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映画「隠された秘密」

2006年02月07日 | 映画
最近見た映画の中で2本ほどフランス映画を観たのだが、どちらもアルジェリア人が関わっている。フランスへの移民はアルジェリア人が一番多く、昨年のフランス郊外の若者の暴動も記憶に新しい。
まず1本は「愛よりも強い旅」で、パリに住むアルジェリア人移民の3世が、行った事のないアルジェリアへ旅をするロードムービー。そしてもう1本が、今回の「隠された秘密」だ。この監督は、「ピアニスト」でカンヌのグランプリを受賞したミヒャエル・ハネケ。今回はどうショッキングシーンを料理するか。

主人公はフランス人の文学評論家(ダニエル・オートウィユ)。ある日、家の前をずっと撮影したテープと気味の悪い絵が、玄関に袋に置かれており、家人(ジュリエット・ビノシュ)は不安を募らせて行くという内容。
主人公が犯人だと疑うのが、子供の頃家にいたアルジェリア人使用人の息子なのだ。

この映画は一応サスペンスとうたっているが、映画賞の人道賞を受賞しているから、テーマは犯人探しでないことが最後にわかる。だから、犯人は誰よ? 主人公はどした? と思っていると、「あれ?」という感じで終わってしまうのでそのつもりで。
ゴールデンウィークに公開予定だそうだ。

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