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(ベネズエラ連帯) ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.106 アルゼンチン: 大統領弾劾の闘いと5月9日ゼネストへ

2024-04-25 | ラテンアメリカ
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.106
( 2024年4月25日報告)


(アルゼンチン: 大統領弾劾の闘いと5月9日ゼネストへ 要点)
・ 4月22日、ミレイ大統領弾劾訴追請求が、アルゼンチンの著名人たちによって国民議会に提出され、さらに全国民に署名が呼びかけられた。
・ 「労働総同盟(CGT)」が中心となって5月9日のゼネストが呼びかけられ、1月24日のゼネストのときと同様に他の労組も加わり、広範な諸組織・団体も合流する。 / それへ向けて準備が進められ、4月23日に全国の諸都市で数百万人が街頭に出て大規模なデモが行われた。そこでは、特に公教育を破壊しようとするミレイの政策への反対が前に出ている。5月1日にも大規模なデモが予定されている。
・ ミレイ政権の下で経済と人民生活の悪化が急速に進んでいる。インフレ率は270%に達し、今年第1四半期の貧困率は51.8%に達している(57%以上という調査も)。 / その下で公的社会サービスの削減・廃止が進められている。特に深刻なものとして、貧困者に温かい食事を提供していた全国3万8,000ヵ所の「食事センター」が、ミレイ政権発足直後に政府援助をすべて打ち切られ、継続できなくなってきている。 / この活動を行なってきた組織がそれに抗議して政府に対話を求めたが、ミレイは拒否し、平和的な抗議デモを武力弾圧している。
・ 多くの省庁の廃止・縮小が予定通り行われれば7万人の公務員労働者が職を失うことになるが、その手始めとして、4月3日に1万5,000人の国家公務員削減が発表された。 / 「国営労働者協会(ATE)」の組合員たちは激しく抵抗し、ミレイ政権が抗議行動を非合法化して弾圧するために可決した新法を無視して闘っている。
【国家公務員は、2023年1月時点の公式データで約33万4千人、うち約22万4千人が国家行政、約11万人が国有企業。】
・ ミレイは、4月上旬に米南方軍総司令官に同行して大陸最南端まで旅した後、アルゼンチン最南端の都市ウシュアイアに米南方軍が駐留する「統合海軍基地」を建設すると発表した。これが実現すれば、アルゼンチンで初の外国軍基地の設置となる。 / その際、「政権発足の最初の数カ月を通じて示された米国との同盟関係は、アルゼンチンから世界への宣言である」と語った。そこでは、主要に中国との対抗が意識されている。
・ ミレイは1974~83年の軍事独裁政権に共鳴している。 / この政権は、残虐なテロ行為で活動家を中心に3万人を殺害した。「汚れた戦争」として知られているテロ作戦は、反共産主義の名の下に決死隊を動員し、多くの市民を「失踪」させ殺害した。 / ミレイは、1990年代にアントニオ・ブッシ将軍の顧問を務めていたが、そのブッシ将軍は「汚れた戦争」で最も悪名高い作戦のひとつ「Operation Independencia」の指揮者で、後に人道に対する罪で有罪になった。ミレイの副大統領ビクトリア・ビヤルエルの父親は同じ作戦でブッシの下で将校を務めていた。

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(アルゼンチン: 大統領弾劾の闘いと5月9日ゼネストへ)

Peoples Dispatch April 24, 2024 by Peoples Dispatch (写真: Tiempo Argentino)
Argentine student movement erupts against Milei’s adjustment
(アルゼンチンの学生運動がミレイの「調整」に反対して爆発)

ブエノスアイレスで多くの人が高等教育の予算削減に反対し、公立大学制度を維持するために行動する。 / ハビエル・ミレイ政権は、インフレによって予算が事実上80%削減されたにもかかわらず、公立大学への助成金を2023年と同レベルに維持することを決定した。 / ミレイが高等教育予算を凍結したことで、教師、職員、学生は、全国の高等教育機関が経験している複雑な状況を可視化するために行動した。「全国大学協議会(National Interuniversity Council)」によれば、予算は年度半ば以降の経費を賄うには十分ではなく、一部の学部では入学者数の削減や電気料金の引き下げ、さらには足の不自由な人のためのエレベーターの使用制限まで始まっている。 / アルゼンチンの公立大学はすでに危機に瀕している。

