凡庸な私

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破壊

2015-06-11 22:46:51 | Weblog
尾木ママ「少年A」の手記「読めない」 センセーショナルな仕掛け感じる
衝動と云う、或る種、原始的な狂気に捕われた子供の頃の記憶が、動物的本能だったのかも知れぬ、とか思わせたのが18年前に起きた「神戸連続児童殺傷事件」で、殺害された小学男子の首が中学の校門に飾られ、犯行声明文を銜えた男子の口が耳まで切り裂かれて居た、との報道内容は猟奇的な江戸川乱歩作品を想像させ、現実社会に馴染む以前には他者の「痛み」に思いが至らず、スプラッター映像を娯楽として楽しめる者も存在する訳で、32歳に為った「少年A」が罪に相当する処罰を受けず、社会人として手記を書籍化(「絶歌」太田出版刊)して利益を得る事に附いては批難の声も多く、其れが許される社会では彼を「ダークヒーロー」として崇める次世代の出現が危惧されて居る。
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