ブリキの太鼓
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原題:DIE BLECHTROMMEL(独) DE TAMBOUR(仏) TIN DRUM(米)
制作:1979年 ドイツ・フランス
制作:フランク・ザイツ アナトール・ドーマン
監督・脚本:フォルカー・シュレンドルフ
原作:ギュンター・グラス
出演:ダーヴィット・ベネント マリオ・アドルフ アンゲラ・ヴィンクラー ハインツ・ベネント
ニュー・ジャーマン・シネマの名手フォルカー・シュレンドルフの大作ブリキの太鼓です。ぶっちゃけ毒々しいです(笑)絶対に何か食べながら見てはいけません。
舞台は第二次世界大戦のポーランド。主人公オスカルは3歳の誕生日にブリキの太鼓を母親からプレゼントされます。その日、大人の嫌な現実を目の当たりにしてしまい失望します。そして、成長を3歳で止めることを決意し、自ら階段から落ちます。それからオスカルは本当に身体的に成長が止まってしまうのです。そしてちょうどその頃から、太鼓を叩きながら奇声をはっするとガラスが割れるという不思議な力を手にします。戦争は次第に激化していく中、オスカルを取り巻く環境も大きく様変わりしていきます。
いやいやこれまたスゴイ作品ですよ。なんと言ってもこの作品はオスカル役のダーヴィット・ベネント君なしでは語れません。(役が役だけに、)この子は一体何歳なんだい??と気になってしょうがなかったんですが、何とこの当時若干12歳だったそうです(驚)びっくりデス!!あの表情!あの台詞!!あの目つき!!!本当はオッサンなんじゃ…。なんて思うほどでした。本当にあの難しい役を見事に演じていました。このダーヴィット・ベネントという役者さんは、1985年のトム・クルーズ主演の「レジェンド/光と闇の伝説」以降の足跡が良く分からないんですよね。もし、ご存知の方がおられれば是非教えてください。
ちなみに、この作品はフォルカー・シュレンドルフの同名小説のほんの序盤だそうです。読んだ友達が「面白かったよ」といっていたので、私も読んでみようかな、なんて思っています。
・ブリキの太鼓@映画生活