タクシードライバー
おすすめ度
制作:1976年 アメリカ
原題:Taxi Driver
制作:マイケル・フィリップス ジュリア・フィリップス
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ポール・シュレイダー
出演:ロバート・デ・ニーロ シビル・シェパード ジョディ・フォスター
ここまできたら、ベッタベタにいきましょう!アメリカン・ニューシネマを代表する名作タクシードライバーです。モヒカン頭のデ・ニーロが拳銃をもってチャキーンっとポーズをとるシーンはとっても有名ですよね。
ベトナム戦争で兵役を経験したトラヴィス・ビックル(ロバート・デ・ニーロ)は戦争の後遺症がひどく、なかなか定職につけません。ようやくタクシー会社に就職できても、同僚となじめず孤立してしまいます。せっかくの休日に一緒に過ごすこ相手もいません。夜の街に出れば出たで、堕落した若者の姿が目について、不快感を覚えるのでした。
そんな彼も恋をします。大物政治家の事務所に勤めるベッツィー(シビル・シェパード)に一目惚れをするのです。やっとの思いでデートにまでこぎつけるのですが、何と彼は彼女をポルノ映画に連れて行くのです。当然彼女はかんかんです。どんなに取り繕っても彼女の怒りを鎮めることは出来ず、最後には彼女に対して逆ギレしてしまうダメダメぶり。
トラヴィスの病状はどんどん悪化していき次第に妄想を抱くようになります。「こんな廃退したした世の中を、自分が浄化しなければならない」と。ある日、少女(ジョディ・フォスター)が助けを求めてタクシーに乗り込んできます。トラヴィスは、売春婦の少女が仲介人に追われていると気づきますが、結局彼女は男に連れ去られて行きます。その後トラヴィスは偶然に少女と再会します。彼は、彼女に売春をやめるように説得をします。トラヴィスは彼女との出会いで「正義」に目覚めていきます…。
デニーロは、この作品で瞬く間に大スターとして世に知られる存在となります。このとき彼は、役作りのために数週間タクシードライバーとして仕事をしたそうです。さっすが「元祖ザ・役者バカ」です(笑)ジョディ・フォスターはこの作品で、アカデミーで助演女優賞にノミネートされ、本格派女優としての一歩を踏み出します。彼女は、このときのデ・ニーロとの出会いは女優として大きな転機となったと後に語っています。
そういえば、スコセッシもチョイ役で出演しています。未確認の方は是非探してみて下さい(笑)
・タクシードライバー@映画生活