凡庸な私

時々思う事 個人的な趣味 印象に残った物の記憶

2006-02-13 04:43:14 | Weblog
臨時火山情報で入山自粛 富士山災対方針案 (共同通信) - goo ニュース 映画「日本沈没」がリメイクされるそうだ。原作になった小松左京氏の小説が発表されてから三十年以上経つ。高校時代に小説を読み、最初の映画も観た。SFという分野は私が生まれた頃に発生し、題材は日常生活の異変から、ナントカ惑星での宇宙船の冒険まで、と幅が広く、良くも悪くも「何でも在り」のキワモノ世界だった。それは現在も基本的には変わって居ないのだが、世間の方が慣れて行き、今はジャンル分けも為されていないかのように見える。「日本沈没」は当時の(日本の)SF界の頂点だった。小説も物語というより、資料を寄せ集めて、何処まで「もしも」を積み重ねれば、この日本という巨大な列島を海に沈める事が出来るのかをシュミレーションした仮説である。「もし○○が○○だったら」とは、子供でも考える。しかし、それを仮にも形にする為には知識と技術とエネルギーが必要だ。小松氏が「コンピューター付きブルドーザー」と、呼ばれる所以である。
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