空飛ぶ自由人・2

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NHK放送博物館

2024年11月21日 23時00分00秒 | 名所めぐり

前回の名所めぐり、愛宕神社のすぐ前にあるのが


NHK放送博物館

その名のとおり、
日本放送協会 (NHK)が運営する
放送に関する博物館。
1956年に開館し、
1968年、4楷建てビルとしてリニューアル。

なぜここにあるかというと、
ここ愛宕山がNHK発祥の地だからです。


前回の名所めぐりで紹介したとおり、
愛宕山は、東京で自然に存在する山で一番高いところ。
そこにラジオのアンテナを立てて放送したわけです。

入場無料。

入口で確認すると、
撮影は自由だが、
映像素材は撮影禁止という話でした。

放送に必要だった、
マイクやカメラ、受像機などが展示されています。

ラジオで始まった放送も、
テレビになり、
白黒からカラーへ、
ステレオ放送、ハイビジョン、デジタル化、衛星放送と
進化の過程が見られます。

昭和60年代の人が今のハイビジョンを見たら、驚くでしょう。

ラジオの本放送の開始は1925年7月12日、
テレビの本放送は1953年2月1日。

中2階は8Kシアターと体験スタジオ

海中との合成

ご覧のとおり。(顔の部分は加工。お面ではありません。)

バックは青。
最近緑のスクリーンの前で撮影することが多いようですが、
と訊くと、
ブルースクリーンの場合、
外人の目が青いので、抜けてしまうから、
グリーンを使うことが増えたそうです。
理論的には赤でも可能。
でも、そうすると、女性の唇がみんな抜けてしまいます。

ここはニューススタジオの体験コーナー

ご覧のとおり。

これも顔の部分は加工。

マジックミラーを使って、鏡に原稿を反射。
意外とアナログですが、
アテウンサーが書き込みをするので、
この方法がいいのだそうです。
アメリカで見たのは、カメラの前面ガラスに文字が出ました。

2階はテーマゾーン。

紅白歌合戦の優勝旗。

ドラマのセットの模型。

風の音を作る装置。

こちらは波の音。

3階は歴史。

初めてのテレビ映像実験。イロハの「イ」。

玉音放送

この録音盤の奪い合いがありました。

録音機の様々。

昔、秋葉原で番組の流出テープが売られていました。

こんなテレビも。

こういうテレビが茶の間に鎮座。

テレビ普及に貢献した街頭テレビ

ズームが出来る前は、レンズを切り換え。

当時の茶の間。

ビデオテープが登場。

その前に、相撲中継では「分解写真」というのがありました。

ビデオテープの編集機。

職人わざだったそうです。

今のハイビジョンカメラ。

4階はライブラリー

過去の映像素材が見られます。

ここで番組選択。

音楽番組を観ました。

昭和歌謡はやはりいい。
なぜなら、プロの作詞家、プロの作曲家によるものだからです。
その後、若者たちの自分の曲で、
過剰な言葉、メロディー不在の
石原慎太郎によれば、
「へたくそな日記みたいな歌」がはびこりました。

帰りは、この階段を下りて、

トンネルの脇に。

ちょっとした楽しいひと時でした。