Je vis ma vie 〜ありがとうの気持ちがあふれる社会へ〜

マーケティングの本質は「ありがとうの気持ち」の探求だと考えます。こちらで社会にありがとうの種をまく活動や想いを綴ります。

小学生に見る「文化の敏感期」

2021-12-26 | 子どもと学び

おはようございます。

お読みいただきありがとうございます!

「モンテッソーリ教室 マヴィのおうち」を拠点に
幼児期から自立と協働を育むコミュニティづくりに取り組むママヴィの代表 桑原です。
 
 
2021年も残りわずかですね。
今年も様々な新しい挑戦をしましたが、
今、めきめきと成果を感じているのが
マヴィのおうち「小学生せんせい」の導入です。
 
 
小学校4年生のさーさんと、1年生のりーさん
従姉妹同士の2人に協力してもらい
今年の春からテスト導入してきました。
 
マヴィのおうちで、
土曜日キンダークラスのスタッフとして
2人がせんせいとして活動する様子を
都合の許す限り観察させてもらっています。




特に、1年生のりーさんは
去年までは、教室の中で活動の主役だったのが
今は完全に脇役。
黒子と化して、
歳下のお友だちの活動を時にサポートし、
時に見守るのが役割です。
 
 
最初のうちは、
自分でやりたいことを見つけてしまい
自由にできない環境に悶々としている様子だった彼女も
歳下のお友だちのやりたいことに根気強く向き合う時間にやりがいを感じ始めるようになりました。
 
 
 
折り紙のプレゼントを作ってくれた子に
「何かお返しがしたいんだけど、
 ◇ちゃんがまだ作ったことがないものを
 作ってプレゼントしたら
 ◇ちゃんもやってみたいって思うかな?」
 
 
 
「教えてあげる」といった一方通行ではなく、
歳下のお友だちの自己教育力を
いかにして育むかについて
真剣に考えることを楽しみ始めました。
 
 
 
何より、彼女たちが貪欲に学ぶ姿は
眩しい限りで…
 
もはや、私がたくさんのことを学ばせていただいております。
 
 
 
 
そんな彼女たちが今一番熱くなっているのが
「百人一首」です。
 
今まで、一人無双状態だった中2のお兄ちゃんに
下克上を起こそうというのです。
 
 
 
 
わが家のお正月は
集まると「百人一首」が毎年恒例なので、
文字の概念を捉える前から
百人一首に親しんできました。
 
とはいえ、
 
上の句と下の句に分かれている不可解なカルタは、
文字が読めるようになってもなかなか難儀な代物です。
 
 
今年のお正月までは、上の句で取られると
「ズルい!」と言ってやる気を失っていたのですが、
「覚えたら勝てる」ということに気づいた模様
 
 
 
 
一覧表を眺めながら覚えている彼女たちを見て
意欲をさらに刺激する
新たなアイテムを投入してみました。
 
 
決まり字 五色二十人一首


かるたメーカーの老舗
「京都大石天狗堂」さんの
初心者向け百人一首です。
 
決まり字別に5色に色分けされているので
まずは1色20枚から。
遊びながら決まり字も意識できる優れものです。
 
 
 
思った通り、2人とも夢中になって楽しみ始め、
1週間もすると
60首くらいずつ覚えていました。


闇雲に覚えるよりも、
決まり字を意識することで勝てる確率が高まることにも気づいてきました。
 
 
 
せっかくなので、
百人一首の歌の意味や歴史の情報提供として、
「小学生のまんが百人一首辞典」も本棚へ


 
 
 
案の定、ちょっとした隙間時間を見つけては
まんが百人一首辞典を読んでいます。
 
 
決まり字で取れるようにと
独自の語呂合わせの覚え方を開発して
大爆笑していたり、
見ているだけでもとても楽しくなります。
 
そして、
 
「百人一首の敏感期」とでも言いましょうか…
 
私が何かを教えなくても、
百人一首に関するあらゆることに興味を持ち、自分で調べているので
会う度に知識が深まっています。
 
 
 
もはや、カルタ取りのスピードも
私に勝ち目はなくなりました…
 
 
 
小学生の学びの世界は、深化し続けています。
 
 
 
1月3日が本番です。
さて、どうなることやら…
 
楽しみで仕方ありません。




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こちらが後日談です。
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