レポやっちゃいます。
レポートという名のフィクションですが。
今回のレポはおいらの高校からの大親友であるかずを伴って行ったときのことを克明かつ曖昧に書いてしまおうと思っております。
まず、このかずという人物の紹介をさせていただくと、見かけは非常にいかついと言いましょうか、近寄りがたい感じがするんですね。
和柄の洋服に身を包み、サングラスをかけ、ほほには縦に傷が入り、小指がありません。簡単に言ってしまえばやくざということになります。
まあ、百歩譲って彼がヤクザではないとするなら、彼は組織を形成して暴力を背景に職業的に犯罪活動に従事し、収入を得ているもの、ということになりますね。
もちろん、彼の家の電話番号は市外局番から893で始まり、町の人からは地回りとして人気者です。
え?大事なことを言い忘れてる?中身はって?
ちょっと何言ってかわかんりませんね。
このかずというマル暴を分かりやすく紹介するために中国人に例えてみると、華 洲という人になります。
華洲。1887年生まれ。後に中国国民党を率いて旧日本軍と抗日運動を繰り広げる。
1948年に中華民国の総統となるがのちに台湾の台北へ遷都。
そういえば、その筋の人みたいな無頼漢である華洲のことをさきほどならず者のごろつきと言いましたがそんな言い方はあんまりですよね。日本人ではないわけですから、マフィアという呼び方のほうがよいですよね。
続く。