カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

●アビシニアコロブスの赤ちゃん

2016年01月03日 | ☆動物園とか   

 新春おさるさんシリーズの第3弾は、「アビシニアコロブスの赤ちゃん」です。
 「アビシニアコロブス」という名前を聞いたことがないという方もいらっしゃるだろうと思いますが、サルです。オナガザル科のサルです。
 白黒の、印象的なルックスをもったサルなんだけど、赤ちゃんのときは真っ白けなのです。




 2009年9月21日の撮影です。
 この日は、カエサルが数十年ぶりで動物園に行ってみた日ということになります。生まれて初めてアビシニアコロブスを見たということになります。なかなか面白いサルだと思って見ていたんですけど、その間を何か白いものが動いているのです。
 それが、アビシニアコロブスの赤ちゃんだったんですね。もう、一発で魅了されてしまいました。
 カエサルは、この後、八木山動物公園に通うことになります。ゴリラのドン、チンパンジャーのポコ、スマトラトラのリップ・・・などもさることながら、アビシニアコロブスのおっかけをしていたと言っていいと思います。






 2009年10月3日、11月3日、12月1日の撮影です。
 この子は、名前も性別もわかりません。生まれたのは、たぶん、2009年の8月末か9月初めだと思います。生後2ヶ月くらいまでは真っ白けなんですけど、3ヶ月目あたりから体毛が黒くなってきます。
 でも、顔が黒くなるまでにはもう少し時間がかかるし、体が小さいので、どの子が赤ちゃんなのかはわかりますね。
 八木山動物公園のホームページには『八木山のアビシニアコロブス一家』というページがあります。
 このページによると、ロムルス(父)とアフロディーテ(母)の間に、ラクテン(2005生、四男)・シズカ(2006生、長女)・シンヤ(2007生、五男)・末っ子(2008生、性別不明)という4人の子供がいることになっています。長男・次男・三男については触れられていません。
 2009年生まれのこの子は、ロムルス・アフロディーテの第8子ということになるんだと思います。このカウント、なぜか、八木山動物公園でのカウントとずれてくることになります。






 2010年11月6日、11月30日、2011年2月20日の撮影です。
 最初に見たとき、あれ?また白くなった・・・と思ったんですけど、第9子が生まれたんですね。
 たぶん、2010年の9月末か10月初めに生まれたんだと思います。
 この子も、名前と性別がわからないままになってしまいました。






 2012年1月2日、4月27日の撮影です。
 第10子ということになります。
 名前はマナ、性別はメス、生年月日は2011年12月1日だそうです。
 3枚目の写真、名前などについての掲示ですけど、びっくりしました。
 2008年生まれの第7子、2009年生まれの第8子、2010年生まれの第9子については名前も性別もわからないままなのに、いきなりドスンです。
 こうしたところ、いかにも八木山動物公園らしいと言わざるを得ません。
 この子(マナ)が生まれたということは八木山動物公園のホームページにも出ていますが、「第9子」と書かれています。また、四男は鉄平、五男はタイガという名前になっています。でも、『八木山のアビシニアコロブス一家』というページはそのまま(四男:ラクテン、五男:シンヤ)です。






 2013年1月20日、2月5日の撮影です。
 第11子ということになります。もう、この頃になると、「あ、そう。また生まれたのね。」という感じでした。
 このときに名前・性別の掲示はなかったのですが、後になって、サオリ・メスということはわかりました。




 2014年4月15日、5月7日の撮影です。
 第12子ということになります。2013年12月17日生まれ・リゲル・メスなんだそうですけど、この子については、真っ白けの赤ちゃんだったときを見逃してしまったということになります。
 4月に来たときは、この掲示には気がついたのだけど、あえて探してみようとは思いませんでした。5月になって、ああ、この子がリゲルか・・・なんて思いました。
 ロムルスとアフロディーテは、12頭の赤ちゃんを生んだということになります。しかも、第2子からは11年連続ということになるらしいです。
 カエサルとしては、第8子の名なし、第9子の名なし、第10子のマナ、第11子のサオリ、第12子のリゲルを見てきたことになります。アタリマエみたいに感じていたんですけど、すごいことだと思います。
 でも、最後になってしまいました。


 2014年12月25日の撮影です。
 ロムルスがいなくなってしまいました。たぶん、亡くなったんだと思いますけど、確かなことはわかりません。どこにも出ていないのです。
 2014年7月にレッサーパンダの赤ちゃんが生まれて愛称を募集したのだけど、その参考資料として「八木山動物公園における動物の愛称一覧」というのがついていたんですよ。そこに、ロムルスの名前がなかったのです。
 何かの間違いだろうと思っていたんですけど、コロブス舎の中の掲示版でもロムルスの写真がなくなっていました。
 ちなみに、テッペイとタイガの写真もありません。これは、前からなかったのか、ロムルスと一緒になくなったのか、わかりません。
 テッペイとタイガは、『八木山のアビシニアコロブス一家』ではラクテンとシンヤという名前になっている四男・五男です。2013年の3月にかみね動物園へ異動したということが、かみね動物園のホームページに書いてありました。タイガは、2014年3月に亡くなったそうです。
 こうしたこと、八木山動物公園のホームページではさっぱりわからないんですよね。
 そうしたことを調べているうちに、2014年にいなくなったブラッザグエノンのモモ(母)と赤ちゃんは、かみね動物園に異動していたということがわかりました。てっきり死んじゃったんだと思っていたので、よかったよかったです。今年、最初の「よいニュース」ということになると思います。
 あのちびには、ゴマという名前がついたようです。


 2015年10月2日の撮影です。
 コロブス舎内の掲示の最新版ということになります。ここ数年、園内の掲示は着実によくなっていると思います。
 でも、アフロディーテについての説明に「なんと11頭のお母さん!」とあるのですが、カエサルのカウントでは12頭だと思います。なんか、スッキリとしません。
 それに、「マナ、サオリ、リゲル以外の子どもたちは他の園に引っ越していきました。」とあるのだけど、どんな子たちがいたのか、どこに行ったのかという説明も欲しかったですね。
 もっとも、そうしたことまで書いちゃうと、園内の掲示としてはゴタゴタしすぎちゃうかもしれません。だから、やっぱり、ホームページだと思うんですよね。『八木山のアビシニアコロブス一家』を更新して欲しいです。


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