今年も早くも三月。まだ風の冷たい日もありますが、日差しも明るくなり、会社を出る時間にもまだ空が明るくて嬉しくなります。各地で桜や菜の花といった春の花の便りも聞かれるようになりました。和菓子の世界もまさに春爛漫です。利休忌が過ぎて、菜花にちなんだお菓子も使用されるようになります。
三月の季節マメ知識
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今年も1ヶ月が過ぎ、早くも二月。今年は暖冬のせいもあるでしょうが、ふと春が近いと感じることがあります。東京では一月に一日も降雪がなく、これは初のことだとか。各地でも雪不足、滝が凍らないなど今だかつてない天候現象が続いているようです。過ごし易いことながら、どうも気分がのらないというところもあります。やはり冬は寒いのがいいような。
二月は立春、豆まき行事がありますね。今年は神社仏閣の豆まき豆拾いに . . . 本文を読む
新しい歳を迎え、干支“亥”やおめでたい和菓子がたくさん並んでいます。年末にはお年賀を買う人の多さに驚きました。私も初釜(年初に社中で集まるお祝いの茶席、稽古始めのようなもの)に合わせてお年賀に今年は俵屋吉富の干支羊羹と福笑い(豆の形をした桃山)を選びました。
年末には試しに虎屋の季節限定柚子ずくしを食べてみました。羊羹よりも柔らかく、柚子の香りが口一杯に広がってとてもおいしいものでした。さすが . . . 本文を読む
いよいよ今年も最後の月を迎えました。戌年、皆様にとってどのような年だったでしょうか。比較的温かい冬で、街のイルミネーションも随分早くから始まって、クリスマスや年末の実感が年々薄れていますが、NHK紅白の出場者発表を見たり、忘年会のお誘いがあったり、年末年始の仕事のやりくりのことを考えたりしていると、終わりなんだなあと少しずつ実感が湧いてきます。
お菓子の銘もこの間まで秋らしい雰囲気も残っていた . . . 本文を読む
霜月、茶の世界では風炉から炉に切り替え、新しい茶壷の口を切るおめでたい月、茶人のお正月です。
一般には今年も残すところ2ヶ月となり、立冬を迎え、冬の気が立ち、寒さが急に深まる時期、肌寒さに心もどこか寂しくなる季節ですね。
年賀状が売り出され、クリスマスツリーやグッズのコーナーも早々と始まり、来年の干支イノシシのデザインの置物やスタンプがあちこちで見られるようになりました。戌年の終わりの近いこ . . . 本文を読む
今年も早くも十月、残り三ヶ月となりました。神無月、日本の神様は唯一の神在月の出雲に大集合。月の美しい季節を迎えます。朝夕もすっかり涼しくなって夏の疲れも出やすい頃、体に気をつけて過ごしましょう。天高く空青し、運動会の声があちこちから聞こえてきます。
十月の季節マメ知識
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蝉の声から虫の音に、朝夕の風の涼しさに、秋の足音を感じる頃となりました。暑さから開放されて嬉しいやら、秋と聞くとなんだか物寂しいやら、わがままな私ですが、季節を大いに楽しむべく、食欲の秋、読書の秋を満喫したいと思います。
お菓子の世界も実りの秋、名月を思わせる銘ばかりです。
私は栗入りの和菓子が大好き。栗饅頭、栗羊羹、見た目には色気のない和菓子、私にはぴったりでしょう。皆さんは実りの秋、どんな . . . 本文を読む
八月。子供達は夏休みですね。徐々に秋に向けて、萩やススキといった秋の植物が出てきました。梅雨が長かったせいか、今年の夏はあっという間に終わってしまいそうですね。
八月 季節マメ知識
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八月の和菓子の銘:
琥珀、滝津瀬、玉すだれ、柚みぞれ、玉藻羹、初秋、水面、蓮根 . . . 本文を読む
七月になりました。今年も早いもので後半突入です。梅雨の中、合間の空に夏を感じるようになってきました。七夕もあり、ちなんだお菓子や夏らしい涼しげな銘のお菓子が増えてきました。
七月 季節マメ知識
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七月の和菓子の銘:
七夕、天の川、深山の雪、藻の花、岩もる水、うす . . . 本文を読む
六月になりました。衣替えに相応しい日差しの暑さでした。
入梅間近、お菓子の世界は早くもしっとり涼しい風情です。これからしっとりとした雨の風情を楽しみましょう。
六月 季節マメ知識
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六月の和菓子の銘:
貝拾い、竹流し、水無月、氷室、撫子、葛焼、水仙饅、ぬれつばめ . . . 本文を読む