teleSUR April 23, 2024
Argentines Take to the Streets to Defend Public Education
(アルゼンチン: 公教育を守るために街頭に立つ)
火曜日(4/23)、何百万人もの市民がアルゼンチンのいくつもの都市の通りに出て、極右のハビエル・ミレイ大統領と彼の公教育に対する政策に抗議した。 / コルドバ市は、予算削減を拒否する学生、教師、専門家、労働者の行進の始まりの場となった。この日一日を通して、数百万人以上のアルゼンチン人が抗議行動に参加した。特にブエノスアイレスでは多かった。コルドバの公立大学を守る行進は大規模なものだった。 / ブエノスアイレスでは、抗議者たちが連邦議会に到着したが、連邦警察は市民の通行を防ぐためにバリアを張った。 / 参加者たちは、ミレイの政策への拒否を表明し、公教育を守る闘いへの決意を改めて表明した。

Plensa Latina(Voces del Sur Global) abril 23, 2024 (スペイン語 / 機械翻訳)
Presentan formalmente un pedido de juicio político contra Javier Milei
(ハビエル・ミレイに対する弾劾訴追が正式に提出される)
この月曜日(4/22)、ハビエル・ミレイ大統領に対する「職務不履行と犯罪の可能性」を理由とする弾劾訴追請求が、国民議会に正式に提出された。 / 文化、人権、アルゼンチン政界の著名人が署名した25ページの文書で、マルティン・メネム下院議長に対し、極右大統領に対する弾劾手続きを開始するよう要請している。 / ミレイ大統領の弾劾と並行して、「このプロジェクトは、アルゼンチン国民がこのような苦悩と国家憲法蔑視の政策に従うことはないという信念のもと、すべての国民に公開され、署名が集められる予定である」と、この文書は提示している。

teleSUR Published 23 April 2024
Argentines March Against Milei's Budget Cuts to Universities
(アルゼンチン: ミレイ大統領の大学予算削減に反対してデモ行進)
大学施設の維持費を賄うために必要な財源が、削減により50%以下に。 / 火曜日(4/23)、大学生、教授、労働者、人権擁護者たちは、公教育を擁護し、極右のハビエル・ミレイ大統領が実行しようとしている大学への予算削減を拒否するためにデモ行進を行なった。【「ラテンアメリカの革命的大衆闘争」(2024.04.24 Wednesday)に全訳あり】

teleSUR Published 16 April 2024
Argentine: The Escalation of Poverty
(アルゼンチン: 深刻化する貧困)
ハビエル・ミレイ大統領が選出された後、今年の第1四半期の貧困率は平均51.8%に達した。

