ワイルド作品がちらりと織り込まれていて、ファンにはたまらないですね。「オスカー・ワイルドの肖像」「ウインダミア卿夫人の扇」「サロメ」。
それから、当時の衣装の素晴らしさ。特に男性陣のスーツ&アスコットタイの格好良さが再現されていてこれもまた見事。
ストーリー的には普通の家庭を持つワイルドが、1人の貴族青年と恋に落ち破滅していく良く知られた話を描いたものです。
その恋人役にまだ若く美しいころのジュード・ロウが扮していて、美貌はあるが、わがままで自堕落なイヤーな青年をはまり役といえるくらい演じています。(この当時批評した淀川先生は、日本では無名のイギリス人役者と言っているので、ジュード・ロウはまだ全然知られていなかったのだ。)
驚いたのは、冒頭1カットくらいなもんですが、ワイルドが街で見かけた美青年に目を奪われるシーン。この美青年、まだ日本では知られていなかったころのオーランド・ブルームではないですか。
ともかく、男色のイメージが強いワイルドですが、実はよき夫、よき2人の父親であり家庭人だった面がきちんと描かれているシーンもとても良いですね。
監督:ブライアン・ギルバート
出演:スティーブン・フライ、ヴァネッサ・レッドグレーブ、ジュード・ロウ
1997年イギリス作品1時間57分
それから、当時の衣装の素晴らしさ。特に男性陣のスーツ&アスコットタイの格好良さが再現されていてこれもまた見事。
ストーリー的には普通の家庭を持つワイルドが、1人の貴族青年と恋に落ち破滅していく良く知られた話を描いたものです。
その恋人役にまだ若く美しいころのジュード・ロウが扮していて、美貌はあるが、わがままで自堕落なイヤーな青年をはまり役といえるくらい演じています。(この当時批評した淀川先生は、日本では無名のイギリス人役者と言っているので、ジュード・ロウはまだ全然知られていなかったのだ。)
驚いたのは、冒頭1カットくらいなもんですが、ワイルドが街で見かけた美青年に目を奪われるシーン。この美青年、まだ日本では知られていなかったころのオーランド・ブルームではないですか。
ともかく、男色のイメージが強いワイルドですが、実はよき夫、よき2人の父親であり家庭人だった面がきちんと描かれているシーンもとても良いですね。
監督:ブライアン・ギルバート
出演:スティーブン・フライ、ヴァネッサ・レッドグレーブ、ジュード・ロウ
1997年イギリス作品1時間57分