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ネクスト (映画)

2008年04月12日 | 映画
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映画「ネクスト

いやー、迫力ありました。原作は「ブレード・ランナー」「トータル・リコール」「マイノリティ・リポート」等を書いた大人気SF作家フィリップ・K・ディックだと聞けば、どのように料理されているのかなと、興味津々で行って参りました。

この映画はK・ディックの書いた短編「ゴールデン・マン」が原作。ストーリーはたった2分だけ、しかも自分に関わることのみという限定つきで、未来が見える予知能力者、クリス・ジョンソン(ニコラス・ケイジ)がおり、運命の女性をどう恋人にできるかに没頭している。片や、FBI捜査官のカリー・フェリス(ジュリアン・ムーア)は、テロリストグループの仕掛けた核爆弾を探すため、クリスの千里眼を利用しようとするという主筋。

時間的考察に若干矛盾はあるものの(思考した時間、夢の扱い…)、主人公が最初からFBIへの協力にOKではないために、追いつ追われつするスリリングなチェイスや、途中見せ場となるモーテルのシーン、グランドキャニオンの雄大な自然など迫力満点です。
特にアクションは『007/ダイ・アナザー・デイ』などのリー・タマホリ監督ならではの迫力かな。

そして前半のお楽しみに、あの「刑事コロンボ」でお馴染みのピーター・フォークが、仮面ライダーで言ったら“おやっさん”的存在で出ているのがご愛嬌。

とにかくラストまでは行きつ戻りつ目が離せません。そしてラスト。ちょっとK,ディック原作で、G.シニーズ主演の「クローン」に似ているなーと思ったけど、まだまだ本ラスまであります。
エンドロールも逆回し。まずは観ての御楽しみー!

「ネクスト」
4月26日(土)より 丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー
原作:フィリップ・K・ディック「ゴールデン・マン」(ハヤカワ文庫)
監督:リー・タマホリ、出演:ニコラス・ケイジ/ジュリアン・ムーア/ジェシカ・ビール/ピーター・フォーク 上映時間:95分


   





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