Workers World posted on April 13, 2024 By Adam Wetzstein
Milei’s policies push Argentina to the brink
(ミレイの政策はアルゼンチンを瀬戸際に追い込む)
ハビエル・ミレイの大統領就任から4か月後、アルゼンチンのリーダーシップの危機は悪化している。労働者階級は過去20年間で最悪の貧困率に苦しんでいる。 / 労働者を失望させた数十年にわたる政府にうんざりして、人民の一部は、昨年の選挙戦でミレイの反体制的な芝居に騙された。 / 12月10日の就任以来、汚職や無駄遣いを削減するというミレイの公約にもかかわらず、〝チェーンソー男″が切りつけたのはアルゼンチンの労働者階級だけだった。そして労働者たちは反撃に転じ、1月24日に1日のゼネストを実施し、現在もゼネストの準備を進めている。 / (写真: 1976年のアルゼンチン軍事政権による政権奪取に対する毎年恒例の抗議は、ハビエル・ミレイの現大統領就任に対する抗議に変わった。ブエノスアイレス、2024年3月24日) / ミレイが就任する以前から、アルゼンチンはインフレと経済不振に悩まされていた。事態は悪化の一途をたどり、インフレがハイパーインフレを引き起こしている。基本的な商品の価格が2倍、3倍となり、バスのチケットや一般的な食料品といった簡単なものでさえ、何百万もの人々にとっては手の届かないものになってしまった。 / アルゼンチン・ペソの意図的な切り下げに伴ってインフレ率は270%に達し、アルゼンチンに住む大多数の人々を危機に追い込んだ。「アルゼンチン・カトリック大学」の調査によると、国民の57%以上が貧困状態にあり、これは20年来の高水準である(ロイター通信 2月18日)。 / 貧困の増大と社会サービスの低下という組み合わせは、意図的であると同時に致命的である。アルゼンチン国民が困っている時に、危機を捏造したアルゼンチン政府は国民を見捨てた。 / アルゼンチンには38,000の「食事センター」があり、つい最近まで、賃金が下がり物価が上がっても国民は暖かい食事をとることができた。大統領としてのミレイの最初の行動のひとつは、この重要な公共サービスに対する連邦政府の援助をすべて打ち切ることだった。 / 今では、食糧倉庫は国民のお腹と同じように空っぽだ。 / ミレイの政策は、一般的な意味で経済に打撃を与えただけではない。彼は多くの人々の生活を直接の標的にしている。今年4月3日、ミレイ政権は誇らしげに1万5000人の国家公務員を削減したと発表した。つまり、1万5000人の労働者とその家族が突然、生活を奪われたのだ。 / もしミレイがこのまま彼のプログラムを実行に移し、公約通り多くの国家省庁を解体すれば、7万人もの労働者が職を失うかもしれない。 / 首都ブエノスアイレスをはじめとする全国各地の政府庁舎やその他の職場が、アルゼンチン国民の大群によって襲撃・占拠されている。そのほとんどが不当に解雇された労働者である。 / 「国営労働者協会(ATE)」の組合員たちは、闘いの決意を表明し激しく抵抗した。デモ参加者は、ミレイ政権が抗議行動を非合法化するために可決したいわゆる「Acts of Intimidation(脅しの法)」に反抗して集まった。ATEメンバーは、〝労働者なくして政府なし(政府なくして権利なし″という闘いの叫びのもとに結集した。 / ミレイが過去のファシスト政権の指導者を彷彿とさせるという非難は、日に日にその意味を増している。アルゼンチン国民3万人を殺害した1974~83年の軍事政権に対するミレイの共鳴は、もうずっと前からの古いニュースだ。 / アルゼンチンの軍事独裁政権は、自国民に対して行なった残虐なテロ行為で知られている。その時期は「汚れた戦争(the Dirty War)」として知られている。このテロ作戦は、反共産主義の名の下に、何千人もの市民を「失踪」させ、殺害するために決死隊を動員した。 / 「汚れた戦争」は、米国がスポンサーとなった陰謀「コンドル作戦」の一部であった。南アメリカ大陸全域で左翼的な南米人を殺害し残虐に扱うことを目的とした。米国政府は、この虐殺を数千万ドルの援助と武器で支援した。 / 米国とラテンアメリカの歴史を記録している『the North American Congress on Latin America』によると、ミレイは、1990年代にアントニオ・ドミンゴ・ブッシ将軍の顧問を務めていた。ブッシ将軍は「汚れた戦争」で最も悪名高い作戦のひとつ「Operation Independencia」を指揮した。ミレイの副大統領ビクトリア・ビヤルエルの父親は、同じ作戦でブッシの下で将校を務めた。後に、ブッシは人道に対する罪で有罪になった。 / この3月24日に行われた追悼デモに対して、ミレイ政権が軽蔑の反応を示したのも不思議ではない。毎年、何千人ものアルゼンチン人が、〝記憶、真実、正義″といったスローガンを掲げて、失踪者を追悼するために街の広場に集まる。 / 今年は、このイベントを取り巻く雰囲気が違っていた。追悼行事は、通常よりも重々しい形をとっていた。通常、国家は反対しないが、ミレイの政府は、軍事政権を神聖化しようとするビデオ・プロパガンダを公開することで対抗した。 / 脅迫、機動隊の出動、貧困が急増するなかでの緊縮財政の倍加にもかかわらず、アルゼンチンの人々と労働運動は減速していない。1月にミレイを震撼させたゼネストのように、おそらく4月末にもゼネストを行おうと話し合っている。【新たなゼネストは5月9日と決められて準備が進められている。】

