Je vis ma vie 〜ありがとうの気持ちがあふれる社会へ〜

マーケティングの本質は「ありがとうの気持ち」の探求だと考えます。こちらで社会にありがとうの種をまく活動や想いを綴ります。

でも、百はある。

2017-06-26 | 子どもと学び
おはようございます。桑原です。
チームで子育てを考える中で
イタリア北部の小さな都市レッジョ・エミリア
で生まれた幼児教育の魅力を知りました。



戦後の大変な環境の中で
子どもたちの教育のために
街の人々が協力して建てた幼稚園

子どもの個性を尊重し生かすために
アートを通して
表現したい気持ちを自由にできる環境を
保護者も積極的に関わりながら築いてきたといいます。





レッジョ・エミリアアプローチの
教育理念と言われる詩を紹介させてください。


子どもには百通りある。

子どもには
百のことば 百の手 百の考え 百の考え方
遊び方や話し方
百いつでも百の
聞き方 驚き方、愛し方
歌ったり、理解するのに 百の喜び
発見するのに 百の世界
発明するのに 百の世界
夢見るのに 百の世界がある。

子どもには 百のことばがある
(それからもっともっともっと)
けれど九十九は奪われる。

学校や文化が 頭とからだをバラバラにする。
そして子どもにいう
手を使わずに考えなさい
頭を使わずにやりなさい
話さずに聞きなさい
ふざけずに理解しなさい
愛したり驚いたりは 復活祭とクリスマスだけ。
そして子どもにいう
目の前にある世界を発見しなさい
そして百のうち 九十九を奪ってしまう。

そして子どもにいう
遊びと仕事
現実と空想
科学と想像
空と大地
道理と夢は
一緒にはならない ものだと。

つまり 百なんかないという。
子どもはいう でも、百はある。

ローリス・マラグツツイ /田辺敬子訳



子どもの様々な表現に対して
「見る目と聴く耳」を持とうとみんなが向き合い
同じ目線でじっくりとコミュニケーションを取る

私が想い描く「チーム」のイメージに
とても近い価値観だと思いました。



大人だけではない
子どもも含めた「チーム」づくりを目指します!






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