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橋下市長!日本軍「慰安婦」問題の真実はこれです~被害者ハルモニがやってきて語る~報告[1]

2012-10-01 | 「慰安婦」問題

2012年9月23日に大阪で「橋下市長!日本軍『慰安婦』問題の真実はこれです~被害者ハルモニがやってきて語る~」と題した集会が日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク主催で開かれました。

韓国在住の被害者である金福童(キムポットン)ハルモニが来日され、東京では9月21日に「―金福童ハルモニ、李容洙ハルモニを囲んで-河野談話見直し論に反撃する」緊急集会に出席されていました。

 

 大阪では開演時には用意していた資料400部がなくなり、会場に入れずに泣く泣く帰られた方も数に入れると550人くらい集まりました。橋下市長に18日に招待状を送ったにもかかわらず、とうとう来ませんでした。橋下市長!見てください。あなたの悪意ある言動がここまで良心ある市民を動かしているのですよ!と言いたいです。

 

主催者挨拶が始まり、社民党の衆議院議員である服部良一さんが来られ、「歴史認識の問題だが、国会こそ問題だ」と国会議員の責任を感じておられました。

 

 金福童(キムポットン)ハルモニが橋下市長に対する怒りで感情的に話されてもいいはずなのに、冷静に証言されました。

 

「89歳になります。胸がいっぱいになります。

国の力が弱いために、若い人まで根こそぎ奪われてしまいました。郡や面(市町村)に女性を挺身隊(軍関係の工場労働)として募集してきました。無慈悲に強制的に引っ張られていきました。南西諸島に引っ張られていったのです。そのとき私は数えで15歳、満で14歳でした。軍服の男性が来たのです。8年間捕らえられていました。皆さんにもお子さんがいるのではないでしょうか。その子が戦場に連れられていかれたらどう思うでしょうか?連れて行かれたのは陸軍第15師団で、20里(韓国で1里は2km)外は戦場でした。私たちは人間でもない、機械のような扱いをされました。あなたたち日本の方の80代、90代の人ならこれらのことを知っているはずです。

このようなことをして、日本政府は国家として謝らないのでしょうか。過去の天皇制がやったことです。あれだけの人数を民間人が連れて行けるのでしょうか。あんな所に誰が行きたいものか!証拠はあるはずです。持っているはずです。生きている証人がいるのに証拠を出せとはどういうことでしょうか。

同じ問題なのが在日同胞が抱えざるを得ない問題です。在日同胞が今何故ここにいるのでしょうか。強制徴用されて、貧しくて日本に来ているのではないのでしょうか。必要な時に連行して、差別するとはどういうことでしょうか。日本政府は過去を否定しているが、過ちを謝罪して、補償して、仲良く出来るようにしてほしいです。

在日に対しても大事にして欲しいと思います。話は一晩かかっても話しつくせないです。

平和の碑のことも話したいです。国が大変な戦略を立て、実行したのが日本軍『慰安婦』問題。その問題を縮めて、本質を隠すことは犯罪です。そして、同じような戦争による性犯罪で世界各地で女性たちは犠牲になっています。まさに世界中に「慰安婦」ハルモニがいるのです。だからこそ、解決すべきなのです」というような発言でした。

 

ハルモニが橋下市長の発言で怒りに満ちているだろうに、だからこそ、老体に鞭打って来日され、思い出すのもしんどい証言をしたはずです。でも、冷静に淡々と話されている姿に、心を打たれました。ハルモニに我慢させてはならないと改めて心に刻みました。

 

2につづく・・・

(さやか)


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