Peoples Dispatch April 13, 2024 by ARG Medios
Argentine unions call another general strike for May 9
(アルゼンチン労働組合、5月9日のゼネストを呼びかけ)
「労働総同盟(CGT)」は5月9日のゼネストを呼びかけた。今回のゼネストは、2023年12月にミレイ政権が発足して以来2度目となる。 / CGTは、1月の第1回ゼネストのときと同様、大規模な動員を呼びかけており、「アルゼンチン労働者中央組合」や「アルゼンチン労働者中央組合(自治労連)」などの他の組合も参加する予定である。 / 今回のゼネストは、政府によって実施されている緊縮策に反対する2週間の大衆動員・抗議行動に続いて実施される。 / 最初の大規模デモ行進は4月23日に全国の都市で行われる。これは公立大学を擁護する全国的な大動員となる予定で、(大学関係者だけでなく)学生や教育者団体のかなりの部分が結集する。この日のために、CGTは公教育擁護のための動員呼びかけを開始するとも述べた。 / CGTと他の組合は、5月1日に再びデモ行進を呼びかける。翌週に実施されるゼネストに向けた労働者の動員・抵抗の継続を奨励するためである。

Peoples Dispatch April 11, 2024 by Peoples Dispatch
Milei celebrates violent repression of thousands protesting hunger in Argentina
(ミレイ、アルゼンチンの飢餓に抗議する多くの人々への暴力的弾圧を賛美する)
4月10日、連邦警察とブエノスアイレス市警察は、首都中心部の「7月9日通り」での平和的なデモを暴力的に立ち退かせ、弾圧した。 「人民経済労働者組合(UTEP)」が組織したこの動員は、アルゼンチンの人民経済つまり非公式経済で働く労働者が直面している危機的状況への意識を高めるために、全国の都市で行われた多くの活動のうちの1つであった。 / 「UTEP」に参加する諸組織は、中央政府がコミュニティ・キッチンに食料を提供するプログラムを停止し、それを繰り返し非難してきた団体との対話も拒否しており、現在は以前協力していた数千世帯に食料を提供できなくなっていると批判している。全国の多くの貧しい家庭もまた、大衆経済の労働者に追加の経済援助を提供する政府プログラムである「社会補完給与」の凍結および恣意的な削減に苦しんでいる。 / 先週、アルゼンチン全土で1万人以上の公共部門職員が職を失い、大規模な暴動が発生した。 米国との軍事協力関係の拡大と並行してミレイの「チェーンソー」的緊縮財政が続く中、アルゼンチンの強固な社会組織は激しい闘争と反対を続けている。

teleSUR 10 ABRIL 2024 En Profundidad (スペイン語 / 機械翻訳から修正)
Milei avanza en la subordinación de Argentina a Estados Unidos
(アルゼンチンの対米従属を進めるミレイ)
アルゼンチン政府による多くの決定は、外交政策の方向転換とワシントンの利益との一致を示している。 / ハビエル・ミレイ大統領は、突然の約3,000キロに及ぶ極南のウシュアイアまで旅した後、「政権発足の最初の数カ月を通じて示された米国との同盟関係は、アルゼンチンから世界への宣言である」と語った。 この旅の目的は、米南方軍総司令官ローラ・リチャードソン将軍に同行することであった。 / 大陸最南端の地から、ミレイは、また、ワシントンとブエノスアイレスが「両国の友好と協力の関係を強化し続ける」ことを可能にする「統合海軍基地の開発」についても報告した。この発表が承認されれば、初の外国軍基地がアルゼンチンの地に設置されることになる。 / この種の決定は、アルゼンチン大統領が「世界とアルゼンチンの関係における新時代」と考えていることを具体化するものであり、実際には、多国間主義から距離を置き、中国との協力関係を深めることとの決別を意味する。「私は共産主義者とは手を組まない。米国やイスラエルと手を組むことに疑いはない」と大統領は最近、米メディアのインタビューで語った。

