カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

夏の蔵王(御釜)

2012年08月14日 | ★蔵王・松島など 

 先日、蔵王に行って来ました。
 春の蔵王(雪の回廊)は2年連続で行っているのだけど、夏の蔵王ということになると30年ぶりです。凍った御釜じゃなくて、エメラルドグリーンの御釜を見たいなと思っていたのです。
 それと、やりたかったのが、歩いて蔵王に登るということです。大黒天から刈田岳山頂まで 1.5km、カエサルにもできるんじゃないかと思っていたのですよ。やってみました。その途中で、御釜が見えました。


 大黒天を出たのは11時02分だったらしいです。実は、この日、腕時計を忘れちゃったんですよ。写真のデータを見ながら、ふーん、そうだったんだ・・・などと思っているところです。
 休み、休み、登りました。もちろん、蝶々が出てきては撮影、コマクサを見つけては撮影という感じだったわけですけど、山頂に着く前に御釜が見えるとは思いませんでした。ちょっと感激しました。
 最初の写真を撮ったのが11時54分、この写真を撮ったのが12時00分で、刈田岳山頂には12時20分に着きました。


 刈田岳山頂と展望サークルの間あたりで撮った御釜です。構図としては、いつも見慣れている御釜ですね。やっぱり、ここからの方が綺麗に見えますね。

 ここで、トラブル1が発生しました。雨がポツリと来たのですよ。まさかと思いました。予報では晴れるはずだったのだけど、山の天気はこわいですね。傘も持っていないし、どうしようかと思ったのだけど、たぶん昼時だろうし、とりあえず、レストハウスの食堂に入ることにしました。
 そこで、トラブル2が発生しました。食堂で、注文したのを忘れられ、1時間以上も待たされることになったのですよ。食事を終えたのは14時近くになっていました。


 昼食後、熊野岳の山頂を目指すことにしました。刈田岳まで登るというのが第一目標で、熊野岳まで登るというのが第二目標だったのですよ。
 天気は相変わらずで、ポツリとは来るのだけど、それ以上は降りません。傘を差している人もいたけど、ほとんどの人は差していないという感じでした。でも、カメラが濡れるのは嫌だったので、デイパックの中に入れたままで登り始めました。写真は撮れなくてもいいから、とにかく熊野岳を目指してみようと思ったわけです。
 でも、登り始めたところで、熊野岳側からも御釜が見えるんだということに気がつきました。いつもの展望サークル付近からそれほど離れたところじゃないんだけど、かなり雰囲気が違います。カメラを取り出すことにしました。








 刈田岳から熊野岳に登って行く途中、御釜がずっと見えていたわけではありません。ちょっと登ると見えなくなって、またちょっと登ると見えるようになるという感じです。その度に、違う角度からの御釜を見ることができます。同じような角度でも、手前の風景が違っていたりします。面白かったですね。
 展望サークルから熊野岳山頂まで1時間くらいかかったのだけど、その間、10カ所くらいで写真を撮りました。途中、宮城県から山形県に変わるわけなんだけど、はっきり言って、山形県側からの方が御釜はよく見えますね。
 でも、どのアングルからの御釜がベストショットかというと、わかんないです。陽の位置、雲の状態、風の有無とかによって、違うんだと思います。それに、色でしょうね。カメラのホワイトバランスとかピクチャーコントロールとかによって違うんだと思います。そのへんのところが、カエサルにはわかんないです。今回の記事の写真も、修正をかけたり、かけなかったり、バラバラです。
 それにしても、蔵王の御釜っていうのは「誰が撮っても綺麗に撮れる」という定評のあるところですからね。その意味では、さすがだと思いました。凄いと思いました。難しいことを考えず、ケータイでシャメするだけでも、これくらいの写真は撮れちゃうんだと思います。

 刈田岳の頂上には30分くらいいました。蔵王連峰の最高峰を制覇・・・なんて言うとオーバーなんですけどね。しょせんは、ハイキングコースですからね。でも、カエサルとしては、満足感バリバリだったわけですよ。体の方もバリバリになってますけどね(笑)


 15時40分くらいに下山を始めて、15分くらい経ったところでの撮影です。右下の岩の位置からすると、1つ前の写真を撮ったのとだいたい同じところですね。
 ご覧の通り、霧が出てきています。まあ、登っている途中でも出ていたんだけど、御釜を覆い始めています。

 ここでこういう話をするのも何なんだけど、山中で発生する霧のことを「ガス」と言ったりするわけです。それ、やめて欲しいです。
 霧とか雲とかは「液体(リキッド)の水」であって、「気体(ガス)の水=水蒸気」じゃないですからね。


 展望サークルのところまで下りてきたのは16時25分くらい、御釜のところは真っ白けで、まったく見えませんでした。そこから刈田岳山頂に向かう途中、近くにいた人たちから「おお、見える。」という声が上がったのですよ。なるほど、見えます。撮ってみました。
 霧の外側からだと真っ白けで何も見えないんだけど、霧の中に入ってしまえばそれなりに見えるようになるという感じがしました。
 刈田岳山頂で休憩した後、下山を始めました。霧の中に突入していくという感じだったんですけど、どうということはありませんでした。道も木も草もはっきりと見えました。

 上り下りに要した時間をまとめておきたいと思います。体力には自信のない中年オヤジの足で、休み、休み、写真を撮りながらでの時間です。
 大黒天~刈田岳山頂(上り)・・・・・・80分
 刈田岳山頂~展望サークル(下り)・・・ 5分
 展望サークル~熊野岳山頂(上り)・・・60分
 熊野岳山頂~展望サークル(下り)・・・45分
 展望サークル~刈田岳山頂(上り)・・・10分
 刈田岳山頂~大黒天(下り)・・・・・・60分


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