Je vis ma vie 〜ありがとうの気持ちがあふれる社会へ〜

マーケティングの本質は「ありがとうの気持ち」の探求だと考えます。こちらで社会にありがとうの種をまく活動や想いを綴ります。

子どもの空耳を大切にするココロを考える

2017-08-30 | 子どもと学び
おはようございます。桑原です。

もうすぐ3歳の姪っ子 りーさん
最近、おしゃべりがどんどん増えています。

でも、まだ幼稚語は抜け切れていないので
聞き取りはなかなか難しく
対話していると沢山の気づきをくれます。



昨日は、バスごっこをして
うたを歌ってくれました。

)バスに乗って揺られてる!ゴー!ゴー!

ばすにーゆれてーねてるーゴー!ゴー!

…⁇


きっと、そう聞こえているんですね…

話し言葉とは違うリズムだし
言葉の要素が増えて長くなったので、
彼女なりに部分に分けて
知っている単語を組合せて
歌っているように感じました。

とにかく、
リズムに乗って歌うことを楽しんでいます。



ふと、モンテッソーリ教育講座で
提出したばかりの
レポート課題を思い出しました。


幼児にとって、大人のスピードは早すぎます。
そして、連続していて流動的なので
特に複雑な動作は分かりにくいのです。

でも、すべての複雑な動作には
連続してはいても
はっきり区別できる瞬間があります。


ひとつひとつの動作を正確に実行するために
それらの連続する動作を見分けることが
「運動の分析」で、
モンテッソーリ教師の重要なミッションです。


モンテッソーリ教育は
子どもは生まれながらにして
「自己教育力」を備えている

という考え方がベースになっています。

だから、子どもの「自己教育力」を引き出し
高める環境づくりを心がける必要があります。

そのひとつが、
「運動の分析」を踏まえ「提示」することです。
その時に、間違いを指摘する必要はありません。

子どもは、
何度も繰り返し楽しむ中で
必要に応じて誤りに気づき成長します。



言葉も同じなのかもしれないと思いました。



ばすにーゆれてーねてるー♪

を楽しむ時間も大切に育みたいと感じました。






対話の「環境づくり」を振り返る

2017-08-30 | 子どもと学び
おはようございます。桑原です。

土曜日に実施した「幼児からのこども哲学」
に参加いただいた保護者の方々から
何名かフィードバックしていただきました。



お家でも、皆さん「楽しかった」
と話してくれたとおっしゃっていましたが

年少さんの男の子のママから
質問がありました…

「どうだった?」と聞いても
「楽しかったー」言うばかり
彼には対話のレベルが高かったのでは?
と懸念されていました。



実際にファシリテーターとして接していて
自分の話をするだけでなく
絵本の読み聞かせタイムには
「お山座りすればいいんだよ!」
と みんなが絵本を見えるように提案してくれる
など、全体を考えた
思いやりある言動のお子さんという印象でした。

後半、集中力が切れて
お友達と騒いでしまうシーンもあったことから
彼にはまだ早いのか?と懸念されたようです。



集中力が切れる原因は
私の環境づくりの影響が大きかったと思います。


13名という人数は、
ひとりひとりとじっくり向き合うには多いです。

特に未就学児の場合、
自分と向き合ってくれた人に心を開くし

自分の思いを発信したい!が強いので
他の子のお話に耳を傾けるだけでは
発信したいエネルギーが溢れてしまいます。


子どもたちのエネルギーが
バランスよく発散できる環境づくりは
適正な人数でこそ成立すると痛感しました。



環境づくりは
モンテッソーリ教師の資質
にも通ずる大切な要素です。


よりよい環境づくりのために
日々勉強です。






〈告知〉睡眠で賢い子を育てる

2017-08-29 | 子どもと学び
おはようございます。桑原です。

さて、夏休みもあとわずかですが
明けてすぐ 9月3日 は何の日かご存知ですか?

私も最近知ったのですが
ぐっ(9)すり(3)とかけて、
睡眠の日
なのだそうです。

そして、その前後1週間が
睡眠健康週間!!
眠りについて改めて考えるときです。



日本は「睡眠負債大国」と言われていて
最近は、
メデイアでもよく取り上げられています。



その睡眠健康週間のラスト9/10に
私の睡眠習慣改善のお師匠ネムチカさんが
お子さんの睡眠について
「睡眠で賢い子を育てる」
というセミナーを開催します。


会場:グロースリンクかちどき 多目的ホール

お申込窓口



長ーいこと睡眠超問題児だった私が
睡眠改革に踏み切る決断をしたくらい
素敵な方です!