Orinoco Tribune APRIL 6, 2024
Milei Allows US to Construct Naval Base in Strategic Southernmost City of Argentina
(ミレイ、アルゼンチンの戦略的最南端都市での海軍基地建設を米国に許可)
ハビエル・ミレイ大統領は、米国が「世界の最端の都市」として知られるアルゼンチン最南端の都市ウシュアイアに「統合海軍基地」を建設すると発表した。 この都市は、南極大陸への「入り口」であることに加えて、大西洋と太平洋が交わる場所に位置しているため、地政学的に極めて重要な意味を持っている。

teleSUR Published 5 April 2024
State Workers Strike and Protest Against Layoffs
(アルゼンチン: 国家労働者、解雇に反対してストライキと抗議活動を行う)
「国家労働者協会(ATE)」は、ゼネストを主導し、さまざまな企業の国家労働者による活動を停止した。 / ATE長官ロドルフォ・アギアル率いる国家労働者が省庁や公共施設を占拠し、その結果アルゼンチン警察との衝突が発生するだろう。
【「ラテンアメリカの革命的大衆闘争」(2024.04.06 Saturday)に全訳あり】

teleSUR Published 5 April 2024
SouthCom to Have Presence at Argentina's Integrated Naval Base
(米南方軍、アルゼンチン統合海軍基地に駐留へ)
金曜日(4/5)の早朝、ハビエル・ミレイ大統領と米南方軍(SouthCom)司令官ローラ・リチャードソン大将は、この南米の国の最南端の都市ウシュアイアで会談を行なった。 / 両国の軍関係者を対象とした演説の中で、極右政治家ミレイは、米国およびその同盟国と「戦略的同盟」を築く意欲を改めて表明し、米南方軍が「統合海軍基地」に参加することを示唆した。 / アルベルト・フェルナンデス政権(2019~2023年)によって当初提案されたこの海軍基地には、船舶の修理と補給のための港が含まれる予定で、これは南極に最も近い施設であり、「白い大陸への玄関口」となるだろうとミレイは語った。 / 南軍司令官のパタゴニア訪問は、アルゼンチンの著名人たちからの批判を引き起こした。極右大統領の米国国益への従属を浮き彫りにした、と。

teleSUR Published 4 April 2024 (写真: teleSUR)
Argentines on National Strike Against Milei's Education Policy
(アルゼンチン: ミレイの教育政策に反対して全国ストライキに)
木曜日(4/4)、多くの学校教師と大学教授が、ハビエル・ミレイ大統領と彼の公教育政策に反対する全国ストライキを実施する。 / 具体的には、最低給与の設定交渉の再開、全国教員奨励基金(FONID)の返還、退職者の年金購買力の保護を要求している。 / 全国ストライキは、「アルゼンチン共和国教育労働者連盟(CTERA)」と「全国大学教員連盟(CONADU)」が呼びかけた。 / アルゼンチンでは高インフレが続いているにもかかわらず、教師たちは昇給を受けていない。
【「ラテンアメリカの革命的大衆闘争」(2024.04.05 Friday)に全訳あり】

teleSUR Published 3 April 2024
Gen. Richardson Visits Argentina to Secure SouthCom Projects
(リチャードソン将軍、米南方軍のプロジェクト確保のためアルゼンチンを訪問)
火曜日(4/2)の夜、「米南方軍(SouthCom)」のトップであるローラ・リチャードソン将軍がブエノスアイレスに到着した。ハビエル・ミレイ大統領政権の高官と地域防衛における協力を深めるために会談する予定である。 / リチャードソンは、「米南方軍」がすでに進出しているネウケン州に、〝人道的基地″の設置を提案している。 / 社会学者のJuan Olssonは、リチャードソンのこれまでの発言から、サウスコムのリーダーがアルゼンチンを訪れたのは、中国の存在に対する米国の懸念があったからだと振り返った。 / 「リチャードソンのアジェンダのもう一つの中心軸は、米陸軍工兵隊を通してパラナ川に対する米国の支配を保証することである。それは、この地域の主要な食料の出口を管理し、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジルに関わる交通をコントロールすることを意味する」と、Olssonは述べている。また、米国はパラナ川のリマ港とタンベス港における中国の存在感を消し去ろうとしている、と付け加えた。

