凡庸な私

時々思う事 個人的な趣味 印象に残った物の記憶

音楽4

2005-10-22 04:33:43 | Weblog
フォークブームが頂点に達する頃、画期的な男が登場する。「吉田拓郎」である。デビュー時は例によってメッセージ色のある歌とコミックソング紛いを歌いつつ、深夜ラジオで若者相手に語るアンちゃん風のミュージシャンだったが「結婚しようよ」が売れた事で彼はテレビに出ないスターとなる。と思ったら婦女暴行容疑で逮捕されるなど、いろんな意味で注目を集めたわけだが、当時の若者が抱く閉塞感を打開しようともがくヒーローを彼に見たファンは多い。そしてフォークが商売になると知ったレコード業界はシンガーソングライターを積極的にデビューさせ、ミュージシャン達の自己主張は穏やかな物になって行き、歌謡曲と区別がつかなくなってしまった。それが「ニューミュージック」である。業界人が名付けたのだろうが。
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