地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

【耐え忍ぶ】香港の民主化運動の底流にあるキリスト教価値観

2014-10-08 18:46:41 | 今日の御言葉
http://m.blogs.yahoo.co.jp/fruitdaifuku2000/67546657.html




【指揮者によって。ダビデの詩。】

主を、わたしは避けどころとしている。
どうしてあなたたちはわたしの魂に
言うのか

「鳥のように山へ逃れよ。

見よ、主に逆らう者が弓を張り、
弦に矢をつがえ
闇の中から心のまっすぐな人を
射ようとしている。


世の秩序が覆っているのに
主に従う人に何ができようか」と。



主は聖なる宮にいます。


主は天に御座を置かれる。
御目は人の子らを見渡し
そのまぶたは人の子らを調べる。


主は、主に従う人と逆らう者を調べ
不法を愛する者を憎み

逆らう者に災いの火を降らせ、
熱風を送り
燃える硫黄をその杯に注がれる。


主は正しくいまし、恵みの業を愛し
御顔を心のまっすぐな人に
向けてくださる。


「詩編」 11編1-7節
旧約聖書 新共同訳




わたしは罪深い人間です、
と自分では言うけれど、

だれか他の人にそう言われると、
憤慨するでしょう。


もし、いわれのないことで
非難されたら、
苦しむかもしれませんが、

どんな小さなことでも、
事実に基づいて罰されると、
それが当然である場合、
わたしはもっと傷つくでしょう。

自分の欠点が人々に知られることを、
喜んで受け入れなくてはなりません。


マザーテレサ
(マザーテレサ『日々のことば』より)




https://mobile.twitter.com/landmark128/status/461308962797670400/photo/1


★香港の民主化運動の底流にあるキリスト教価値観 - WSJ

◆ウォールストリートジャーナル日本語版 2014年10月3日




▲香港教区のジョセフ・ゼン枢機卿は先月24日、政府建物前でデモ参加者に語りかけた stringer/hongkong/Reuters

今、民主化を求める抗議活動が香港を揺るがせている。しかし、その底流には、かなり昔から存在する別の緊張関係がある。キリスト教と中国共産党の関係だ。

香港の教会はデモ参加者に食事や宿泊場所を提供するなど、抗議活動のなかで目立たないが重要な役割を担っている。抗議集会の主催者や支持者のなかには、その運動のインスピレーションとしてキリスト教的価値観を挙げる人もいる。

学生グループの17歳のリーダー、「占領中環(オキュパイ・セントラル)」の3人の指導者のうちの2人など、主な抗議グループの発起人たちのなかには少なくとも3人のキリスト教徒がいる。そうしたグループの発起人の1人は聖職者であり、香港のカトリック教会の元司教も強く支持を訴えている。

教会は香港社会に深く根を下ろしており、宗教が厳密に管理されている中国本土とは対照的だ。カトリック教会がその旧植民地に足掛かりを築いたのは1841年、英国が中国から香港島の領有権をもぎ取ったまさにその年のことで、その他のキリスト教宗派も間もなく入ってきた。以来、キリスト教教会は香港の市民感覚の一部となってきたのである。

抗議活動は、具体的には香港での民主的選挙を求めているが、香港に対する影響力を強めている中国の共産主義政権から文化を守るためのより広範な闘争とみる向きもある。祈りの集い、十字架、路上で聖書を読むデモ参加者など、キリスト教は抗議活動の目立った要素となっている。

その一方で、香港政府の上層部や企業トップの一部にもキリスト教徒がいる。香港政府ナンバー2の林鄭月娥(キャリー・ラム)氏、元行政長官の曽蔭権(ドナルド・ツァン)氏は共にカトリック教徒である。

2009年にカトリック香港教区の司教を引退した陳日君(ジョセフ・ゼン)枢機卿は、民主化のための闘いは「われわれの社会における文化全体、生き方そのものの問題だ」と主張する。



▲香港中心部で抗議が行われるなか集会を開くキリスト教団体 Paul Beckett/The Wall Street Journal

ある神学校の、冷房の効いた建物の中で語った陳枢機卿は、梁振英行政長官を通じた中国政府の影響力が「現在中国を支配している文化、虚偽や不正の文化、精神的価値の欠如といったものを香港にもたらす」と指摘した。「それがやって来るのは目に見えているので、われわれは抵抗しなければならないのだ」。

キリスト教徒と中国政府のあいだの溝は埋めようがないとみる向きもある。香港中文大学の政治学の教授で抗議活動の支援者でもあるジョセフ・チャン氏は「キリスト教徒は本質的に共産主義者を信用していない。共産主義者はどこであってもキリスト教を抑圧する」と指摘する。

香港の主要な教会組織は占領中環運動に対して概ね中立的な立場を取ってきた。カトリック教会の司教、湯漢(ジョン・トン)枢機卿は9月29日に短い声明を出し、香港政府が「機動隊による実力行使に関して自制心を」働かせることを強く求め、デモ参加者には抗議を表明する上で「落ち着く」ことを呼びかけた。香港の英国国教会の広報担当者は7月に、われわれが教区民に違法行為を奨励することはないと述べた。