Peoples Dispatch March 29, 2024 by March 29, 2024 by Peoples Dispatch
Argentine diplomats expelled from Colombia following explosive comments by Milei
(アルゼンチン外交官、ミレイの爆発的発言でコロンビアから追放)
アルゼンチン大統領は、CNNのインタビューで、コロンビアのペトロを「テロリストの暗殺者」、メキシコのロペス・オブラドール大統領を「無知」と呼び、イスラエルはガザで「いかなる過剰行為」も行っていないと宣言した。 / コロンビアの大統領を「テロリストの暗殺者」と呼んだミレイの爆発的な発言に対し、コロンビア外務省はアルゼンチンの外交官をコロンビアのボゴタにある大使館から追放すると発表した。 / ミレイの爆発的な発言は、コロンビアの大統領だけに向けられたものではない。CNNのインタビュアーは、メキシコのAMLO大統領がミレイについて「厳しい言葉」を述べたことに触れ、アルゼンチン大統領は「ロペス・オブラドールのような無知な人間が私の悪口を言うことは、私を高揚させる」と述べた。 / まだ放送されていないインタビューのもうひとつの部分は、イスラエルのガザに対する大量虐殺戦争に関するミレイの見解についてである。この強固なシオニストはこう宣言した。「イスラエルはいかなる過剰行為も犯していない」と。 / インタビューの全容は、この日曜日3月31日に放送される予定だ。

teleSUR Published 29 March 2024
Argentine Public Union Denounces Over 10,000 Layoffs
(アルゼンチン公共労組、1万人以上の解雇を糾弾)
木曜日(3/28)、「国家労働者協会(ATE)」は、ハビエル・ミレイ大統領がこれまでに1万人以上の労働者を解雇したと報告した。 / 公共労働者は、4月3日にアルゼンチン全土でストライキ、集会、動員を伴う「全国闘争の日」を開催する。労働者の決定は、国家予算削減計画の一環として、行政機関の約7万人の雇用を削減すると述べたミレイの最近の発言に対するものである。 / ミレイは、2023年12月にアルゼンチン大統領に就任して以来、アルベルト・フェルナンデス政権時代(2019-2023年)に作られた数千の雇用を取り消すことに力を注いできた。そのために、彼は省庁、事務局、企業を閉鎖してきた。 / 2023年1月時点の公式データによると、国家公務員は33万3,853人で、うち22万4,072人が国家行政に、10万9,781人が国有企業に雇用されている。

teleSUR  Published 28 March 2024
Argentina: Extreme Poverty Rises to Highest Level Since 2005
(アルゼンチン: 極度の貧困が2005年以来の高水準に上昇)
2023年末、15歳から29歳のアルゼンチン人の47%がすでに貧困状態に。 / 水曜日(3/27)、国立統計調査研究所(INDEC)は、アルゼンチンの都市部における極度の貧困率が2023年後半には11.9%に達し、2005年以来最も高い割合を示すという報告書を発表した。 / 2023年下半期と比較すると、基本的な食料需要さえ賄えない人口部門を示すこの割合は3.8ポイント上昇した。 / 2023年下半期の貧困率は41.7%で、前期より1.6ポイント高く、前年比2.5ポイント上昇し、2020年下半期以来の最高値を記録した。 / 報告書は、アルゼンチン人4,600万人のうち2,950万人が集中している最も人口の多い31の都市中心部における生活水準を考慮に入れている。 / 2023年、消費者物価指数は211.4%上昇し、世界で最も高いインフレ率となる。その中で、貧困ラインを示す食料とサービスの基本バスケットの値は225%上昇した。 / しかし、極貧ラインを示す食品バスケットの増加率ははるかに高く、258.2%上昇した。 / インフレに加え、アルゼンチン経済は1.6%縮小し、質の高い雇用はほとんど創出されず、非正規雇用と自営業が高水準に達している。この後の2つのグループでは、所得が低く、インフレとの競争に明らかに負けており、多くの人々が貧困に追い込まれている。 / 2023年には、賃金は、登録民間部門で165.8%、非正規民間部門で115.3%の上昇で、購買力は大幅に低下する。2023年後半には、家計所得が69%上昇する一方で、商品・サービスバスケットのコストは75.8%、食料バスケットのコストは81.6%上昇した。 / 現在、14歳未満の子どもの58%が貧困状態にあり、国の子どもや青少年の19%は基本的な食糧需要さえまかなうことができない。若者は2番目に脆弱なグループである。15歳から29歳のアルゼンチン人の47%が貧困で、14%が生活困窮者である。 / 2024年に関しては、インフレ率が2月に前年比276.2%に達するなど、非常に高い水準で推移しているため、社会指標の見通しは明るくない。


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