で大きな事件が起きた。しかし、政府軍は状況を鎮静化させており、大きな衝突は記録されていない。 / 日曜日の選挙では、95か国から910人の国際監視員がベネズエラの投票所を訪れ、投票プロセスの信頼性を証明した。
teleSUR July 29, 2024 Hour: 12:30 am
Nicolás Maduro Wins in Venezuelan Presidential Elections with 51,20% of the Votes
(ニコラス・マドゥロ、ベネズエラ大統領選挙で51.20%の得票率で勝利)
平和的な雰囲気の中で行われた選挙で、「大祖国極シモン・ボリバル」の候補者ニコラス・マドゥロが51%超の得票率で再選された。全国選挙管理委員会 (CNE) が報告した。 / 選挙管理委員会のエルビス・アモロソ委員長は、選挙当日に1,100万票以上が有効だったと詳細を述べた。 / 何事もなく行われ、投票率59%で、ニコラス・マドゥーロ候補は515万票(51.2%)を獲得して再選された。 / 2番目に投票数が多かったのはエドムンド・ゴンサレスで、444万5,978票、得票率44.2%。
Orinoco Tribune July 28, 2024
American Association of Jurists Condemn US Interventionism in Venezuela’s Presidential Elections
(全米法律家協会、ベネズエラ大統領選挙への米国の介入を非難)
「全米法律家協会(AAJ)」は、7月28日に行われたベネズエラ大統領選挙に対し、米国とその同盟諸国が、覇権主義的なメディアやソーシャルメディアを使って不正選挙疑惑のシナリオを構築し、介入的な行動をとったことを非難した。 / AAJは、7月26日に発表した声明で、ベネズエラ内政への米国の干渉は「米国や同盟諸国の政府関係者が野党に投票するよう公然と呼びかけた広範なメディアキャンペーンから始まった」と述べた。 / 「ここ数日、おそらく前述のキャンペーンが期待された結果を生まなかったことを認識したため、不正選挙の可能性というシナリオを作り始めた」とAAJの声明は続けた。さらに「いくつかの声明の中で、彼らは国民に野党に投票するよう求め、ニコラス・マドゥロ率いる政府による選挙結果の改ざん疑惑の証拠を持っていると虚偽の主張をしている」と。 / 声明では、この策略は、2019年にボリビアの元大統領エボ・モラレスに対するクーデターにつながった策略と非常によく似ており、米国国際開発庁(USAID)、米州機構(OAS)、欧州連合が関与していたことが証明されていると付け加えた。 / さらに、AAJは、「ベネズエラ・ボリバル共和国の7月28日の選挙プロセスに同行する国際監視員を認定した」「我々は、これまでの選挙と同様に、この選挙が全国選挙評議会によってのみ管理される、最も包括的で安全な選挙制度の一つであることを確認した」と述べている。 / この点に関して、声明は、技術面ではベネズエラの選挙システムはさまざまな面で16回の監査を経ており、これらの監査は選挙に参加するすべての政治団体によって検討され、認証されている、と付け加えた。
Peoples Dispatch July 27, 2024 by Peoples Dispatch
Dozens of US-based organizations condemn media campaign against Venezuela
(米国に拠点を置く数十の組織がベネズエラに対するメディアのキャンペーンを非難)
これらの組織は、選挙が不正であると主張しようとする西側メディアのキャンペーンを非難する公開書簡に署名した。 / ベネズエラの人々が次期大統領を選ぶために投票所に向かう前日(7/27)、米国の30以上の組織が「ベネズエラの選挙の信用を失墜させ政権交代を企てる試みに警戒せよ」という公開書簡に署名した。 / 「平和のための黒人同盟」、「ANSWER連合」、「パレスチナ青年運動」、「人民フォーラム」、「DSA国際委員会」、「CODEPINK」、「Nodutdol」など数十の団体は、次のように警告している。「選挙が必然的に不正なものであるかのように西側メディアの物語は既に紡がれており、投票箱で右翼反対派が勝利しない場合に、新たな政権交代作戦への道ならしをしている」と。 / また、厳しい経済制裁を課し、極右野党が主導する不安定化キャンペーンを支援する、米国主導のキャンペーンを厳しく糾弾している。 / この書簡は、また、現在のメディアの報道が、左翼が勝利した場合に選挙後に起こり得る暴力的な抗議行動を正当化していると警告している。 【以下、書簡の全文あり。略。最後に35の組織名あり。】
teleSUR July 27, 2024
Venezuela: Debt Holders Expect Restructuring In Light Of Maduro’s Imminent Victory
(ベネズエラ: マドゥロの差し迫った勝利を踏まえ、債権者は債務再編を期待)
ベネズエラ債務の保有者(債権者)は、7月28日に行われる大統領選挙でニコラス・マドゥロ大統領が勝利を収める見通しであることから、中期的な債務再編について楽観視している。 / ロイター通信によると、米国最大の銀行であり、世界有数の金融企業であるJPモルガンは、ベネズエラとその国営石油会社の債券を引き続き市場ウェイトに据え置くよう顧客に推奨している。 / 2017年以来債務不履行に陥っているにもかかわらず、投資家心理を最もよく表すベネズエラの債券価格は、昨年10月に米国が取引禁止を解除したことにより、1年前の2倍以上となっている。
【米経済界の動きはウソをつかないだろう!】
Orinoco Tribune JULY 25, 2024 By Misión Verdad – Jul 24, 2024
Far-Right Unitary Platform Threatens to Reject Election Results: Five Signs
(極右「統一プラットフォーム」が選挙結果を拒否すると脅迫:5つの兆候)
ここ数週間は、マリア・コリーナ・マチャドと「統一プラットフォーム(PUD)」が率いるベネズエラ野党の過激派セクターからの一連の声明と行動が目立っている。これらの行動は、私たちが警告してきた危険なシナリオを示している。つまり、投票が集計される前であっても、選挙結果を早期に拒否し、不正を非難することである。 / この野党は7月28日に全国選挙評議会(CNE)によって予定されている選挙の結果を拒否し、選挙プロセスの正当性を失わせようとする準備をしているが、その野党の意図を示す慎重に分析された5つの警告サインがある。 / 1. CNEの選挙結果承認協定への署名拒否 選挙結果承認協定への署名拒否は、2014年や2017年などの過去の選挙ですでに見られたパターンに従い、この野党セクターが国を不安定化させる手段として不正の告発に訴える意図を明らかにしている。 / 2. 選挙世論調査の操作 スポークスパーソンや関連メディアを通じて、エドムンド・ゴンサレスが選挙に勝つと主張する世論調査を広め、チャベス主義の勝利の本当の可能性を不明瞭にしてきた。 / 3. 「統一プラットフォーム(PUD)」のスポークスパーソンの声明 PUDは、選挙当日にPUDの立会人が作成した投票議事録しか認めないと発表したが、これは明らかな選挙規則違反であり、公式記録を発行する独占的権限を持つCNEに対する冒涜である。 / 4. 不正を告発するための米国マイアミでのコンピューティング・センターの設立 このセンターは、極右政党「Vente Venezuela」の戦略計画マネージャーであるMagalli Medaの親族によって設立され、7 月 28 日に予定されている大統領選挙当日に不正の声明を出すことを目指している。 / 5. 国際メディアの影響 7月28日の選挙報道について、外国のメディアが投票日の正午から、出口調査に基づく予測を放送し始める。 / ブルームバーグやロイターなどの主流メディアネットワークは、マリア・コリーナ・マチャドやエドムンド・ゴンザレスなどの野党の人物を、逆境の中でチャベス主義に立ち向かう英雄として紹介すると予想される。