しかし、デモ参加者を援助している教会もある。香港のクリスチャン・アンド・ミッショナリー・アライアンス教会の胡志偉牧師は、香港に約1400あるプロテスタント教会の半分以上が、その運動を支援するための専門グループを組織したと見積もっている。「われわれには集団での祈りがあり、現場でクリスマスイブにやるような讃美歌の合唱をするデモ参加者がいる」と胡牧師は言う。

中国本土では宗教団体を監視、管理するために複数の政府機関からなる複雑な官僚制や国が認可した宗教団体を設置してきた中国政府にとって、香港の抗議運動にプロテスタント教徒やカトリック教徒が関わっているという事実は、さらなる懸念材料となっている。

香港の教会は長きにわたって中国でキリスト教を広めようとしてきた。その信者の急増で中国政府の指導部を慌てさせた福音主義キリスト教を広める手助けをしたのが香港を拠点とするプロテスタント教徒の牧師たちだった。

2013年の政府の統計によると、人口約720万人の香港にはおよそ48万人のプロテスタント教徒と36万3000人のカトリック教徒が住んでいるという。人口の大半を占めるのは、仏教徒と道教徒である。香港人の多くは大きなネットワークを持つカトリック系、プロテスタント系の学校で教育を受けてきた。

抗議運動のリーダーたちの中にもそうした人物がいる。今回の民主化デモの顔とも言える17歳の学生運動家、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏は、プロテスタント教会が後援するトップクラスの私立学校で教育を受けた。現在は大学生の黄氏だが、2012年に「スカラリズム」という運動を率いて学校の授業に愛国教育を導入しようとする香港政府の計画を挫いたときには、まだ15歳の匯基書院(東九龍)の学生だった。

http://m.jp.wsj.com/articles/SB11102303130114484576704580191532964498398?mobile=y






★香港政府打つ手なし 民主派「雨傘革命」 デモ参加10万人超か 1日の「国慶節」焦点

◆産経新聞 2014年9月30日 23:03



▲香港島の繁華街、銅鑼湾(コーズウェイベイ)の路上で座り込みを続ける学生らの傘には「香港は自ら救う」との文字∥30日午後(河崎真澄撮影)

【香港=河崎真澄】

香港で「真の普通選挙」を求める民主派の学生や市民による抗議デモは、3日目となる30日も幹線道路を占拠して続いた。地元紙はデモ参加者が最大で10万人を超えたと伝えた。今月1、2の両日は、香港でも中国の国慶節(建国記念日)の祝日で、参加者が増える可能性がある。解決に有効な手立てを打ち出せない香港政府は、事態収拾を急がせたい中国政府の意向との板挟みにあっている。

 「私たちが大人になったとき、香港の民主社会が失われてしまわないよう、今はっきり主張したい」

 香港島の繁華街コーズウェイベイ(銅鑼湾)の幹線道路上で30日、同級生らと座り込みを始めた女子中学生(3年)の姚さんは制服姿のままこう言った。香港の選挙制度の民主化要求を発端とした抗議デモは、中学生まで参加者の幅を広げた。

 最高気温が34度にもなった市内中心部で街頭占拠を続ける学生らは、中国側に選挙制度改革案の撤回を求めたり、梁振英行政長官の辞任を求めたりするメッセージを、傘に貼り付けて訴えた。地元紙は、警官隊が使用した催涙スプレーや催涙ガスに対し、学生らが傘を開いて防御したことから今回のデモを「雨傘革命」と呼び始め、傘が運動の象徴になってきた。

 金融街のセントラル(中環)に近接するアドミラリティ(金鐘)などの路上では、学生らが長期化を想定して救護スペースや食料などの供給基地を相次ぎ設置し始めた。金融市場も休みとなる今月1日以降、金融機関が集中するセントラルでの本格的な街頭占拠が起きるかどうかが焦点だ。

 こうした中で梁長官は30日の記者会見で、多くの銀行で支店業務が休止状態となるなど経済面や市民生活に大きな影響が出ているとして抗議デモを批判。一方で事態収拾まで時間がかかるとの見通しを示し、香港政府が手詰まりになっている問題を認めた。香港警察は9月29日から強制排除などの措置を控えている。

 中国政府は香港の金融市場が再開する今月3日以降もデモが続けば、国際金融センターとしての香港の機能が低下しかねないと懸念。同時に香港のデモが中国内の民主派や反体制勢力を刺激することを恐れ、早期の事態収拾を香港政府に命じているもようだ。しかし催涙ガスによる強制排除に失敗した香港政府は次の一手を打ち出せないままだ。

 香港政府は1日に予定していた式典の花火打ち上げの中止を決めている。


(2014.9.30 23:03)



▲『ヤバイ中国』渡邉哲也 (写真)

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