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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

橋下市長!日本軍「慰安婦」問題の真実はこれです~被害者ハルモニがやってきて語る~報告[2]

2012-10-01 | 「慰安婦」問題

尹美香(ユンミヒャン)さんから平和の碑運動の提案やハルモニが提起されたナビ基金について紹介がありました。彼女は韓国からハルモニと共に来日された、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)の常任代表です。

 

「大阪に来たのは複雑な動機があります。韓国にいると朝鮮半島での分断を感じないのですが、日本に来ると分断を感じます。在日同胞の問題は「慰安婦」問題と同一線上にあります。

まず、『慰安婦』問題を知ったのは1988年、ソウルでオリンピックがあった時です。日本人によるキーセン観光が行われていました。日本人の50代~60代によるキーセン観光の事実がニュースになっていました。受け入れている韓国も恥ずかしい。彼女らは大変な田舎で生まれて、工場で働こうとした少女たちでした。このキーセン観光こそ、日本版『慰安婦』問題です。

 

『慰安婦』問題も加害者が大手を振って歩いています。被害者や支援者が毎週訴えている水曜デモは500回までは、歌や躍りをしていませんでした。罪悪感からです。600回を超えて世界でも行われるようになり、賑やかにするようになりました。2011年12月14日で1000回を迎え、それを記念して少女の像の形をした平和の碑を建てました。少女の像の説明をすると、被害当時の少女は椅子に座り日本大使館を見据え、その影は今のハルモニの姿が映し出されており、ハルモニの胸には蝶々が飛んでいます。この像が暴力的ですか?そうではないでしょう。

 

橋下市長は“強制でない。軍令の証拠はない”というが、レイプしますよという文書があると思いますか?あっても残しておきますか?実際、いろいろな文書は処分されているではないですか。日本政府はこの問題をないがしろにしようとしているのは犯罪ではないでしょうか。犯罪者は罪に問われていないのです。被害者は一人、一人亡くなっています。子どもも残さずにいる人が多い中で亡くなっているのです。解決するためには私たちは手をつながなくてはなりません。支援者同士。日本と韓国と。被害国同士。それが大事です。

去年の日本における震災直後の水曜デモは鎮魂の意味も込めてサイレントデモにしました。戦争を体験された被害者だからこそ痛みがわかるのでしょう。

 

素晴らしい連帯があります。この紫の蝶々の意味を話します。紫は勝利を意味し、紫の蝶々は被害者の解放を意味します。飛び立つことを願っているのです。黄色は希望を示しており、私たち自身を表してます。

その蝶々はどこに飛び立ったのでしょうか。3月8日は世界女性デーで、コンゴに飛んで行きました。未だ日本の賠償は進んでいないのですが、その日にナビ基金を作りました。キムポットンハルモニは賠償金を貰ったら、全額コンゴの戦争による性暴力被害者に捧げると言います。全世界の性暴力被害者のためにハルモニはナビ基金を創設しました。基金による最初の支援である、コンゴの被害者であり支援者のマシカさんは「慰安婦」問題を知りませんでした。ナビ基金によってしりました。

このように、ナビ基金は被害者同士の連帯を生みました。

また、韓国内でも連帯があります。韓国に米軍基地があり、性暴力に苦しむ女性たちもいます。基地村女性連帯を始めました。基地村は米軍が韓国に入ってきて、韓国政府が“愛国者だ”“年金ももらえる”などの甘い言葉で誘って作ったものだが、それはずべて嘘でした。ハルモニが声を上げたようにこの被害者も沈黙していてはいけません。韓国政府にも言うべきときは言うことです。韓国政府の下で新たな運動が始まりました。

9月26日、27日、韓国、米、日本、フランスが釜山で演習を行おうとしています。朝鮮半島の分断をいいことに、自衛隊がやってくるのです。ハルモニたちも緊張しています。

 

この問題をどのように広めるべきでしょうか。自分自身がメディアになるのがいいでしょう。SNSと子ども達とのコミュニケーションをとれば、歴史の正義に気付くでしょう。

 

10月にジュネーブで、日本が審査されます。4年に1回あります。日本政府は65年に日韓協定で全て終わっているという主張をしており、その主張が妥当かどうかというものです。挺対協はジュネーブでロビー活動でして委員に働きかけて行こうと思っています。その時に日本の市民の声が大事です。みなさんの地域から議員に働きかけてください。

 

水曜デモは韓国だけでなく、日本でも、大阪でも行われています。そこに参加するのがムリでも、ツイッター水曜デモもあります。リツイートするのもひとつの行動です。

 

世界各地に平和の碑を建てる運動しています。キムポットンハルモニがカルフォルニアに行きました。平和の碑をつくろうという組織が立ち上げられた。市議会はこの地に平和の碑を作ると決議しました。米国は日本の同盟国です。このことからも反日の碑でないことは明らかです。平和の碑は平和を広げるためのものです。カナダなどにも行って働きかけており、シンガポールにも行く予定です。アメリカやドイツにいくと、日本にも建てられましたか?と聞かれる。日本の政治家は靖国に行くのでなく、平和の碑へ行って、繰り返さないと祈るべきではないでしょうか。

 

戦争を生き抜いて、正義実現のために、平和に羽ばたいて欲しい。はっはっはと笑い、笑顔で踊ったりしている。最近は水曜デモでは笑顔でいます。みなさんも笑顔でいきましょう!」

 

3につづく・・・

(さやか)


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