睡眠負債の可能性があるお子さんが
早くそのことに気づけるように
応援しております。

是非、お申込ください‼︎







防災力〜有事の際に必要な感染症対策〜

2017-08-28 | 日記
おはようございます。桑原です。

昨日、レジリエンスジャパン推進協議会主催の
市民公開セミナー 感染症バイオハザード
を聴講してきました。




恥ずかしながら、レジリエンスって何?
だった私…



英語のresilience
一般的には「(困難に)負けない」という意味

精神医学・心理学用語としては、
ストレスや逆境に直面したとき
それに対応し、克服していく能力


ここ数年は
「防災力」
といった意味で使われるようになりました。



そして、その「防災」の中で
意外と見落とされてきた「感染症対策」について
専門家と一般市民の接点となる会でした。



震災などの災害が発生した時
発生後1週間は外傷患者がメインになります。

が…
すぐに生活が復旧しないほどの災害では
1週間もすると感染症患者が増加していきます。


言われてみれば、そうですよね…

電気、ガス、水道といった
ライフラインが寸断され
物資も入手しにくくなったとき

歯も磨けなくなるかもしれません。

建物が崩壊したり、土壌が崩れると
普段は表面化されていないような菌や細菌が
ひょっこり顔を出したりするのです。



それなのに、防災グッズにも
感染症対応グッズは大概入っていません。

東京都の防災ハンドブック
「東京防災」でも、
感染症については丸っと抜けているのです。



有事にならないと気づけなかったであろうことに
気づいていなかったと気づく
1日でした。



大切なことは、正しい情報の共有と
それを踏まえて連携協力して対応することです。

個人個人ができることを確実に行えるように
普段から環境衛生について考えたいものです。



例えば、手の洗い方…
花王さんでは、ビオレUを使って
お子さんへの手洗い習慣のために
「あわあわ手あらいのうた
という形で啓発する活動をされています。


子どもには習慣化させようとしているけれど
大人はできていると言えるのか…?

大概、適当に済ませているのでは?


普段から環境衛生に配慮できていれば
有事のときもいつも通りやればよいだけ。

そんな習慣は大人もつけるべきだと感じました。



気づいたからこそ、広めていこうと思います。









どうしたら「友だち」になれるのかしら?

2017-08-27 | 子どもと学び
おはようございます。対話のアトリエ桑原です。

昨日、13名の子どもたちと
「こども哲学」をしてきました。
今日は、あえて何をしたかではなく
私の心の中を開示したいなと思います。



いつもは4〜6名との対話で
小学生が混ざって9名までは経験がありましたが

グロースリンクかちどきさんとの
コラボイベントでしたので、少しでも多くの方に
体験していただきたくて設定した
未就学児13名
は、かなりチャレンジングな人数です。

そこで、オブザーバーとして
心の友であるインターン仲間のシホさん
サポートしてもらいました。


信頼できる仲間の存在が
どれだけ私を支えてくれているか…
私のファシリテーションを
クロコとなって支えつつ、楽しんでくれたこと

子どもたちとの関係を築く前に
シホさんとのほっこりとした絆を感じていたら

子どもたちとの対話の中から
初めて会った子とはまだ「友だち」じゃない…
という言葉が出てきました。



「友だち」って何なのでしょうか?

いつから「友だち」になれるのでしょうか?

どうしたら「友だち」なれるのでしょうか?

私が友だちだと思っていても、
相手が友だちと思わないこともあるのでは?



こんな問いを考える時間になりました。



私は、
「楽しい時間」を共有することで
探求の共同体を築けるだろう…
という仮説の下
「楽しい時間」
を提供することだけを軸に計画してきました。



「楽しい時間」を共有したら
友だちって思えないかな?
途中から、そんなことを考えていました。



絵を描く時間には、
3つしかない鉛筆削りの取り合い
が勃発しました。

私がうっかり出してしまったから
「削りたい」
に夢中になる男の子が数名…



他の子が使いたいと言っても
「イヤだ‼︎」と独占したがる子…

使いたい!と、取り上げようとする子

どんなことがあっても手放さずに独占し続ける子

取り上げられて、悔しそうに涙を浮かべる子

取り上げられた友だちの悲しそうな顔を見て
取り繕うかのようにたくさん話しかけている子



私には、それぞれが
友だちと順番に使うこと
自分が使いたいという想いの狭間で
葛藤しているように見えました。

自我の芽生えから
脱自己中心性に向かう真っ只中
の子どもたちの様子は
とても愛おしいものでした。



子どもたちは、共に過ごす時間の中で
様々なことを感じて育っています。

数分後には、何事もなかったかのように
楽しそうに戯れていました。

なんて素敵な光景かしら…



終了時間はあっという間にやってきました。

「友だちになれて嬉しかった」
「笑いたい気持ち!」

そんな気持ちを共有しながら
お家に帰って家族とも共有してね!
と終了しました。




終了後、鉛筆削り事件の主役たちが
「またな!」
とカッコよく言ってくれました。


キュン‼︎



口々に「楽しかった」
と語る子どもたちと
友だちが形成される時を共に過ごせたこと
最高の時間でした。


もちろん、「友だちにはなっていないよ!」
と思っている子もいると思いますが…

それもまた、尊重したいと思います。