
先日、何と無く寄った近所のCDショップで、「ウルトラQ」のDVDコレクターBOXを見つけて、即買いした。単品では以前から売られていたのを知っていたが、買う気がせず、レンタルショップで借りて観たりしていたのだが、何か物足らぬ感じがしていた。モノクロ映像を懐かしさだけで何時間も観続けるのは少し辛い。資料として手許に置きたい欲求があったので、BOXを見た時は買う事を迷わなかった。「ウルトラマン」登場以前は、怪獣映画はSF活劇ジャンルに含まれたものだったが、今ではこのヒーロー不在のスタイルを再現させようという声は聞かない。「ゴジラ」シリーズは新作を見る度に失望していたのだが、それは「何故ウルトラQの世界が再現出来ないのか」と、思わずにいられなかったからだ。私が知る限り、その世界を継承していると思えるのは、「ウルトラマン」でも「ゴジラ」でも無い。平成「ガメラ」三部作である。(こちらのDVDBOXは既に持っている)得体の知れぬ怪物。逃げ惑う一般大衆。破壊される都市。対応する自衛隊。首を突っ込む科学者。活躍する研究所員。そこに男勝りのヒロインが絡むところまで共通している。今後これ以上の怪獣映画を観る事は出来ないのではないか、とさえ思っている。
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